コト
前に置かれたのは緑色のケーキ。
「日本人の口に合う様に抹茶を混ぜたチーズケーキをご用意いたしました」
「おー。美味そうだな。ありがとな執事くん」
劉から名前を聞いてないのか「執事くん」と呼ぶ千滋。それを察したセバスチャンは自己紹介をする
「ファントムハイヴ家執事、セバスチャン・ミカエリスです。そしてこちらが私の主の」
「シエル・ファントムハイヴだ。それで千滋と言ったな?日本での被害状況はどうなっている?」
抹茶入りチーズケーキを食べている千滋に聞くシエル。千滋はフォークを置いた後、説明を始めた。
「俺の主が気づいたから出回ってはいない。主が持ってきた奴を拷問…じゃなかった尋問して作った奴は英国に居るってわかった」
「こいつ拷問って言ったよな」
「言いましたね」
「言ったねー」
さらりと拷問と言った千滋にシエルはドン引き。セバスチャン、劉は普通に言う。
「英国に着いてからは危ない薬に詳しい奴なら知っているだろうと思って裏の人間から聞き出した。そして「アヘン窟をしている劉なら知っているかもしれない」と聞いてな。会いに行った」
「僕はその薬は取り扱ってないから違う組織で作られているって分かったけどそれ以外は知らなくってねー。それで伯爵なら分かるんじゃないかって連れてきたの」
「そうか」
千滋はシエルと同じ事を考えて劉に会いに行ったのだ。
「千滋くん。その薬について詳しいみたいだから役に立つよ。それじゃ頑張ってね―――」
「劉、藍猫ありがとな」
帰ろうとする劉と藍猫にお礼を言う千滋であった。
「にしても……なぜ鬼が来るのですか」
「俺だって悪魔が執事してるなんて驚いてるぞ」
「何!?」
セバスチャンと千滋の言葉に驚くシエル。千滋が鬼。一体どういうことなのか
「セバスチャン!一体どういうことだ。千滋が…ムグ!?」
鬼と言う前にシエルの口を塞ぐ千滋。セバスチャンは千滋に「誰もいませんよ」と言った。
「それは良かった。シエル。大声で俺の正体叫ぶな。1人で行動しないといけないじゃないか」
「す…すまない。じゃない鬼とはどういうことだ」
シエルは大声で聞かないようにした。
「言った通りですよ坊ちゃん。私や
セバスチャンの説明にシエルは理解してくれた。実際、セバスチャンは悪魔。協力者だった男は死神でさらに