帰ってきたらD×Dだった件   作:はんたー

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不死鳥の妹と再会です

イッセーside

 

 

 

 

「うおお!絶景だな!」

 

『ドラゴンの上からこの風景を見るとは……何とも言えん体験だな……』

 

俺たちはタンニーンのおっさんとともに、サーゼクスさん主催のパーティー会場に向かっている。

うは!自分で飛ぶのもいいけど、やっぱりドラゴンの上から見る風景もなかなかいいものだな!

ドライグの苦笑交じりの言葉におっさんは笑いながら答える。

 

「ハハハ、それは面白い体験だろうな」

 

しばらくおっさんは笑っていたが、やがて少し寂しそうに呟いた。

 

「しかし、力ある強大なドラゴンで現役なのは俺を含めてわずか三匹のみか。いや、俺は悪魔に転生してるから正確には二匹。オーフィスとティアマットくらいだな。隠居した玉龍(ウーロン)とミドガルズオルムはもう表には出ないだろうし、お前たち二天龍とヴリドラは神器に封印。いつの時代も強力なドラゴンは退治される。強いドラゴンは怖い存在だものな」

 

なるほど。この時代のこの世界では、強力なドラゴンは本当に数少ないんだな。

ティアマットさんが言ってた“クロウ・クルワッハ”とかいうドラゴンや、次元の狭間を守護する“グレートレッド”は例外としてもわずかこれだけ。

ドライグ曰く、昔はさらに強力なドラゴンや邪龍なんかもいたらしいが、そのほとんどが討伐されるか封印されたらしい。

思えば向こうの世界でもヤンチャしてたらしい師匠は封印されてたし、ヴェルダナーヴァも人間の手で倒されてる。強大な力が恐れられるのはどこの世界も同じなんだな。

そういえば……

 

「なんでおっさんって悪魔に転生したんだ?」

 

「ああ。理由は二つ。大きな戦をできなくなったこの時代、レーティングゲームならば色々な連中と戦えると思ったのが一つだな」

 

なるほど。強さを求めるドラゴンらしい理由だな。もう一つななんだろう。

 

「そして、もう一つの理由はドラゴンアップルだな」

 

「ドラゴンアップル?なにそれ?」

 

「龍が食べるリンゴのことだ」

 

そのまんまな名前だな。

 

「とあるドラゴンの種族にはそれでしか生きられないものもいてな。人間界にも実っていたのだが、環境の変化により絶滅してしまったのだ。それによりドラゴンアップルが実る場所は冥界にしかなくなってしまった。だが、冥界で得ようにもドラゴンは嫌われ者だ。悪魔にも堕天使にも忌み嫌われている。────だから、俺は悪魔となり、実の生っている地区を丸ごと領土にしたのだよ。上級悪魔以上になれば、魔王から冥界の一部を領土として頂戴できる。俺はそこに目をつけたのだ」

 

「ということは、食べ物に困っていたそのドラゴンの種族はおっさんの領土に住んでいるのか?」

 

「ああ。おかげさまでな。今ではドラゴンアップルを人工的に実らせる研究も行っている。特別な果実だから時間はかかるだろう。それでもその種族に未来があるのなら試す価値は大いにある」

 

すごいな。一つの種族を助けるためにそこまで出来るのか。

タンニーンのおっさんは強さだけじゃない。その在り方もまた龍王にふさわしいと思う。

 

「やっぱり、おっさんは良いドラゴンだよ」

 

「ハハハハハハッ! そんな風に言われたのは初めてだ! しかも赤龍帝からの賛辞とは痛み入る!だがな、俺は大したことはしていない。種を存属させたいのはどの生き物も同じだ。俺は種を、仲間を救おうとしただけにすぎん。それが、力あるドラゴンにできることだからな」

 

「とはいえ相当苦労しただろ。俺も今までいろいろなドラゴン見てきたけど、おっさんほど“王”に相応しいドラゴンは見たことねえよ。ホント、すげえドラゴンだよ」

 

