それでは紹介を見てください
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↑ミニキャラ全身
とある事情で英国に来た日本人。16歳。ある一族に仕えている。
特技は料理(姉から仕込まれた)と剣術。
得物は鍔付き木刀に隠した仕込み刀。(抜くコツがあるので日本警察にバレない)
19世紀末・日本
「千吾郎様。千滋です。」
「来たか」
千吾郎と呼ばれた老人は真剣な様子で部屋に入った青年、千滋に言う。
「お前を呼んだ理由はこれだ」
そう言って目の前に置いたのは血のような赤い液体が入ったガラスの小瓶。それを見た千滋は目を見開いた。
「
小瓶に入っている物はこの世にあってはならない物。それが今目の前にある事に千滋は驚いた。
「実は船から降ろされた荷物にあったのだ」
「えぇ!?」
千吾郎は続ける。
「すぐに持ってきたそいつを尋問(という名の拷問)をした。そいつが言うには英国で作られているそうだ」
「英国……日英関係を壊そうとする馬鹿なやつが居るということですか?」
千滋は「何やってんだそいつ」とばかりの表情で千吾郎に聞く。
「流石にそこまでは分からん。ワシら一族がやることは当然」
「変若水と
「そうだ!なので千滋!大至急英国へ向かえ!材料についてはお前に任せる!」
「はい!」
しっかりと応える千滋は急いで支度をし、英国へ向かうのだった。
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英国。大きな貴族の屋敷では若干13歳の伯爵家当主が先ほどのことを考えていた
「怪しい薬?」
その13歳の伯爵、シエル・ファントムハイヴは目の前に座る英国女王の執事、チャールズ・グレイとチャールズ・フィップス(二人合わせてWチャールズ)に聞いた。
「そう!最近、「裏」で怪しい薬が出回っているんだってー」
「詳しい内容はこの手紙にあります」
そう言ってフィップスは女王直筆の手紙をシエルに渡す。
『可愛い坊やへ 最近、怪しい薬が出回っています。飲んだ者は血を欲しがる吸血鬼のような症状が出て、中には灰になって死んだ者もいるそうです。しかもその薬を日本に密輸されたと分かりました。このままでは日英関係に亀裂が入り、日本人の方々は間違いなく憤激するでしょう。最悪戦争に発展します。なので至急この事件の解決を願います。 ヴィクトリア』
「分かりました。セバスチャン、すぐに調べろ」
「は」
シエルの後ろに待機している黒い執事、セバスチャン・ミカエリスが調べることになった。
「じゃ、頼んだよー」
そう言って二人は帰った。シエルが考えているのは訳がある。女王の手紙に書いてあった日英関係だ。
【19世紀の日英関係は歪です。英国船が長崎という都市にあるオランダ商館を襲撃したり、日本は英国軍艦を警戒し、あらゆる外国船を砲撃・追い返そうと法律も作りました。しかし年月が進むにつれ日英関係は少しずつ改善し(英国書記官や公使、日本の使節団の頑張りのおかげです)、英国人技術者によって日本最初の鉄道が開業、英国人船員が横浜で初のラグビー試合を開催するなどそれなりに仲が良くなりました】
「全く、ノルマントン号事件があったの忘れたのか」
「その通りですね」
「わぁ!?」
【なのに数年前の1886年、英国人船長や船員が白人客だけとともに救命ボートで脱出し、日本人乗客25人を置いていき、全員死亡するノルマントン号事件が起きました。当然日本人は怒り狂いましたので今回、あんな薬を日本に密輸するということは馬鹿がすることです】
「調べ終わったのか」
いきなり現れたセバスチャンに驚きつつ調査結果を聞くシエル。しかしだ。
「いえ調べていません。非常に不味いことが起きましたので」
「?」
バタバタ
「ああ!待ってくださいですだ!」
「今スマイルとブラックは仕事中なんだ!!…ってワイルドが言っている」
遠くから足音とメイドのメイリンと従僕のスネークの慌てた声が聞こえる。
バン!
「ハーイ伯爵いる―――――?」
「劉!?それと誰だ!?」
上海マフィア
「初めまして日本から来た不破千滋……あ、こっちじゃセンジ・フバだ。上流階級英語はまだ歪だから丁寧じゃないのは勘弁してくれ」
帽子を取り挨拶する千滋。劉は千滋のことを説明する。
「千滋くん、裏の子で日本に変な薬が送られてくるから調べに来たんだってー」
「この通り、とっくの前に日本人にバレていました」
「それを早く言え!!」