帰ってきたらD×Dだった件   作:はんたー

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グレモリー眷属対アスタロト眷属です

 イッセーside

 

 

 

 

 

 神殿のなかは広大な空間だ。大きな広間が続いており、巨大な柱が並ぶ以外には目立つものがない。

 神殿を抜けると、さらに前方に新たな神殿が現れる。

 ……聖闘士○矢かよ、と思いつつも俺達はそれを何度も繰り返す。

 しばらくすると、気配を感じ、俺達は足を止めた。

 前方から現れたのはフードを深くかぶったローブ姿の小柄な女性が十名ほど。

 

『やー、リアス・グレモリーにその眷属の皆さん。なにやら見慣れぬ者たちもいるけど……まあいいか』

 

 神殿の中にディオドラの声が響く。監視してるのか? 胸くそ悪いな。

 

『軽い余興だ。遊ぼう。中止になったレーティングゲームの代わりにさ』

 

 中止にしたのはお前らだろ。ふざけたこと抜かしやがって……。

 

『お互いの駒を出し合って、試合をしていくんだ。一度使った駒は僕のところへ来るまで二度と使えないのがルール。あとは好きにしていいんじゃないかな。第一試合、僕は“兵士”八名と“戦車”二名を出す。ちなみにその“兵士”たちは皆すでに“女王”に昇格しているよ。ハハハ、いきなり“女王”八名だけれど、それでもいいよね? 何せ、リアス・グレモリーは強力な眷属を持っていることで有名な若手なのだから』

 

 ……面倒くさいな。わざわざ相手にする必要もない……んだけど、今は従うしかない。

 アーシアが人質にとられてる以上、刺激すると何しでかすかわからないからな。

 部長も俺と同じ結論に至ったようだ。

 

「いいわ。あなたの戯言に付き合ってあげる。私の眷属がどれほどのものか、刻み込んであげるわ」

 

 部長がディオドラの提案を快諾した。

 

「小猫、ギャスパー、ゼノヴィア。出てちょうだい」

 

 小猫ちゃん、ギャスパー、ゼノヴィアは部長のもとに集まる。

 俺や黒歌、ミッテルトが出れば手っ取り早いけど、ディオドラを警戒させてしまう恐れがある。

 ディオドラはカグチに吹き飛ばされた俺を甘く見てたからな。わざわざ再度警戒させる必要はない。

 

「ゼノヴィア。あなたには“戦車”の殲滅を頼むわ。思いっきりやっていいから。全部ぶつけてちょうだい」

 

「了解だ。いいね、そういうのは得意だ」

 

 部長がそう言うと、ゼノヴィアは不敵な笑みを浮かべる。

 まぁ、制限なしのこいつなら“戦車”の二人くらい余裕だろ。

 

「“兵士”は小猫とギャスパーに任せるわ。オフェンスは小猫。仙術で練り込んだ気を相手に叩き込んで根本から断つ。ギャスパーはイッセーの血を飲んでサポートに回ってちょうだい」

 

「……了解」

 

「了解ですぅ!」

 

 二人はそれぞれ頷いた。

 ……そこに、ディオドラ眷属を観察していたミッテルトがゼノヴィア達に近づいてくる。

 どうしたんだ? 

 

「……あの、ゼノヴィアちゃん。小猫ちゃんも、できれば……でいいんすけど、あの眷属達を殺さずに無力化する事ってできないっすかね?」

 

 ミッテルトの言葉に俺達は驚く。

 正直、女には甘い俺だけど、戦ってたらもしかしたら殺すまで行ってたかもしれない。

 当然だ。あいつらはアーシアを拐った敵なのだから。ファルムスとの戦争や天魔大戦といった大きな戦争を経験してきた俺としては……まあ、多少の躊躇いはするけど容赦はするつもりもない。

 ……でも、ミッテルトが意味もなくそんなことを言うわけがない。何かあるのかもしれない。

 

「……上手くは言えないんすけど、あの人達の眼、昔のうちにそっくりなんす。こんなこと本当はしたくない。でも、逆らえない。なんとなく、そんな感じがするんす。だから、お願いします」

 

 ファルムス(奴隷)時代と同じ眼……。言われてみれば、この人達からは生気を感じない。

 しかも、少し違和感があるのだ。皆が皆、悪魔でありながら、聖なる力を多少持っている。

 ……もしかして、元は教会関係者だったんじゃないか? 