「そうか。ありがとうな」

 

実際、気分屋で面倒くさがり屋な師匠に恋に盲目なヴェルグリンドさん。ヤンデレ気質のあるヴェルザードさん。

“竜種”以外のドラゴンも、不憫なドライグに狂信者の気があるウェンティに、少し未熟なところがある弟妹弟子の守護竜王たち。

そんな人たちに比べると、タンニーンのおっさんは遥かに王たる在り方をしているといえるだろう。

 

俺たちはそんな偉大なる龍王の背に乗りながら、しばらく談笑をしていた。

 

 

 

 

 

****************************

 

 

 

 

 

「じゃあ、俺たちは大型悪魔専用の待機スペースに行く」

 

「ありがとう。タンニーン」

 

「ありがとな!おっさん!」

 

パーティー会場に到着した俺たちはおっさんに礼を言う。おっさん達はそれを聞き届けると少し笑いながら再び羽ばたき、この敷地のどこかに移動した。

その後やってきたのは高級そうなリムジンだ。こういうのは向こうにもないから少し新鮮な感じがするな。

俺の隣にはドレス姿のミッテルトと部長が座っている。ちなみにやってきたリムジンは二両あって、後方を運転しているリムジンにはシトリー眷属が乗っているらしい。

 

「ホテル周囲に各施設も存在してて、軍も待機しているわ。下手な都市部よりもよっぽど厳重なのよ」

 

「さすがは魔王様主催のパーティーってとこっすね」

 

途中、駐在している軍人なんかも見かけるのだが、全員がB+ランクに達している精鋭ぞろいだ。

ちなみに俺は部長に髪を、ミッテルトに襟を正してもらっている。どうやらタンニーンのおっさんの頭に乗っていたおかげで髪の毛や襟元が乱れていたらしい。

まあ、そのおかげで二人に身だしなみを整えてもらえるからラッキーだけどな!部長のおっぱいが当たって気持ちいいし、ミッテルトも滅茶苦茶いい匂いがして心地いい!

 

「あれ?部長?アザゼル先生は?」

 

「あの人はほかのルートからお兄様と向かうそうよ」

 

部長はため息交じりに言うと俺も苦笑いだ。元々敵対勢力のトップなのにな。

まあ、トップ同士案外気が合うのだろう。

 

「……さっき、ソーナに宣戦布告を受けたわ。私達の夢のために、貴方たちを倒します……とね。ソーナはレーティングゲームの学び舎を建てるために人間界の学校システムを学んでいた。誰でも入れる土壌のある人間界の学校は、ソーナにとっても重要なものだったのよ」

 

「匙も先生になることが目標なんだそうです。ソーナ会長の学校で……」

 

会長も匙も目標のためにずっと備えていたんだな。本当、尊敬するぜ。

 

「それでも、負けるつもりはないわ。私達にも、夢と目標があるのですもの」

 

部長の決意も堅い。親友が相手だろうと譲らないという気迫がある。

俺は正直、どちらを応援すべきか迷うところだ。オカルト研究部の部員として部長を応援したい気持ちもあるが、匙の覚悟もよく知っている。

勝負は時の運だ。互いの実力が拮抗してるからこそ、どうなるかはわからない。

まあ、どちらも応援すればそれでいいか。

そうこうしているうちにホテルに到着した。出ていくと大勢の従業員に迎え入れられた。朱乃さんがフロントでチェックイン。そのまま最上階に向かうこととなった。

 

「イッセー。各御家に声をかけられたらあいさつするのよ」

 

「はい。まあ、俺に声かける悪魔がいるかどうか……ですけどね」

 

俺の言葉に部長は怪訝そうな表情になる。実際、長き時を生きる悪魔も大勢出る以上、なかなか難しいと思うんだよな。

エレベーターも到着し、一歩出ると会場入り口も開かれる。

そこには煌びやかな空間があった。フロアいっぱいに大勢の悪魔と高級そうな料理の数々。こういう点も向こうとは違うな。向こうの会食普通にラーメンとか焼きそばとかカレーとか出るし……。

 

「おお、リアス姫。ますます美しくなられて」

 

「サーゼクス様もご自慢でしょうな」

 

貴族悪魔の皆々様たちは部長に見とれているようだ。まあ、気持ちはわかる。実際、メチャクチャきれいだもんな。

 

「うう、人がいっぱい……」

 

ギャスパーは俺の背中にぴったりとくっついている。ますます何のための女装だよ!?

