帰ってきたらD×Dだった件   作:はんたー

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映画見ました。
僕の最推しのキャラが先行登場して、しかもがっつり戦闘しててビビりました



プールと白龍皇です

イッセーside

 

 

 

「はー、危ない危ない……」

 

部長も朱乃さんもマジになりすぎだって……。力とかそういうのならば俺のほうが上のはずなのに、なぜか命の危機を感じたぞ。いや、本当に。

鈍い俺でもあそこまでされると何となくだけど察することができる。確かにさ、ハーレム好きの俺からすれば、美少女達の取り合いの的になるのは嬉しいんだけどさ、流石に激しすぎるよ。

そういえば、リムルも正妻戦争(ジハード)が起こるたび疲れたようにげんなりとしてたっけ……。

今ならば気持ちがよくわかる……。

つーか、なんで俺?

俺、これといって何かをした記憶がないんだけど……。

今出て行ってもあの三人の戦いに割って入れる自信がないし、現状何もできそうにない。

とにかく、ここにいて闘いが治まるのを待つとしよう。

そんなことを考えながら深いため息をつくと、不意に奥から人の気配を感じた。

そして向こうも俺に気付いたのか、奥からゼノヴィアが姿を現した。

 

「おや、兵藤一誠か。何をしてるんだ、こんなところで?何やら外が騒がしいようだけど……」

 

「……お前、まだ水着に苦戦してたのかよ」

 

「恥ずかしながらそうだ。似合ってるか?」

 

いくらなんでも手間取りすぎだろう。

そんなゼノヴィアの水着は標準的なビキニだった。

部長や朱乃さんのようにエロい水着というわけではないが、体の凹凸が強調されている。

あー、やっぱり、ゼノヴィアもいい体してるよな。キュッと引き締まった身体に割と大きなおっぱい。体型的にはソーカさんが一番近いかな?

そんな美女が谷間の強調されるビキニを着ている。

正直最高です。

 

「ああ、凄く似合ってるよ。そういえば、ミッテルトに聞いたけど、水着初めてなんだって?やっぱ教会って規則厳しいの?」

 

「そう……というより、私自身この手のものに興味なかったというのが正しいか」

 

ああ、確かに最初会った時、天真爛漫なイリナと違ってお堅い印象あったもんな。

いかにも委員長というか、規則に厳しいイメージがある。

もっとも、任務に対する柔軟さはイリナよりもゼノヴィアのほうが優れていたけどな。俺の協力に最初に賛成したのもこいつだし。

 

「だが、私も身の上が変わった以上、女らしい娯楽にも触れてみたいと思うんだ。そういうわけで、兵藤一誠。折り入って頼みがある」

 

「イッセーでいいよ。仲間なんだし。それで頼みって?」

 

おおかた女子らしいアクセサリーとかお店とか教えてほしいってところかな?ミッテルトとのデートでそういう店を訪れたこともあるし、お安い御用だろう。

この時まで、俺はそう考えていた。

 

「ではイッセー。私と子供を作ってくれ」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・?

何だ聞き間違いか?

よし、深呼吸しよう。俺は冷静だ。

 

「えっと、聞き取れなかったんでもう一回言ってくれない?」

 

「イッセー、子作りをしよう」

 

「はあ!?ななななな何言ってるんだお前!?」

 

「しー、大声を出しては外の者たちに気付かれる」

 

いや、大声を出すなって無理だろ!何考えてるんだこいつ!?

この子、頭大丈夫か?と思わず考えてしまった俺は悪くないと思う。あまりにも突拍子がなさすぎる。

 

「そうだな。順を追って話そう」

 

ゼノヴィアは語りだす。

彼女は元々キリスト教の本部、ローマで生まれ、幼少のころから神や宗教のために修行と勉学に励んでいたのだという。

 

「私は今までずっと信仰のために生きていた。主に仕え、主のために戦う。これが私の全てであり、夢や目標ともいうべきものだった。だが、悪魔となった今、私には夢や目標がなくなってしまったんだよ」

 

ふむふむ、なるほど。まあ、確かに価値観が完全に裏返ってしまったわけだから、そう思うのも無理はないか。だからなんで今の発言につながるのかは謎だが。

 

「神に仕えている間は女の喜びを捨てることにしていた。だが、現在私は悪魔。何をすればいいのかまるで分らなかったから、今の主であるそこでリアス部長に尋ねたんだ。そしたら……」

 

────悪魔は欲を持ち、欲を叶え、欲を望む者。好きに生きてみなさい。

 

「……と言われてね。そこで、私は封印してたものを解き放ち、それを堪能することにした。そして思い浮かんだのが女としての喜び、子供を産むことだったんだ」

 

