ありがとうございます
記念に今回は、二話連続投稿します
続きは21時です
イッセーside
「はあ、はあ……」
“覇龍形態”を解除した俺は、凄まじい疲労で突っ伏してしまう。
……いっ、いってえええええ! 全身の筋肉痛がやばい! “
「……ドライグ。まだ大丈夫か?」
『……あ、ああ、なんとかな。だが、いまにも意識が飛びそうではあるな……』
お疲れさん。この形態は負担を二人で分担するわけだが、ドライグは肉体を持たない分、精神への負担が大きいんだよな。だから、解除すると、基本的には意識が飛び、しばらく
「イッセー!」
「イッセー君!」
そうこうしているうちに、皆が俺に駆け寄ってきた。どうやら皆、無事みたいだな。
「イッセー君!」
「うおっ!?」
俺が気合を入れて手を振ろうとすると、朱乃さんが凄い勢いで俺に抱きついてきた!
「あ、朱乃さん?」
「……ありがとう。イッセー君……」
そう言いながら、朱乃さんはギュッと俺を抱きしめる。
お、おっぱいの柔らかい感触が俺の頭にぃぃっ! や、ヤバい! これだけで疲労がどんどん回復していく気がする! 聖域はここにあったのだ!
ぎゅぅぅぅ
「はい、どさくさに紛れて馬鹿なこと考えない」
「いででででっ……」
そんな事考えていたら、ミッテルトに頬を抓られました。はい。スミマセンでした。
「にゃあ~、私も頑張ったにゃん!」
「そうだな。ありがとな。黒歌」
俺はかなり疲労している黒歌を撫でる。黒歌は今回、かなり無茶をしてたからな。
俺の“
“災禍蓄積”で自らにダメージを蓄積するために、実は黒歌だけ結界の外側にいたんだよな。お陰でかなり消耗しているようだ。
……ただでさえ、メロウの謀略のせいで動揺してたっていうのに、本当に黒歌には頭が上がらないな……。
「…………」
「…………」
俺に撫でられながら、黒歌は自らの母親の遺体を見つめる。メロウの音波攻撃で、その姿はズタズタになっており、とても見れたものではない。
それでも、黒歌は母の遺体をしっかりと見据えていた。小猫ちゃんと朱乃さん、バラキエルさんもそれは同じで、その瞳はとても哀しそうに見えた。
「……母様」
一筋の涙を流しながら、朱乃さんは呟く。……やっぱり、このままじゃ駄目だよな。
「……あとで、皆で弔いましょう。今は、それくらいしか思いつかないですけど……せめて、二人が寂しくないように」
正直、俺は朱乃さん達に何を言うべきなのかまるでわからない。これくらいしか思いつかないのが情けない限りだ。でも、朱乃さんは俺の言葉を聞くと、クスリと笑い、俺を抱き寄せる。
「……ありがとう。イッセー」
その朱乃さんの姿は今までにないくらい、可愛く見えた。ヤバい! 朱乃さん可愛すぎる! 抱き寄せられたことにより、おっぱいも凄く当たってるし、今なら死んでもいいかも……。
『……相棒はこんなときでも平常運転だな』
「おい、イッセー!」
聞き覚えのある声に振り向くと、そこには会議をしてたはずのアザゼル先生の姿があった。
隣にはオーディンの爺さんとセラフォルーさん……あと、見覚えのない女性がいる。恐らく、あの人が日本神話の主神”天照大御神“なのだろう。黒髪に神々しい髪飾り! 清楚な雰囲気と和服が絶妙にマッチしてるし、なによりおっぱいもかなりのものだ! こんな人が日本の守り神だったのか! 俺は……最高の国に産まれたのかもしれないな……。
「……ど、何処見てるんですか!?」
天照さんはそう言いながら、胸を隠す素振りを見せる。どうやら勘も鋭いようで。
「……会談、無事終わったんですね」
「まあな。……それよりイッセー。何だアレ?」
「そうだよ、赤龍帝君! 私、今まで何度か覇龍見てきたことあるけど、あんなのは見たことないよ!?」
先生達は凄いジト目で俺のことを見つめている。どうやら、先生達もアレを見ていたみたいだ。流石に誤魔化しは効かないだろうな……。
「会談の場から、シェムハザの中継でずっと見ていたが……とんでもねえな。オーフィスやグレートレッドにも近しい力を感じたぞ」
「そりゃ、そうじゃろう。なんてったって、あのギィ・クリムゾンの力なんじゃからのぅ」
オーディンの爺さんは髭を擦りながら、呆れた様子で俺のことを見ている。水晶でできた義眼が怪しい輝きを放ち、しっかりと俺のことを見据えているみたいだ。
「初めてお主をこの眼で見た時、奴のオーラを微弱ながら感じたんでもしやとは思っていたが……本当にギィの力を有していたとはのぅ……」
「お、オーディン様は知っていたのですか? その存在を?」
ロスヴァイセさんは恐る恐るといった感じで爺さんに質問する。それに対し、爺さんは頷きながら話す。
「うむ。各神話の主神級以上でなければ知り得んこと。お主等が知らんのも無理はない」
「ギィ……随分と懐かしく……そして恐ろしい名ですね……」
天照さんが少し顔を青ざめながら爺さんに相槌を打つ。この人もギィさんのことを知ってるのか。話しぶりからして、各神話の主神達は皆ギィさんを知ってるってことなのか?