相変わらず理解できないな……。

だが、ぶっちゃけ俺のそばにはあまり近寄らないほうがいいと思うんだがな。

そして、俺の懸念通り、どこからともなく声が聞こえてきた。

 

『なぜ人間がここに?』

 

『リアス嬢の眷属候補とかいう赤龍帝か』

 

『ここは悪魔の会合だというのに、人間が来るとはな』

 

『全く……眷属悪魔になったというならいざ知らず、候補という立場では本当にわれらの味方かも疑わしいですな』、

 

ほれ見たことか。予想通りの反応だ。

部長も俺に対する陰口が聞こえてきたのか少し呆然としている。

 

「悪魔は差別意識が強い。階級による差別意識ですらあの有様なんですから、眷属候補といえど、人間である俺が来ればこういう反応なんだろうなとは思ってましたよ」

 

「私の可愛いイッセーになんてひどい……。ちょっと言ってくるわ」

 

「私も付き合いますわ。リアス様」

 

「待ってください。別に気にしませんから、俺」

 

憤慨しながら部長と朱乃さんが何処かへ行こうとしたので俺はすかさず止める。

大丈夫とは思うけど、何かトラブルでも起きたらたまったもんじゃない。部長たちの経歴に傷がつくほうが俺は嫌だ。

 

「でも……」

 

「大丈夫ですよ。それに、思ったよりこういう声も少ないというか……好意的な人も多数いるということはわかりましたしね」

 

「その通りだとも。兵藤一誠君」

 

そう言いながら、聞き覚えのある声が聞こえてきた。

 

「フェニックス卿。お久しぶりですね」

 

現れたのはライザーとの戦いの際、少し話したフェニックス卿だった。

 

「久しぶりだね。ライザーとのゲームでは世話になった」

 

「その節は本当に申し訳ありません」

 

「いや、あのゲームは私も了承したのだから、君のせいではない。気にする必要はないよ。私()君をとても気に入ってるのだからね」

 

「ありがとうございます」

 

「正式にリアス嬢の眷属になったら是非、遊びに来てくれたまえ。君の来訪を楽しみにしているものもいるのだからね」

 

え?来訪を楽しみにしてる者?フェニックス卿は少し意味深なことを言うと、何処かへといってしまわれた。

まあ、よくはわからんが、そういうことならいつかは遊びに行きたいものだな。

その後もパーティーは続き、いろいろな家の当主、次期当主様たちとの顔合わせも済んでいく。

実際のところ、俺にいい感情を向けない悪魔ももちろんいるのだが、人間である俺にも普通に接してくれる当主様も割と大勢いたのだ。

正直言っていい意味で予想外だったな。

まだまだ悪魔界隈には根強い差別意識がある。でも、サーゼクスさん達現魔王や穏健派の悪魔たちのおかげで緩和されている部分もあるんだな。

 

その後も挨拶はしばらくの間続いた。

 

俺を嫌っているのが目に見える悪魔もいたが、好意的な悪魔もいた。

おかげで挨拶回りはスムーズに進んだが、それでも終わるころには疲れてきたな。

 

「あー、疲れた」

 

「お疲れ様っす」

 

俺はミッテルトからもらった飲み物を飲み干しながら嘆息する。

こういうのは久々だから疲れたな。俺とミッテルト、ギャスパーにアーシア、小猫ちゃんといった面々が隅で座っていると、部長と朱乃さんが女性悪魔の方々と楽しそうに談笑しているのが見えてきた。

木場は────複数の女性悪魔に囲まれている。クソ!羨ましいぜ!