 ……とすると、アーシアを狙った理由も関係ありそうだな。

 ミッテルトの紳士な言葉にゼノヴィアは頷いた。

 

「……善処はする……が、確約はできないよ」

 

「わかってるっす」

 

 ゼノヴィアはそう言いながら、デュランダルを取り出した。アスカロンとの二刀流スタイルだ。

 小猫ちゃんも猫耳を出し、グローブを構える。

 

『じゃあ、始めようか』

 

 ディオドラの言葉と共に、眷属のお姉さんたちが一斉に構え出す。

 俺は木場の魔剣で指先を軽く切り、ギャスパーに血を与えた。

 

 ドクンッ! 

 

 ギャスパーの胸が脈打ったのが分かった。

 次の瞬間、ギャスパーの体を異様なオーラが包んでいた。

 赤い相貌も怪しく輝きを発している。

 これでギャスパーも全力を出すことができそうだ。

 ゼノヴィアはまず、“戦車”二名のほうへ歩み出す。

 

「アーシアは返してもらう」

 

 ゼノヴィアの全身からかつてないほどのプレッシャーが放たれていた。

 その眼光は鋭い。

 

「……私は友と呼べる者を持っていなかった。そんなものがなくとも、神の愛さえあれば生きていける、と」

 

 ゼノヴィアの語りを無視し、“戦車”二名がゼノヴィア目掛けて走り出す。

 並みの“騎士”と同等のスピードはあるな。しかし、ゼノヴィアは動じずに独白を続ける。

 

「そんな私にも分け隔てなく接してくれる者達ができた。特にアーシアはいつも私に微笑んでくれた。この私を『友達』だと言ってくれたんだ。私は最初、アーシアに出会った時に酷いことを言った。でも、アーシアは何事もなかったかのように話しかけてくれた。それでも『友達』だと言ってくれたんだ!」

 

 ゼノヴィアは出会った時のこと、ずっと気にしていたんだな。

 律儀なアイツのことだ。アーシアに許してもらったあとも、己を責めていたことは眼に見える。

 

「だから、助ける! 私の親友を! アーシアを! 私は助けるんだ!!」

 

 ドンッ! 

 

 デュランダルから絶大なオーラが発せられる! 

 その波動はゼノヴィアに攻撃を仕掛けようとした『戦車』の二人を弾き飛ばした。

 ゼノヴィアはデュランダルを振り上げると涙まじりに叫んだ! 

 

「だから! だから頼む! デュランダル! 私に応えてくれ! アーシアがいなくなるなんて私は嫌だ! 私の親友を助けるために! 私に力を貸してくれ! 私に! 友達を救う力を貸してくれぇぇぇぇぇぇっ!!」

 

 ドゥォォォォォォォォォォォォンッ!! 

 

 ゼノヴィアの声に! 覚悟に! デュランダルの意思が応えた! 

 デュランダルは“伝説級(レジェンド)”の剣としての真価を発揮したのだ! 

 流石だな! 今のデュランダルは振るえば魔王種すらも切り裂いちまうだろう! 

 見ると、強大な“伝説級”の聖なるオーラに耐えきれず、床や壁がひび割れている。

 ……だが、これはこれで問題がある。ゼノヴィアの今の力では、“伝説級”の力を扱いきることはできない。

 けど、それはゼノヴィアも自覚していることだった。

 

「私はデュランダルを押さえることはできない。それならば、今は構わず突き進めばいい。私はデュランダルの切れ味と破壊力を増大させる」

 

 ゼノヴィアは宙でデュランダルとアスカロンをクロスさせ、聖なるオーラをさらに増大させた。

 オイオイ、これ、制御できてないだろ。制御できないならいっその事暴走させるって、脳筋にも程があるぞ? 