原因は部長か。なんてことを言ってるんだあの人は……。いや、言葉自体は普通だし、真におかしいのはやはりゼノヴィアの発想か……。

 

「で、話は分かったけど、なんで俺なんだ?」

 

「不服か?私も女性としての体には自信があるのだがね……。この胸にしても、アーシアやミッテルトのそれよりも揉みごたえがあると思うぞ」

 

そういいながらゼノヴィアは胸を撫でる。そりゃ触りたいけどさ……。

 

「そういうことじゃなくて、なんで俺って話だよ!?俺、別にお前の彼氏じゃないし、そもそも彼女が別にいるしさ!?」

 

「君は素の状態でも十分すぎると言えるくらいに強いうえ、ドラゴンの力まで有している。私は子供を作る以上、強い子供になってほしいと願っているんだ。そこでイッセーが適任と思ったんだ。君が父親なら赤龍帝のオーラが子供に受け継がれ強くなるだろう。私はそう考えたんだ。そもそも、君は複数の女性を囲っているように見えるし、今更だと思うがね……」

 

べ、別に囲っているわけでは……。

そういいながらビキニを脱ぎ捨てるゼノヴィア。きれいなおっぱいがぶるぶる揺れている。

そして、ゼノヴィアはそのまま俺に抱きついてきた。

ヤバい!すごいいい匂いがする!

ゼノヴィアのおっぱいが俺の体に直に当たる!やばい、理性が持たない。

 

「私には男性経験がない。これから覚えていくつもりだが、今は性知識が豊富そうなイッセーに任せよう。君も初めてというわけではないだろう?」

 

た、確かにミッテルトと何度かこういうことしたことあるから、初めてというわけではないけどさ!?心の準備というものが!?

 

「さあ、私を抱いてくれ。子作りの過程さえちゃんとしてくれれば、後は好きなようにしてくれて構わない」

 

や、やわらかい!これだけで理性がはじけ飛びそうだ!駄目だ!耐えろ!耐えるんだ!

ここで押し倒すのは簡単だし、俺もゼノヴィアほどの美女とそういうことをしたいかといわれるとイエスと即答できる。だが、今はだめだ!

ただでさえボコボコにされることが確定してるんだから、今ここでこんなことすれば確実に殺される!

あ。魔力感知に反応アリ。どうやら気付かれたみたいだ。

 

ガチャリ

 

用務室の扉が開く。そこから現れたのは今、この場に来ていたミッテルトを除くオカルト研究部全員だった。

 

「これはどういうことかしら、イッセー?」

 

部長は笑みを引きつらせ、紅い魔力を薄く纏っていた。

 

「あらあら。ゼノヴィアちゃんずるいわ。私だってイッセー君とそういうことしたいのに、抜け駆けなんて……」

 

朱乃さんはいつものニコニコ顔だけど、バチバチと危険なオーラを発している。

正直怖い!

 

「イッセーさん、酷いです! 私だって言ってくれたら…………」

 

涙目でそう言うアーシア。怒ってるようだけど、一言いいたい。言ったらOKなんですか!?

 

「……油断も隙もない。やっぱり、イッセー先輩はドスケベです」

 

小猫ちゃんが半目で睨んでくる!まるで塵を見るかのような目だ。

ダメだ。言い訳が思いつかねえ。

ブラを外したゼノヴィアとそのゼノヴィアの両肩を掴む俺。

誰がどう見ても、そういうことをしようとしていたように映るだろう。

 

「どうした、イッセー。手が止まっているぞ。早く子作りをしよう」

 

おーい!ゼノヴィアお前は何を言ってるんだ?

その言葉をこのタイミングで言うんじゃない!

空気を読め空気を!

 

「「「子作り!?」」」

 

その言葉を聞いた瞬間、部長たちの目が変わる。

部長と朱乃さんはツカツカと俺に近づくと俺の腕を掴む。

 

「ぶ、部長?」

 

「わかってるわイッセー」

 

よかったどうやら悲しい誤解ということを悟ってくれたみたい……。

 

「私が悪かったのよ。只でさえ性欲の強いあなたを放置していたのだから。……でもね、子作りってどういうことかしら?」

 

だ、違う!

まずい。微笑んでるけど、目が笑ってない!

マジだ、マジでキレてる!

 

「そうですわね。どういう経緯で子作りをすることになったのか、詳しく教えていただきたいですわ。ねぇ、アーシアちゃん」

 

アーシアの涙目がさらにひどいことになっている。まじで今にも泣きそうだ。

 

 

 

グンッ!

 

 

 

 

 

突然の浮遊感が襲う。

見れば小猫ちゃんが俺の両足を持ち上げていた!