他にもアーシアや小猫ちゃんの可愛さに声をかけてくる男性悪魔や堕天使であるミッテルトに声をかける悪魔もいた。

気持ちはメチャクチャわかる!どこの種族でも可愛いは正義なんだなと俺は再認識したのだった。

ところで……。

 

「小猫ちゃんはいかなくていいのか?」

 

初参加のアーシアに引きこもりのギャスパーはともかく、眷属古参でパーティーにも慣れてるであろう小猫ちゃんまでここにいるのは少し意外に感じた。

 

「……はい。イッセー先輩の側は……少し落ち着きますので……」

 

どうやら小猫ちゃんもお疲れのようだな。まあ、黒歌との修行の疲労もあるし、仕方ないと言えば仕方ないか。

 

「イッセー、皆、料理をたくさんゲットしてきたぞ」

 

「ゼノヴィア。悪いな」

 

「……ありがとうございます」

 

ゼノヴィアが大量の皿を持ってきた。そこにあるのはたくさんの豪華な料理の数々だ。器用なものだな。

それにしても、皆が談笑したり、挨拶をしたりする社交の場で躊躇なく食べ物だけを山盛りよそって持ってくるあたり、空気読まないというか……安定のゼノヴィアさんというか……。

まあ、緊張してるアーシアや疲れてる俺たちのためというのはわかるけどね。

 

「このぐらい安いものさ。アーシアも飲み物くらい口に着けたほうがいい」

 

「ありがとうございます、ゼノヴィアさん……。私、こういうの初めてで、緊張してのどがカラカラです……」

 

「お疲れ、アーシア」

 

アーシアはゼノヴィアからグラスを受けとると口につける。やっぱり初めては緊張するよな。

俺も料理を受け取り、口に運ぶ。うーん、美味い。腕のいい料理人がいるんだな。

……というか、箸も完備なんだな。まあ、転生悪魔もこの中にいるだろうし、当然と言えば当然か。

もしかしたら転生悪魔の増加なんかも悪魔の差別意識を緩和に関わっているのかもな。

そんなことを考えながら、俺が料理に舌鼓を打っていると、人が近づいてきた。

ドレスを着た女の子だった。どこかで見覚えが……って、この娘は。

 

「お、お久しぶりですわね、赤龍帝」

 

「えーと、レイヴェルだっけ?久しぶり」

 

「そうですわ。覚えてくれたのですね」

 

そう、俺に近づいてきたのは部長の元婚約相手、ライザー・フェニックスの妹の“レイヴェル・フェニックス”だった。

いやー、懐かしいな。数ヶ月ぶりか?

レイヴェルは俺に名前を呼ばれると、少し照れたような仕草をしている。

そんなレイヴェルに少し困惑しながらも、一応は話しかけてみる。

 

「元気そうだな。そういえば兄貴は元気か?」

 

ライザーのことを聞いたら、レイヴェルは表情を一転させて盛大にため息をついた。

 

「……貴方に敗北してから塞ぎ込んでしまいましたわ。よほど負けたことと、リアス様を貴方に取られたことがショックだったようです。というか、貴方の最後の一撃がよほどトラウマになってしまったらしくて……お父様も呆れておりましたわ。まあ、才能に頼って調子に乗っていたところもありますから、いい勉強になったとは思いたいですわ」

 

あらら……かなり辛辣だな。

というか、そこまでトラウマになってたのか。部長から引きこもってるって話は聞いてたけど、本当だったんだな。

これはいつか謝りに行ったほうがいいのかな? 