「ギィ・クリムゾンは……私やそこのオーディンの産みの親たる創造神様唯一の友。私達も数度ですが面識があるんですよ」
天照さんはさり気なくとんでもない爆弾発言を落とす。
え? 天照さんやオーディンさん達の産みの親? ……ってことは
「……ちょっと待つっす。てことは、聖書の神やオーディン様も“星王竜”によって生み出された存在ってことすか!?」
ミッテルトが驚いたように声を上げる。実際俺も目を丸くしてる。カグチの聖書の神がヴェルダナーヴァに産み出された発言にも驚いたけど、オーディンの爺さんや天照大御神さんまでヴェルダナーヴァに創られた存在なのかよ!? ということは、他の神話も?
「うむ。儂らだけじゃなく、ゼウスやシヴァ、帝釈天といった各神話の主神もまた、創造神様に産み落とされた存在。それが、後々独立して、各々の世界────神話を作り上げたんじゃよ」
「おいおい……初耳だぞ? 詳しく話してもらってもいいか? 爺さん」
アザゼル先生の言葉にオーディンの爺さんは少し考える素振りを見せ、チラリと俺達の方を向く。
「それはいいが……儂らの話じゃと、かなり古い情報となってしまう。それよりは赤龍帝に聞いたほうがいいじゃろて。お主らは今もギィ・クリムゾンと親交があるのじゃろう?」
爺さんの言葉に皆が一斉に俺の方へと視線を向ける。
この人……面倒くさいから俺に振ったな。まあ、爺さん自身、基軸世界の話に興味があるのだろう。俺としても、あの姿を披露した時点で基軸世界のことを話す覚悟を決めたつもりだから別にいいけど。
「俺にも聞かせてもらえないだろうか? 兵藤一誠」
そう言ったのはヴァーリだ。爛々と瞳を輝かせ、期待に満ちながら俺達を凝視している。
「俺は今までグレートレッドこそが最強の存在であると考えていた。だが、あの姿を見て思ったんだ。グレートレッドを上回る存在が他にもいるのだとね。もし、本当にそのような存在がいるのであれば、俺は興味がある」
ヴァーリの言葉に俺は少し悩む。“禍の団”に基軸世界のことが知られると、どう考えても面倒事になる未来しか見えないからだ。まぁ、それは“三大勢力”も同じだし、何よりヴァーリチームの奴らは他の“禍の団”の連中と違うということはわかってるからな。別にいいか。
「……わかった。その代わり、他の“禍の団”の奴等には言うなよ」
「ああ。約束しよう」
ヴァーリは義理堅いし、約束は守る質だ。そんなヴァーリならば信用できるだろう。実際、父さんと母さんを襲わないという約束を律儀にずっと守ってくれてるぐらいだからな。
「さてと、ではあの者達をどうするか……だな」
タンニーンのおっさんは倒れ伏しているカグチ、メロウ、ロキの三人を見ながら呟く。三人共、瀕死の状態。カグチとメロウなど、精神生命体でなければとっくの昔に死んでるだろう大怪我だ。
「しかし、酷い有り様だな。生きてんのか?」
「多分。カグチとメロウは殺す気でやりましたけど、ロキは一応手加減しましたから」
神祖の部下であるカグチとメロウはともかく、ロキは北欧神話の神の一柱。判断は北欧────オーディンの爺さん達に任せるべきだと判断したため、ロキだけは手加減しながら戦っていたのだ。まあ、あの謎の鎧がなければ俺の拳一発で即死してただろうけどな……。
「……どうやら、カグチとメロウも生きているようです」
小猫ちゃんは仙術で二人の生存を確認したらしい。だが、二人共俺の見立て通り、暫く動くことすらできないだろうとのことだ。
「問題はアイツラをどうするか……だな……」
「それについては応相談だが、まあ“コキュートス”に永久封印だろうな。少なくとも、回復する前にとっととぶち込んだ方が良さそうだ」
アザゼル先生は言う。コキュートスとは確か、この世界における脱出不可能の大監獄だったはずだ。どんな場所かはわからんけど、この二人をぶち込むことができるほどの物なのか? いや、アザゼル先生もこの二人の強さは知ってるはず。先生が大丈夫と判断したのなら、問題はないのかもしれないな。
「そうと決まれば、早速準備したほうがよさそうですね」
俺は悲鳴を上げる身体に鞭打ちながら、倒れている二人の元へと向かう。
