リクエストいただいたので続きを書かせていただいたのですが
大変申し訳ありません。
夏油TSしちゃった……。
追手を撒くには仕方ないって幼女ちゃんがいうので! いうので!(責任転嫁)
だ、大丈夫ですかね!?
ご期待に添えてない感じがバリバリするんですが!
一応書けたは書けたので、そっと放流します。
期待してお待ちくださっていた皆様には大変申し訳ないです。
「まず、我が神について語りましょうか」
落ち着いた場所で、幼女二人を寝かせ、私は言った。
「我が神は……そうね。滝が生き物になったようなものかしら。そして私達はお弁当について来るお醤油のキャップのようなバケツを持って滝の周囲を飛ぶ羽虫のようなもの。滝の飛沫の一滴を盗んで、奇跡を行うもの。だからこそ。良い? だからこそ、夏油傑。この力を悪用しては駄目よ」
「何故?」
「我が神の力のほんの小さな飛沫を受けただけで、私達の器はいっぱいになる。それほど偉大な存在の怒りを受け止められるほど、世界は強くないからよ」
「そこまで凄いのか?」
「そうよ。呪霊が弾けたのが見えたでしょう? あれは。神様に見られただけ。直視されたわけでもない、ただなんとなく視界に入ったぐらいの事でああなるのよ。私の眼の隈はね。神様になんとなく感知されているだけで、怖くて緊張して、眠れないからなの。蛇に睨まれた蛙状態がずっと続くのね」
「蛇に睨まれた蛙……」
「怖いし、緊張するし、眠れないし、気が狂いそうになるよ。耐えられる?」
夏油傑はたじろいだ。それでいい。考えることもなくノータイムでそれでいいと言っていたら、とても改宗させられなかった。
「君は、どうしてそこまでするんだ?」
「魔法が大好きで、夢見てたんだよ。それでやんちゃして生まれ変わってもこのまんま」
「生まれ変わっても……」
「やめる? 辞めるのも勇気だよ。そんな事しなくても、お兄ちゃん強いし」
「……いや。私は、それでも私は、力が欲しいんだ」
私は頷いた。
「今日はゆっくり休みなさい。穏やかな時間を過ごしなさい。安らぎに別れを告げなさい」
「わかったよ」
それから、幼女の世話は私が頑張るようにした。
まあ、今日だけはね。安らかにしてなさい。
翌日から修行を始めたのだが、襲撃や後輩からの説得などで進みが芳しくない。
「仕方ないから事故死を装います。術の失敗を演じるのです」
「それで誤魔化せられるかな」
「誤魔化します。夏油お兄ちゃんは適当にピンチを演出すればそれでいいので、お願いね」
ということで、呪詛師に襲われた際、夏油お兄ちゃんはピンチを演出してくれた。
「こうなったら……駄目! 破裂しちゃう!!」
そして、私は爆発を装って時移動の魔法を使った。5年ほど吹っ飛ばせばいいかな。
「うう……こ、これは一体……? ああーっ 女になってる!」
「ごめんね。そっちの方が都合がいいから。魔力による体質変化をした事で魔力を感じやすくなったでしょ? 女の子だと魔力耐性強いし。呪霊操術はしばらく使っちゃ駄目だよ」
「いくらなんでもこれは!」
「力を得る為には手段は選ばないんだよね?」
「う……!!」
「大丈夫。メロンパン倒したら元に戻すから」
こうして、認識阻害の術も併用する事で、私達はようやく静かに修行できる環境を手に入れたのだった。
そうして修行をしつつ、雌伏の数年が過ぎる。
修行の目星はついている。
物語の始まりの時期だ。ただし、受肉はさせない。