 

「……容赦ないね。一応、兄貴の眷属なんだろう?」

 

「ああ、それなら問題ありませんわ。お母さまが未使用の駒と交換してくださったの。おかげさまで今はお母様の眷属ということになってますの。お母様はゲームをしませんから実質フリーの“僧侶(ビショップ)”ですわ」

 

へぇ、今はライザーの眷属じゃないのか。

 

「と、ところで赤龍帝……」

 

「その赤龍帝っていうのはやめてくれよ。正直俺とドライグは別なんだし、普通に名前で呼んでくれ。レイヴェルって俺と歳そんな違わないだろう?皆からは“イッセー”って呼ばれてるしさ」

 

悪魔は年齢をいじれるらしいけど、魔力の微妙な質を見れば年齢も何となくわかるようになってきた。

実際、レイヴェルは高校生ぐらいの年齢だと思うんだよな。

俺?俺はこちらでは17歳だから問題ないの。

 

「お、お名前で呼んでもよろしいのですか!?」

 

……ん?何だこの反応?なんで、そんなに嬉しそうにしてるんだ?レイヴェルって俺のこと見下してた印象が強いんだけど……。

 

「コ、コホン。で、では遠慮なく、イッセー様と呼んで差し上げてよ」

 

「え?いやいや、“様”なんて付けなくて良いって」

 

「いいえ!これは大事なことなのです!」

 

……そ、そうなのか?悪魔の作法にそんなこと書いてなかったけどな……?

そこへ更に見知ったお姉さんが登場した。

 

「レイヴェル。旦那様のご友人がお呼びだ」

 

そこに現れたのはライザーの“戦車”、イザベラさんだ。

俺の“洋服崩壊(ドレスブレイク)”で裸体を脳内保存したからよく覚えている。

 

「分かりましたわ。では、イッセー様、これで失礼します。こ、今度お会いできたら、お茶でもいかがかしら?わ、わわ、私でよろしければ手製のケーキをご用意してあげてもよろしくてよ?」

 

「あ、ああ。じゃあ、よろしく頼むよ……?」

 

俺の返事を聞いたレイヴェルは嬉しそうに満面の笑みを浮かべながら、ドレスの裾をひょいと上げ、一礼して去っていった。

う~ん、正直良くわからん娘だなぁ。

そんな俺をミッテルトは呆れたような目で見ている。

 

「イッセー。いつあの娘とフラグ建てたんっすか?」

 

「フラグ?なんのこっちゃ?」

 

「ああ。わかんないならそれでいいっす」

 

ため息をつくミッテルトに、俺は言葉の意味が分からずにいた。

そんな俺たちをイザベラさんはクスリと笑いながら見ていた。

 

「久しぶりだな兵藤一誠。こうして会うのはゲーム以来か」

 

「ああ、久しぶりだ、イザベラさん」

 

「ほう、私の名前を覚えていてくれたとは、嬉しいね。話は聞いているぞ“歴代最強の赤龍帝”。そんな君と戦えたのは今にして思えばとても光栄だ」

 

「その呼び名、ドライグが勝手に言っただけなんだけど……まあ、そう言ってもらえるとこちらもうれしいよ。イザベラさんはレイヴェルの付き添いなんだよね?」

 

「まあ、そんなところだが、それが何か?」

 

「俺、レイヴェルに何かしたかな?」

 

俺と話している時、レイヴェルは滅茶苦茶緊張してるように思えた。何か失礼なことでもしたんじゃないかと思い、聞いてみることにした。

それを聞いたイザベラさんは苦笑する。

 

「別にそう言うことじゃないよ。むしろ、婚約パーティーでの一戦以来、レイヴェルは君の話ばかりするようになってるからね。では、私もこれにて失礼する。兵藤一誠、また会おう」

 

イザベラさんはこちらに手を振って去っていった。

 

「……イッセー先輩って、悪魔の人と交友が多いんですね」

 

ギャスパーが尊敬の眼差しでそう言うんだけど……。そんなに多いかな?

いや、向こうの悪魔の交友関係は広いという自負もあるけど、こちらの世界の悪魔関連はまだまだ狭いと思うんだよな。 

こうして悪魔たちのパーティーの夜は更けていったのだった。




黒歌はヴァーリチームではないため、今回は襲撃はなく平和に終わりました。
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