 

「さあ行くぞ! デュランダル! アスカロン! 私の想いに応えてくれぇぇぇぇっ!」

 

 デュランダルとアスカロンの絶大な光が天高く迸る。

 “伝説級”の剣と、その力を帯びた“特質級(ユニーク)”の剣の相乗効果! 

 ゼノヴィアはそれを思い切り振り下ろした! 

 

 ザバァァァアアアアアアアアアアアッッ!! 

 

 二つの大浪とも言える聖なる波動は、容易く二名を飲み込んでいった! 

 

 ドオオオオオオンッ!! 

 

 神殿が大きく揺れ、砂誇りが舞う。

 揺れが収まったとき、俺の視界に映ったのは────。

 ゼノヴィアの前方に伸びる二本の大きな波動の爪痕。

 その先にあった柱や壁は全て消失している。天井もゼノヴィアの真上から前方が消滅してる。

 上級悪魔はおろか、魔王種ですら抗うことはできないだろう一撃だった。

 ただ、ゼノヴィアは肩で息をしている。流石に連発は無理か。

 

「う、う……」

 

 見ると、“戦車”の二人は気を失っている。

 ゼノヴィアは今の一撃を当てずに余波だけで吹き飛びしたのだ。

 まあ、その余波でも彼女達には致命傷なのだが……。

 

「……これで満足かい? ミッテルト?」

 

「まあ、はい。ありがとっす」

 

 ゼノヴィアはそう言いながら、二振りの剣を納刀する。

 今のでゼノヴィアの魔力のほとんどを消費したし、もう戦闘はできないだろう。

 あとは小猫ちゃんとギャスパーに任せな! 

 

「白音! ゼノヴィアちゃんが根性見せたんだから、アンタも見せてみなさい!」

 

「……はい。姉様」

 

 小猫ちゃんは仙術を使い、相手の動きを読みながら、容易く攻撃を躱す。

 ギャスパーは複数のコウモリに分身し、羽ばたきながら小猫ちゃんを守るようにしている。

 

「……ギャーくん。後ろに隠れて様子を見てる人がいます。動きを止めてください」

 

「は、はぃぃぃぃ!」

 

 小猫ちゃんは仙術と魔力感知を組み合わせ、広大な範囲を感知できるようになっている。

 仮に魔力を隠蔽したところで、仙術は気を感知するから誤魔化すことは難しい。

 小猫ちゃんの指示のもと、ギャスパーは“兵士”達を次々と停止させる。

 “女王”にプロモーションしていても、あの娘達の存在値は平均して1万そこそこ。

 対して、高い魔力に加え、“赤龍帝()”の血でパワーアップしてるギャスパーの存在値は10万を超えている。

 元々部長をも上回りかねない魔力量がさらに倍以上になってるんだ。あの程度の使い手じゃあ抗うこともできないだろう。

 そうして停止した“兵士”達を小猫ちゃんは容赦なく殴る! 

 まるで作業のように淡々とした様子は相手からすると恐怖を感じるだろう。

 現に、気弱そうな“兵士”二人はぶるぶる振るえていた。

 

「……終わりです」

 

「お疲れ様、白音♪」

 

 戦いを終わらせた小猫ちゃんの頭を撫でる黒歌。

 小猫ちゃんをのほうも照れてはいるけど、満更でもなさそうだな。

 

「まずは一勝だな」

 

 相手の“兵士”と“戦車”を倒したことにより、敵は“女王”、“騎士”二名、“僧侶”二名、そしてディオドラのみだ。

 流石に“蛇”でパワーアップしてるディオドラの相手は俺がするとして、他は部長と朱乃さん、木場で何とかなるだろう。

 ディオドラがパワーアップした影響を眷属達が受けてなくてよかったな。

 眷属悪魔といえど、“魂の回廊”が繋がる訳じゃないのが幸いだ。もし、繋がっていたら、眷属悪魔も皆パワーアップして皆も苦戦してただろう。

 

