帰ってきたらD×Dだった件   作:はんたー

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冥界旅行です

イッセーside

 

 

 

 

旅立ちの日。

最初に向かったのは、俺の家から歩いて十五分くらいのところにある最寄りの駅だった。

ちなみに服装は駒王学園の夏服。冥界入りするならこの服装が一番の正装らしい。

制服が?という疑問も持ったが、まあ、部長が言うのならそうなのだろう。

それにしても、なんで駅なんだ?

そんな疑問を抱きながら部長に着いていくと、駅のエレベーターに着いた。

 

「じゃあ、まずはイッセーとミッテルト、アーシアとゼノヴィアが乗ってちょうだい。私と先に降りるわ」

 

「降りる?」

 

部長の言葉を怪訝に思う俺。

なぜなら、この駅は上の階にしか行けないはずだからだ。いや、隠し通路……魔法陣の類なんかもありうるか。

苦笑をしながら部長が手招きしてくる。まぁ、ここは部長の言うことに従おう。

 

「朱乃、後のメンバーについては任せたわよ」

 

「了解ですわ」

 

と、そこでエレベーターの扉が閉まる。

すると、部長がスカートのポケットからカードらしきものを取り出すと電子パネルに当てた。

ピッと電子音がなる。すると……。

 

ガクン。

 

エレベーターが下がり始めた。マジで下があったのか……。

まだこっちに来て日の浅いゼノヴィアは首を少し傾げているだけだが、アーシアは驚いた様子を見せている。

 

「こんなのあったんすね。数年この町で暮らしてたけど、全然知らんかったっす」

 

「それはそうよ。悪魔専用のルートだもん」

 

部長曰く、この街にはこんな悪魔専用の道がいくつか隠れているらしい。悪魔業界は思った以上に人間世界に溶け込んでいるんだな……。

こういうの、探してみるのも面白いかもしれない。

そうこうしてるうちにエレベーターが停止して扉が開いた。

外にあったのはだだっ広い人工的な空間だった。地下の大空洞に作られた駅といったところか。

なんかあれだ。ハリー〇ッターの駅みたいな感じだ。

しばらく待っていると、朱乃さんや木場たちもエレベーターから降りてきた。これで全員集合か。

 

「全員が揃ったところで、三番ホームまで行くわよ」

 

俺たちは部長の案内に従いホームまで歩きだした。

しかし、面白い駅だな。天井は通常の駅の何倍もあるし、空間を照らす明かりは電気じゃないな。

あれだな。魔国の街道に使われてるのみたいな魔法道具を使ってるっぽいな。

そうこうしてるうちに、俺たちは列車の目の前にまでやってきた。

独特のフォルムだな。地球の列車というよりは基軸世界の“魔導列車”に近い見た目をしてる。

なかなかどうしてかっこいい列車でな。

 

「これってグレモリー所有のものですか?」

 

「ええ。これはわが家所有の列車よ」

 

やっぱりそうか。文様が見覚えあるもん。しかし、列車を個人所有か……。

魔王を輩出した上級貴族なだけのことはあるな。

 

 

リィィィィィィン。

 

 

 

汽笛が鳴らされ、列車は動き出す。

部長は列車の一番前の車両に座っていて、眷属である俺たちは中央の車両にいる。そのあたりは色々と仕来たりがあるらしい。

走り出して数分。列車は暗がりの道を進む。燃料は魔力ではなく、冥界の特殊燃料らしい。

 

「どのくらいで着くんですか?」

 

俺が朱乃さんに聞く。

 

「だいたい一時間ほどで着きますわ。この列車は次元の壁を正式な方法で通過して、冥界に到着するようになってますから」

 

「へぇ。てっきり魔法陣で行くのかと思ってました」

 

「通常はそれでもいいのですけど、新眷属の悪魔は正式なルートで一度入国しないと違法入国として罰せられるのです。眷属候補もそれは同じ。だから、一度正式な入国手続きを済ませないといけませんわ」

 

ふーん。まあ、入国管理はマジで徹底してやんないとだめだからな。魔国でもあの事件以来、来訪者のチェックは欠かさないようにしてるし、仕方ないか……。

 

「あれ?黒歌は?」

 

「黒歌姉さまは堕天使のルートで後から合流するとのことです。あの人は今も、はぐれ認定が解けてませんから……」

 