 

「……連行です」

 

どこに!?

一体俺をどうするつもりなんだ!

そうこうしているうちに俺は木刀を構えたミッテルトの目の前に連行された。

 

「みっ、ミッテルト!これには訳が……」

 

「わかってるっすよイッセー。魔力感知で何してたか、どういう会話があったのか、すべて聞いてたんで……」

 

それを聞いて首をかしげる部長たち。

そ、そうか!まだ部長たちの感知力では無理でも、ミッテルト級の魔力感知ならば音声まで拾える。これで誤解も解け……。

 

「イッセーが耐えてくれてたのはわかるっすけど、それはそれ。これはこれ。どっちみち()()()()()()()()()()時点で有罪(ギルティ)っすよ……」

 

・・・・・・・何も反論できない。

確かに普通にNoと断ればそれで済んだ話なのに、俺はただ我慢しようと身体を固くしていただけ。しかも、あのまま行けば、多分普通に押し切られてたかもしれない。俺のことだし、あの状況が続けばもしかしたら欲望に負け、俺のほうから襲う可能性だって否定できん。

それがわかってるからこその有罪判決。

救いはないのか……?

 

「なるほど、イッセーと子作りをするには彼女達に勝たねばならないのか。これは難易度が高いな。だが、それはそれで燃えるものがある。イッセー。隙あらば君に子づくりしてもらうから覚悟を決めておくように」

 

「見てないで助けろよ! ゼノヴィアァァァァァァ!!」

 

「成敗!!」

 

絶叫の直後、俺はミッテルトの“朧・地天轟雷”を脳天に受け、意識を暗転させてしまった。

 

 

 

 

 

 

******************

 

 

 

 

 

 

 

「いてて、少しは加減してくれよミッテルト……」

 

「駄目っす。こういうところきっちりしとかないと、イッセーは何度でもやるっす」

 

だからといって、朧流の技を脳天にぶち込むのはやりすぎだろ……。

正直言ってまだジンジンするし……。

 

「行っとくけどまだ許したわけじゃないっすからね。お詫びとしてクレープをうちは所望するっす」

 

「はいはい。買ってやるから待ってろ……」

 

今俺たちはプールを離れ、校門に向かっていた。

なんだか今日はとても疲れた。まあ、部長や朱乃さん、ゼノヴィアの生乳を見ることができたのは、大きな収穫といっていいだろう。

俺の権能でいつでも脳内再生が可能だし、成果としては上々っだ。

まあ、個人的にゼノヴィアがあそこまで天然だったというのは予想だにしてなかったけど……。

でも可愛いし、おっぱいの感触も最高だったな……。

 

「あで!?」

 

「全然反省してないじゃないっすか!バツとして今日買うのは一番高いやつっすよ!」

 

どうやらミッテルトは俺が何考えてるのか悟ったらしく、強烈な一撃に加え、さらなる追加要求をしてきやがった。

全く仕方がないな。

そうこうしているうちに校門が見えてきた。そこには見覚えのない銀髪のイケメンが校舎を見上げるように立っていた。

 

「やあ。会うのは二回目だね。赤龍帝、兵藤一誠」

 

「え~と、白龍皇のヴァーリだっけ?なんか用?」

 

そう。そこにいたのはコカビエルとの戦いで姿を現した白龍皇アルビオンことヴァーリだった。

 

「ああ、そういえばアザゼルには会ってたんだったね。なら、俺のことも聞いていたというわけか」

 

「まあね」

 

どうやら今戦る気はないみたいだが、何しに来たんだこいつ?

ぶっちゃけ俺は宿命のライバル対決とやらにはマジで興味がない。闘うのが嫌いというわけではない。どちらかといえば、強い人との戦いは好きな部類だが、それでも俺は平和のほうが好みだ。

いくらドライグとの因縁があるとはいえ、無意味な戦いは避けたいものだが……。

 

「兵藤一誠。君は世界で何番目に強いと思う?」 

 

突然の問いかけに俺は訝しむ。何番目に強いか?向こうの世界ならともかく、俺はこの世界の強者にあまりあったことがないからな。

聖書の三大勢力以外にも、ギリシャとか北欧神話とか様々な勢力が存在するって話だし、何とも言えないな。

 

「……わからん。俺はこの世界の強者をそこまで見たことがないから、何とも言えん」

 

「そうか。俺から言わせてもらうと、君は世界でも上位の強者の部類に入るだろう」

 

へぇ、そうなのか。

そう評価されるとそれはそれでうれしいものがあるな。

 

「……で?それがどうしたんだよ?」

 

「この世界には強者が多い。“紅髪の魔王(クリムゾン・サタン)”と称されるサーゼクス・ルシファーも、トップ10には入るだろうが一番ではない。一番は決まってるがね……」