「行きましょう」

 

 部長の言葉に俺たちは次の神殿に足を進める。

 次に俺達を待っていたのは三名の悪魔たちだ。全員、ローブを纏っている。

 

「待っていました、リアス・グレモリー様」

 

 三名のうちの一人がローブを取り払う。

 あの人は確か、ディオドラの“女王”だったはずだ。

 うん、美人だ。ブロンドのお姉さん。碧眼がキレイだです。

 “僧侶”の二人は片方が女性で、もう片方が男性だな。

 映像では魔力とサポートは中々に優秀だった。流石にギャスパーほどはないだろうが、アーシアと同等かそれ以上はあったように思える。

 “女王”はアガレス戦では“女王”の直接対決で勝利を修めていたから印象に残ってる。

 炎の魔力を用いていたな。

 まあ、正直誰が出ても勝てるとは思うけど……。

 

「あらあら、では、私が出ましょうか」

 

 そう言って一歩前に出たのは朱乃さん。

 

「あとの“騎士”二人は祐斗がいれば十分ね。私も出るわ」

 

 と、部長も前に出た。

 二大お姉さまのコンビか。これはすぐに終わりそうだな。

 

「あら、部長。私だけでも十分ですわ」

 

「何言っているの。いくら雷光を覚えても、無茶は禁物よ? ここでダメージをもらうより、堅実にいくのが一番だわ」

 

 雷光と滅びの力。

 どちらも強力な性質を持つ武器だ。特に雷光は悪魔に効果抜群だしな。

 更にはそれを扱う二人も日々の修行でどんどん強くなっている。

 まあ、一人なら苦戦もするだろうが、それが共闘するなら問題ない。この勝負もすぐに終わりそうだ。

 すると、小猫ちゃんが俺をちょんちょんと小突く。ん? どうした小猫ちゃん? 

 小猫ちゃんは俺にしゃがむように促し、耳元に小さな声で耳打ちしていく。

 ふむふむ、なるほど……って、いや、それは……。

 俺は小猫ちゃんに言われたことを考えながら、ちらりとミッテルトを見る。ミッテルトは何やらあきれた様子だが、しばし考えた後……。

 

「……まあ、確かにそれなら朱乃さんも無傷で勝つでしょうし、いいっすよ。一度くらいなら許可しましょう」

 

 懐の深い彼女に感謝するんすよ、と付け足しながら、ミッテルトはため息をつく。

 ……いいってことか? 

 

「それでいいの?」

 

「……はい。それで朱乃さんはパワーアップします」

 

 正直半信半疑なんだが、まぁ、小猫ちゃんの頼みとあらば言ってみようか。

 

「朱乃さーん」

 

 俺が呼ぶと朱乃さんが振り向く。

 

「えっと、その人達に完勝したら、今度の日曜デートしましょう! ────って、これでいいの小猫ちゃん?」

 

 俺が小猫ちゃんに尋ねるとコクコクと頷く。

 うーむ、俺とデートする権利なんかで朱乃さんがパワーアップするとは思えないけど……。

 

 カッ! バチッ! バチチチチッ! 

 

 突然、稲妻が辺り一面に散らばり出した。

 何事かと思い、朱乃さんの方へ顔を向けると────雷光のオーラに包まれた朱乃さんがいた! 

 

「……うふふ。うふふふふふふふ! イッセー君とデートできる!」

 

 お、おう? 朱乃さんは迫力のある笑みを浮かべながら、周囲に雷を走らせてる。

 え? なんでそれでパワーアップするの!? 存在値も心なしか少しだけ上昇してるし、どういう原理!? 

 

「ひ、酷いわ、イッセー! 朱乃だけにそんなこと言うなんて!」

 

 えええええええええ!? 