ちなみにセラもそのルートから行くらしい。曰く、眷属候補でもない存在を連れて行くのには検査やら調査やらでさらに面倒くさい手続きがあるらしく、それを避けるため、堕天使ルートから行ったほうが都合よしということになったらしい。

まあ、セラは黒歌になついているし、問題はないだろう。そこで俺はもう一つの疑問に頭をかしげた。

 

「あれ?じゃあ、ミッテルトは?」

 

「ああ。うちは表向きはアザゼルさんの付き添いという立ち位置で乗ってるんすよ。そうすりゃあ、面倒くさい手続きもスルー出来るっぽいし……」

 

なるほど。こっちは堕天使ならではの手ということだな。これも今だけらしく、向こうに着いたら任を解除して自由行動になるのだと。

 

「あとは、まあ、イッセーと列車の旅とかもたまにはいいと思ったし……」

 

そう言いながら、ミッテルトはそっぽを向く。

ホントいじらしいなコイツ。こういうところが可愛いんだよな……。

 

「……ただ、イッセー君には一つ問題がありますの」

 

ん?問題?俺なんかしたっけ?

そんなこと考えていると、朱乃さんは何やらSの嗜虐的な笑みを浮かべながら、楽しそうに告げた。

 

「イッセー君の場合、もしかしたら、主への性的接触で罰せられるかもしれませんわね」

 

「「なぬ!?」」

 

え!?マジすか!?

それが本当ならアウトじゃないのか!?

俺、部長の体を何回も触ってるぞ!おっぱいや太ももを何回も触ったし、プールではオイルも塗りこんだ!

メッチャクチャ柔らかくて気持ちよかったな……って、そうじゃなくて!?

おいおい、マジかよ!向こうに着いた瞬間に逮捕とか、勘弁してくれ!

俺が焦っていると、俺の膝に朱乃さんが乗った。

ちょ、朱乃さん!?

 

「主に手を出すのはあれですけど、眷属同士のスキンシップなら問題はありませんわ。こんな風に……」

 

朱乃さんが俺の手を取り、自分の太ももに誘導していくぅぅぅっ!朱乃さんの太ももの感触が!

おみ足の柔らかさがマジで最高!手を通じて脳にまで響いてくるような感覚だ!

更に朱乃さんは俺の手を握り……スカートの中へと誘導していく!

そ、そこは禁断の領域!ゴクリと思わずつばを飲み込んでしまう!このままいくと、俺の手が朱乃さんのスカートの中に!

俺の手がスカートの中に入りそうな瞬間!

 

「あだ!?」

 

「なにやってんすか!?」

 

目の前にいたミッテルトのデコピンが俺を襲った。

デコピンといっても、指にかなりの魔力が圧縮されてるため、かなり痛い!

しかも見ると、ミッテルトの後ろの座席に座っていたアーシアが涙目でこちらを見ているし……。

 

「呆れた。朱乃さん何考えてるんすか?こんな至近距離で堂々とイッセーを誘惑して……。イッセーも流されない!」

 

「イッセーさんが変態さんになってしまいます……」

 

「あらあら。男性は変態なぐらいな方が健康ですわよ?」

 

あれ?今の話すると俺は変態確定ですか?

 

「当たり前っしょ」

 

「最低です」

 

ミッテルトが白けた目でそう告げる。う、視線が痛い!ごめんて。

 

「よく言ったわアーシア、ミッテルト。大体、主と下僕のスキンシップは自然なことよ」

 

!?この声は!?

視線を向けると紅のオーラを全身から放つ部長が仁王立ちしていた。

あれ!?何でここに!?一番前の車両にいるはずでは!?

 

「主から奪うっていうのも燃えますわね」

 

そう言いながら、朱乃さんは俺の中指を口にいれる。温かくてぬるっとしてて、しかも舌先で指をからめとられて吸引されてる!

やばい!マジで気持ちいい!