 

「……オーフィスとか言ったっけ?ドライグから聞いてるよ」

 

その言葉にヴァーリは軽くうなずいた。

オーフィス……ドライグ曰く、この世界最強の存在であり、その力は強大で、ドライグの見立てでは単純なエネルギーだけで見ても凄まじい。

竜種には届かないまでも、“始原の七天使”と同等以上……下手をすればあのダグリュールさんにすら匹敵するかもしれないのだという。

あくまでエネルギーだけだから、実際戦えば“始原”の方が強いかもしれないとドライグも言ってたけど、それにしたって目茶苦茶強いことに変わりはないだろう。

まあ、ドライグからすると、この世界最強であるオーフィスに匹敵するか、それ以上の強者が乱立するあの世界が頭おかしいと称していたが……。

 

「俺は君と出会った時、歓喜したよ。今代の赤龍帝が想像以上の強さだったのだからね」

 

そういいながらヴァーリは殺気を放つ。わずかながら魔王覇気まではなっているし……。

 

「……つまり、俺と闘いたいのか?」

 

「ああ、そうさ。出来ることなら俺は今すぐ君と闘いたい……!」

 

ヴァーリが好戦的な目つきで俺にそう言ってきた瞬間。

ヴァーリの首元に二つの剣が向けられていた。瞬時に現れた木場とゼノヴィアが聖魔剣とデュランダルを向けている。

いや待て。木場はどこから現れた?こいつ今校門の向こう側から現れたし、よく見ると水着の入った手提げを持っている。

もしかしたら、皆と泳ぐため急いできたのかもしれないな……。なんかごめんな。この埋め合わせはいつか必ずするから……。

 

「何をするつもりかわからないけど、そういう冗談は止めてくれないかな」

 

「ここで赤龍帝と決戦を始めさせるわけにはいかないな、白龍皇」

 

聖魔剣を向ける木場とデュランダルを向けるゼノヴィアがそう告げる。

しかし、二つの剣を首元に向けられているにも関わらず、ヴァーリは依然として平然としている。

ヴァーリは強い。

覚醒前どころか、覚醒した後のコカビエルと比べても遜色ないどころか上回る可能性すらある。

そんなコイツにとってこの程度は脅威でも何でもないのだろう。

 

「やめておけよ二人とも。一般の人に見られたら大変だし、そもそも今の二人じゃあまだそいつに勝つのは難しい」

 

「な!?やってみないとわからないじゃないか!」

 

「……ゼノヴィアちゃん。切っ先が震えてるっすよ」

 

ミッテルトの指摘に歯ぎしりするゼノヴィア。ミッテルトの言うとおり、彼女と木場の剣先はかすかにふるえていた。本能で実力差を理解しているのだろう。

 

「誇っていい。実力差がわかるのは強い証拠だ。俺と君たち二人では埋めがたいほどの差が存在する」

 

もっとも、と付け足しながらヴァーリは俺とミッテルトを見つめる。その目からは戦闘狂らしく高揚してるのが見て取れる。

 

「君たちならばわからないがね。兵藤一誠にはぐれ堕天使ミッテルト」

 

「行っとくけど、今ここで戦う気はねえぞ。さすがに街に被害が出そうだし……」

 

「ああ、わかってる。ここでやり合う気はない。今日は挨拶をしに来ただけだからな。それに、俺も色々と忙しくてね。やることが多いんだ」

 

ヴァーリが俺の後ろに視線を向ける。

そこには部長を先頭にオカ研のメンバーが揃っていた。

非戦闘要員であるアーシア以外は皆が臨戦態勢に入っている。

 

「兵藤一誠は貴重な存在だ。大切にすると良い、リアス・グレモリー」

 

「言われなくても、そのつもりよ」

 

不機嫌そうに答える部長にヴァーリはフッと軽く笑うと部長の方へと歩を進める。

 

「二天龍に関わった者はろくな人生を送らないらしい。君達はどうなんだろうね?」

 

「……っ。」

 

ヴァーリの言葉に部長は言葉を詰まらせる。

二天龍は争いを引き寄せるというし、そういうジンクスもあるのか。

 

「別にそんなジンクス関係ないっすよ。うちはイッセーと一緒にいたいからいるだけっすしね」

 

「……ミッテルトの言うとおり、私もイッセーとともに歩むつもりよ」

 

うれしいこと言ってくれるな二人とも。

ヴァーリはそれを確認すると、俺達の前から去って行った。

 

まあ何はともあれ、面倒そうなのに目を付けられたな……。

俺はヴァーリの件と財布の心配をしながら重い足取りを上げるのだった。

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