 ちょ、今度は部長が涙目で俺に訴えてきた! 何が起きてるのコレ!? 

 

「うふふ、リアス。これは私の愛がイッセー君に通じた証拠よ。もう諦めるしかないわね?」

 

「な、な、なななな、何を言っているの! デ、デート一回くらいの権利で雷を迸らせる卑しい朱乃になんか言われたくないわ!」

 

 な、なんだ!? 

 なんか、部長と朱乃さんが口論し出したんだけど!? 

 小猫ちゃん、これ本当に大丈夫なの!? 

 

「なんですって? いまだ抱かれる様子もないあなたに言われたくないわ。その体、魅力がないのではなくて?」

 

「そ、そんなことはないわ! こ、この間だって……」

 

「あら? この間? 何をしたというのかしら?」

 

「……ベッドの上で胸を触ってくれたわ」

 

「……それ、イッセー君の寝相が悪くて結果的にそうなっただけではなくて?」

 

 なんていうか、いつもの喧嘩だ。

 俺をめぐっての口論? なんだか嬉しいような、恥ずかしいような……。

 

「イッセーは私の物よ! 百歩譲ってもミッテルトとアーシアよ!」

 

「ミッテルトちゃんも筋を通すならいいって言ってるんだから、私もいいでしょ!」

 

「駄目よ! 朱乃には渡さないわ!」

 

「な、なんだか怖いの……」

 

 セラは二人の大げんかに恐れおののいている。

 小猫ちゃんやミッテルトはやれやれといった感じだし、予想してたの? こうなること? 

 

「ぐぬぬ、そんな特典が出るのなら、私が出ればよかったにゃん」

 

 黒歌も何言ってるの!? 

 相手の“女王”と“僧侶”達もどう出ていいのか分からず、困惑している様子だった。

 しかし、この空気に耐えられなくなったのか、“女王”が全身に炎のオーラを纏いながら激昂する。

 

「あなた方! いい加減になさい! 私達を無視して男の取り合いなどと────」

 

「「うるさいっ!」」

 

 ドッゴォォォォォォォォォォォォン!!! 

 

 部長と朱乃さんが特大の一撃を相手目掛けて撃ち放つ! 

 その威力は見ているだけで寒気がするほどだった! 

 なんだろう、アレを食らったら俺でもまずい気がする。そのレベルの一撃だ。

 滅びの魔力と雷光が同時に巻き起こり、うねりとなり、敵を包み込む! やがて、臨界点に達したうねりは周囲の風景もろとも消し飛ばしていった! 

 ……プスプス……。

 相手は今ので完全に戦闘不能。というか、よく身体の原型保っていられるな! 

 ……うん。酷い一戦だった。

 あの二人は怒らせたらマジで怖いね。

 しかし、二人は自分たちが勝ったことにすら気付いてないのか、口論を続けている。

 

「だいたい朱乃はイッセーのことを知っているの!? 私は細部まで知っているわ!」

 

 え? 部長、いつ俺の細部を見ましたか!? 

 そんな機会ありましたっけ!? 

 

「そんなの私だって知ってるわ! 魔力感知でいつもお風呂場とか覗いてるもの!」

 

 いつも!? いや、時たま風呂場の隣の広間で訓練してるのは知ってたけど、お二人ともそんなことしてたの!? 

 

「知っているだけで、触れたことや受け入れたことはないのでしょう? 私なら今すぐにでも受け入れる準備は整ってますわ!」

 

 え? マジですか!? 

 

「うぬぬぬぬ! ……まぁ、いいわ。それはアーシアを救ってからゆっくりと話し合いましょう。まずはアーシアの救出よ」

 

「ええ、わかっていますわ。私にとってもアーシアちゃんは妹のような存在ですもの」

 

 おおっ、二人ともやっと意見が一致したか! 

 何はともあれ、これで奥に進めそうだ。俺達はさらに奥の神殿に進んでいくのだった。

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