 

「朱乃さん?いい加減にしないとうちも本気で怒るっすよ?そもそもイッセーは部長の物じゃなくて、うちのものなんすけど?」

 

うわあ……。ミッテルトもかなり怒ってる。

ミッテルトと朱乃さん、部長の視線が交錯し、火花が舞い散る。

そこで何者かが三人の間に割ってはいってきた。

 

「リアス姫。下僕とのコミュニケーションもよろしいですが、例の手続きはよろしいですかな?」

 

車掌さんかな?どうやら部長の知り合いらしく、部長もバツが悪そうな顔をしてる。

 

「ご、ゴメンなさい……」

 

「ホッホッホッ。あの小さかった姫が男女の話とは。長生きはするものですな」

 

男性は笑いながら帽子を取ると俺達に頭を下げてくる。

 

「はじめまして。姫の新たな眷属の皆さん。私はこのグレモリー専用列車の車掌をしているレイナルドと申します。以後、お見知りおきを」

 

「部長……リアス・グレモリー様の眷属候補の兵藤一誠です。こちらこそ、よろしくお願いします」

 

「アーシア・アルジェントです!僧侶です!よろしくお願いします!」

 

「騎士のゼノヴィアです。今後もどうぞよろしく」

 

「堕天使のミッテルトと申します。本日はよろしくお願いします」

 

この場にいる全員が挨拶した。

朱乃さんもいつの間にか元の席に戻っていて、少々名残惜しそうだった。

朱乃さんのエロ攻撃は凄まじいな。聖人である俺でも動けなくなるしな。しかも、時折見せる乙女な一面がギャップ萌えしてすごくいい!

そんなこと考えていると、レイナルドさんは何やら特殊な機器を取りだし、モニターらしきものでアーシア達を捉える。

 

「あ、あの……それは……?」

 

困惑するアーシアとゼノヴィア。部長と朱乃さんはこれが何か知っている様子だな。

 

「これはあなた方、新人悪魔を確認するための機械です。この列車は正式に冥界に入国するための重要かつ厳重な移動手段です。もし偽りがあれば大変ですので、駒のデータと照合し、確認するのです」

 

あー、なるほどな。駒は一つ一つ違うっていうし、体内の駒を照合すればそのまま本人確認になるってことか。

俺とミッテルトの場合、どうするんだろう?

 

「お二人方はこちらの機械で照合をさせていただきます。こちらは堕天使や魔法使いなどが使者として訪れる際に使われる代物ですよ」

 

そういいながら、レイナルドさんは機械を掲げ、本人確認を行う。彼の持つ機械はアーシア達を捉えると「ピコーン」という軽快な音を鳴らした。

どうやらOKだったらしい。

アーシアとゼノヴィアのチェックが終わり、俺とミッテルトの確認も無事終了した。あと残っているアザゼル先生に視線を向けると……。

 

「……よくもまぁ、この間まで敵対していた種族の移動列車の中で眠れるものね」

 

部長が呆れながらも笑っていた。

 

「ホッホッホッ。堕天使の総督殿は平和ですな」

 

「申し訳ございません」

 

レイナルドさんも愉快そうに笑っていた。レイナーレは少し恥ずかしそうだ。

レイナルドさんは寝ている隙にアザゼル先生の照合を終わらすと、にっこりとほほ笑んだ。

 

「これで皆さんの入国手続きも済みました。到着予定の駅までゆるりとお休みください」

 

 

 

 

 

*********************

 

 

 

 

列車が発車してから四十分ほどが過ぎた頃。俺たちはトランプしながら時間をつぶしていた。

 

『まもなく次元の壁を突破し、グレモリー領に到着します。グレモリー領に到着します』

 

するとレイナルドさんのアナウンスが車内に流れた。もう着いたのか。

 

「外を見てごらんなさい。あ、もう窓を開けてもいいわよ」

 

部長の言葉に俺たちは窓を開ける。すると、暗がりの景色から一転。紫色の空に広大な山が広がってきた。

空気も人間界とは違って魔のオーラから成る魔素が濃いからか、ぬるりとした独特の感触だ。気温は寒くもなく、暑くもない。

あ、町だ。家もある。あれが悪魔の家か。やっぱり文化によって変わるもんなんだな。聞いた話によると、グレモリーの領土は本州と同じぐらいあるらしいし、ココもおそらくグレモリー領なのだろう。

 

「懐かしいっすね……」

 

「ミッテルトの故郷もこんな感じだったの?」

 

「ハイ……といっても、もはやかなり朧げっすけどね」

 

