呪霊じゃないです、神官幼女です。   作:かりん2022

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これで本当に終わりです。
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マシュマロもよろしくお願いします!
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蛇足(最終回)

「お帰りください」

「お帰りください」

「お帰りください」

 

 傑達は頭を下げて乞うた。

 

「だから、嫌だって。せっかく肉体を得られたんだから、楽しみてーの」

「あんたは……?」

 

 虎杖が不安そうに問う。

 

「俺の名、名前ね? んー。大滝。虎杖 大滝でいいや! よろしく兄貴! いや、パパかな?」

「えっ 遠慮します」

「まーまー、そんなこと言わないで♡ 空。傑。輪廻。俺に体をくれたこと、褒めて遣わす。他にも、いくつかして欲しいことがあるんだけど……良いよな?」

 

 ぎょろりと睨まれ、神官ズはこくこくと頷く。うーん。どうすんのこれ。

 

「まずは、俺の神官達を呼び出してもらえるかな。ほら、俺、細かい術苦手だからさ。あ! あと、美味しいものね! 宴だ宴!」

 

 ということで、呪専の隔離された一室で宴が開かれることとなった。

 

「【神様のお力を借りし神官達よ、神様顕現しちゃったから全員集合!】」

「【どうやって? なんか出来ちゃったんだよ】」

「【どこまで? とりあえずおいしい物持って全員来て!】」

 

 

 そして現れる、何か得体の知れない物を持って現れる得体の知れない人々。

 動物っぽいのもいるねー。面白い。

 異世界の重鎮らしき人達が泡を食ってバタバタしているのを見るのは面白い。

 いや、他人事じゃないんだけど、こうなったらもう楽しむしかないよね。

 

 最初、向こうも恐る恐るといった感じで人に触れてたけど、だんだん遠慮がなくなって、がっと抱きしめてキャラキャラと笑う。

 

「いやー、楽しい! 楽しい!」

「ははは、良かった……」

 

 はしゃぐ横で、ガリガリと計算する人々。言葉は一応、翻訳魔法でわかる。

 

「なんなのあの器、デカすぎるだろ、そして丈夫すぎるだろ。普通、肉体に顕現したら10秒で爆散するだろ」

「壊れるのに10年は掛かりそうですよ」

「10年も宴をするのか……」

 

 

「大滝様!! 何とぞ我が神殿へおいでませ!!」

「ええー!」

「いいんですか、大神官様!!」

「勝手に我が世界に神様をお誘いされるのは、いや、もてなしが不十分になりそうで……!」

 

 うーん。いろいろ愉快なことになってるね。

 

「俺、皆のところ、あっちこっち出かけたいなー。道案内してよ!」

 

 悲喜交々というか、困惑と拒否したい人達の方が割合多そう。

 

「でもまずは、この世界かなー。食い倒れしたい!」

「「「はい」」」

 

 傑、しっかり責任取ってね。

 食い倒れくらいで済むなら安い物でしょ。

 

「ふふ。傑。褒めて遣わす。何かお願いはある? あるよね?」

「いや、その」

「この星の全ての生きとし生けるものを術師に!」

「そんなこと望んでませんが!?」

「それって動物植物昆虫も入りますか?」

「もちろん! まーまー。遠慮しないで」

「遠慮してな……!」

 

 

 あ、終わった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

????

 

 

 

「ちょっと困ったことになったからなかったことにした! ごめんね傑、代わりに」

「何も望みません。お願いですから、食べたら帰ってください……」

 

 傑との押し問答はしばし続くのだった。

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