ミッテルトの目からはかすかな望郷の念が感じられた。そうか。場所は違うけど、ココは紛れもないミッテルトの故郷なのか。

そう考えると、なんだか感慨深いものを感じるな。

 

『まもなくグレモリー本邸前。まもなくグレモリー本邸前。皆様、ご乗車ありがとうございました』

 

「さぁ、もうすぐ着くわよ。皆、降りる準備をしておきなさい」

 

十分ほどたったころ、アナウンスとともに、部長に促され、俺達は降りる準備をしだす。

しだいに列車の速度は緩やかになり、駅に停止した。

そして、部長先導のもと、俺達は開いたドアから降車していく。けど、アザゼル先生だけは乗ったままだった。

 

「あれ?先生は降りないんですか?」

 

「ああ。俺はこのまま、魔王領に向かう予定だ。サーゼクス達と会談があるからな。いわゆる『お呼ばれ』だ。終わったらグレモリーの本邸に行くから、先に行って挨拶を済ませてこい」

 

流石は堕天使総督。アザゼル先生も何だかんだで忙しいんだな。

レイナーレも付き人としてアザゼル先生と一緒に行くようだ。

 

「じゃあ、また後で」

 

「アザゼル、お兄様によろしく言っておいて」

 

俺と部長が手を振ると先生も手を振って応えてくれた。

改めて先生とレイナーレを抜かしたメンバーで駅のホームに降りた瞬間────

 

『お帰りなさいませ、リアスお嬢様!』

 

怒号のような声!

それと同時にあちこちで花火が上がり、並んだ兵隊達が空に銃を放ってる!空には騎獣にまたがった兵士が旗を振ってる!極めつけには、楽隊らしき人達が一斉に音楽を奏で始める!

木場たちは慣れてるのかなんともないが、アーシアやゼノヴィアは目をぱちくりしている。ギャスパーはギャスパーで、ビビッて俺の背中に隠れてるし……。

なんかすげえな!向こうの城でもここまでの出迎えしてもらったことねえぞ!?

 

「ありがとう、みんな。ただいま。帰ってきたわ」

 

部長が満面の笑みでそう言うと執事やメイドさんたちも笑みを浮かべる。そこに一人のメイドさんが一歩出てきた。

銀髪のメイドさん、グレイフィアさんだ。

 

「お帰りなさいませ、リアスお嬢さま。道中、無事で何よりです。さあ、眷属の皆様も馬車をご用意したのでお乗りください。グレモリー家の本邸までこれで移動します」

 

グレイフィアさんに誘導され、馬車のもとへ。

あ、これは普通に馬なんだな。でも、力はかなりありそうだな。冥界の原生生物か?

 

「私はイッセー、ミッテルト、アーシア、ゼノヴィアと乗るわ。この四人は不馴れでしょうから」

 

「わかりました。何台か用意しましたので、ご自由にお乗りください」

 

俺達が乗り込むと馬車は動き出した。馬車の旅ってやっぱりいいよな。パカラパカラと蹄の音が心地いい。

流れる景色を見ていると、俺の視界に巨大な建造物が映った。もしかしてあれかな?

 

「部長、あのお城は?」

 

「あれが本邸よ。今から向かう場所よ」

 

やっぱり。あれが部長の実家か。

綺麗な建物だな。周りにはお花畑や見事な造形の噴水がある。色彩様々な鳥が飛びまわり、なかなか和やかだ。

 

「着いたようね」

 

部長がそう呟くと馬車の扉が開かれる。

部長が先に降りてその後に俺達も続く。木場達が乗った馬車も到着して、全員が揃った。

道の両脇にはびっしりとメイドと執事が整列していて、足元にはレッドカーペットが城のほうまで敷かれていてる。

そしてでかい城門が音を立てながら開けてきた。

 

 

「皆様、どうぞ、お入りください」

 

グレイフィアさんに促され、俺達がカーペットの上を歩き、屋敷に入った時だった。

小さな人影が現れ、部長のほうへと駆け込んでいく。

 

「リアスお姉さま!おかえりなさい!」

 

紅髪のかわいらしい少年が部長に抱きついていた。

 

「ミリキャス!ただいま。大きくなったわね」

 

部長もその少年を抱き締めていた。

姉弟か?とも一瞬思ったが、感じられるオーラは部長と同時にグレイフィアさんのものとも酷似してるように思える。

 

「部長、その子は?」

 

俺が聞くと、部長はその少年を紹介してくれた。

 

「この子はミリキャス・グレモリー。お兄さま、サーゼクス・ルシファー様の子供なの。私の甥ということになるわね」

 

へぇ、サーゼクスさんの息子さんか!

 

「ほら、ミリキャス。あいさつをして」

 

「はい。ミリキャス・グレモリーです。よろしくお願いします」

 

グレモリー?あ、そうか。この世界の魔王制度は襲名制度だったな。

だから、ルシファーじゃなくて、グレモリーを名乗ってるわけか。

 

「俺は兵藤一誠。リアス様の眷属候補だ。よろしくなミリキャス君」

 

「ハイ!お会いできてとても光栄です!」

 

そう言いながら、ミリキャス君は俺の手を握り、興奮したような様子を見せている。

眼を煌めかせてるし、とても嬉しそうだ。

だが、俺としては困惑を隠せないでいる。部長も少し動揺してるみたいだし、これがデフォルトというワケじゃなさそうだ。

そんなミリキャス君の様子を怪訝そうにしていると、グレイフィアさんが説明してくれた。

 

「実は、ミリキャス様は貴方様のライザーとの戦いを見て以来、貴方に憧れを抱いているようなのです」

 

「え?そうなの?」

 

「ハイ!」

 

なるほど。そういうことなら悪い気はしないな。

考えてみれば、ミリキャス君も部長の親族だし、あの場を観戦しててもなにもおかしくないからな。

 

「……というか、グレイフィアさんのお子さんですよね?何で様付け?」

 

ミリキャス君から感じられるオーラの質から間違いはないだろうと思うけど。

グレイフィアさんは少し眼を見開くが、すぐに冷静さを取り戻す。

 

「今の私はメイドですので……」

 

なるほど。仕事人だな。

公私混同はしたくないということか。ミリキャス君はちょっと膨れてる様子から察するに、普段はこんな感じじゃないんだろうな……。

 

「では、本邸をご案内しましょう」

 

部長はミリキャス君と手を繋いで歩きだす。

俺たちもそれに付いていく。それにしても凄いな。

マジで豪邸って感じ。城のなかにも幾つか門があるし、それを進むと運動会ができそうなレベルのでかい玄関。

流石はお嬢様だ。ぶっちゃけルミナスさんとかレオンさんとか、魔王の居城と比べても遜色はないだろう。

 

「あら、リアス。帰ってきてたのね」

 

ん?上から何やら女性の声が聞こえてきた。

階段から降りてきたのはドレスを着た美少女。おっぱいもでかいし、凄く綺麗だ。

髪の色が亜麻色で、部長と瓜二つ。オーラの質も似てるけど、赤い髪がグレモリーの証って話だし、多分、母親かな?

 

「お母様。ただいま帰りましたわ」

 

「おかえりなさい。久しぶりねリアス」

 

部長のお母さんはリアスと挨拶すると、俺の方を振り向く。

おっぱいがプルンと揺れてとてもエロい!部長のおっぱいはお母さん譲りなんだな!正直目茶苦茶見てしまう!

 

「私のお母様に熱い視線を送ってもなにもでないわよ?」

 

「イッセー。相手は人妻っすよ?自重するっす」

 

いや、仕方ないだろ!ぶっちゃけ年齢と美しさは比例しない!

俺はそれを基軸世界で思い知ってる!原初の方々なんか、下手したら数億歳以上なのにあの美しさ、可愛さだしな!

いいものはいい!人妻だろうがドキドキするものはドキドキしてしまうんだよ!

部長のお母さんはそんな俺たちのやり取りを可笑しそうに笑うと、俺の方へ近づいてきた。

 

「あなたが兵藤一誠君ね?」

 

「あ、はい。俺のことをご存じなんですか?」

 

俺の問いにお母さんは頷く。

 

「ええ、ライザーとのレーティングゲームを拝見しましたから」

 

そう言いながら、部長のお母さんは改めて俺たちと向かい合う。

 

「はじめまして。リアスの新しい眷属の皆さん。リアスの母のヴェネラナ・グレモリーです」

 

部長のお母さん、ヴェネラナさんは自己紹介をしてくれた。

冥界旅行はまだまだ始まったばかりである。

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