「……念の為、仙術で気を乱しといたほうがよさそうにゃん」
「……そうですね」
そう言いながら、黒歌と小猫ちゃんは三人に自らの気を送り込み、生命の根源を封じる。まあ、コイツラ級の存在ならば解除は容易いのだろうけど、それでも暫くは大丈夫だろうな。ついでに黒歌はメロウに駄目押しのちょっかいをかけたりしている。まあ、母親の遺体を好き勝手されたんだ。黒歌からすれば、そうとう怒りが溜まってたんだろう。というか、殺しかねない勢いだ。
俺はメロウにちょっかい出している黒歌を尻目にしながら皆の下へと向かう。
「さてと、そうと決まれば早速行くか」
俺は後ろにいる小猫ちゃんへと振り向き、言う。
小猫ちゃんも少し微笑みながら俺に続き、足を踏み出した。
────ドスッ
「……え?」
小猫ちゃんの呆けた声が俺の耳に届く。
俺は我が目を疑いながら、小猫ちゃんを見ていた。
────小猫ちゃんの胸から、何者かの腕が生えてる。
いや、生えてるんじゃない。貫いているんだ。何者かの腕が、小猫ちゃんを。
小猫ちゃんの制服の白いスクールシャツが赤に染まる。小猫ちゃんの瞳からは光が薄れていき……
ドサッ
完全に倒れ伏した。
「……なっ!? こ、小猫ちゃん!」
「……っ!? 白音ぇぇぇっ!?」
俺は即座に小猫ちゃんを抱き寄せ、一気に下手人から距離を離す! 抱き寄せたその身体からは────生気をまるで感じられなかった。
「こ、小猫ちゃん! 小猫ちゃん!!」
「……う、嘘でしょ? 小猫? 目を開けなさい!」
先程の場所へと目を見張る。そこにいたのは禍々しくも美しい蝶の羽根を持つ女。身体からは毒々しい光沢を放っており、その瞳は俺達を嘲ているように見えた。
「全く、情けない限りですわね。これでは
そう言いながら、女はエネルギーを羽根に溜め込み、光を倒れ伏していた三人に照射した!
「目覚めなさい。“
瞬間、エネルギーが三人の身体を包み込む! 徐々に俺の付けた傷は癒えていき、やがて、三人は再び立ち上がった!
ザンッ!!
「おっと?」
女は大きく跳躍し、
「あらあら? いきなり何をしますの?」
「何するんだはコッチのセリフだ。俺とコイツの戦いは既に決着が付いてたんだよ? 何横槍入れてんだ?」
カグチは目をギラつかせながら女を睨むが、女は何処吹く風で反論する。
「そんな事言われましてもねぇ? 私が助けなきゃ、貴方確実に死んでたわよ?」
「死んでもいいんだよ! 戦いの中で死ぬんなら俺は本望だね!」
何か言い争ってるみたいだけど、今はそれよりも小猫ちゃん優先だ! 俺は慌てて小猫ちゃんを鑑定解析する! 心拍は停止……脈も止まってる……でも、魂はまだ昇天していない!
「黒歌! アーシア!」
「は、はい!」
「わかってるにゃんっ!」
アーシアは神器により、小猫ちゃんの傷を修復、黒歌は小猫ちゃんの身体と消えかけている
ドゴォォン!!
「ぐはっ!」
瞬間、俺達の後ろで大きな爆発が起きる! 振り向くと、そこには滑り込むようにして俺たちを庇うタンニーンのおっさんと、指揮棒で音波を放ったであろうメロウの姿があった!
「おっさん!」
「だ、大丈夫っすか!?」
「ああ……問題……ない……」
問題ないわけないだろ! 見てわかるくらい、おっさんはボロボロになっている! クソッ! メロウのやつ、完全復活してやがるな! しつこすぎるんだよ! 少しは空気を読めよ!
「クククッ、私達を殺しそこねたのが運の尽きだな赤龍帝……感謝するぞ。ラーヌ」
「いえいえ、お安い御用ですわ」
ラーヌと呼ばれた女は俺たちの方を振り向くと、漆黒のスカートを摘み、軽く会釈をする。
「初めまして皆様。私、神祖様の高弟第14位にして蟲を統べる女王────ラーヌと申します。以後……があれば、お見知りおきを」
神祖の高弟14位!? 情報だと、神祖の弟子は13人のはずだろ!? いや、それよりもコイツ……
「────“
間違いなく、コイツの種族は“
「……どういうことっすか? 蟲魔王と蟲皇妃が滅んだ以上、このレベルの“蟲魔人”が誕生するなんて、もうないはずなんすけど……」
ミッテルトは小猫ちゃんの蘇生に少しでも時間を稼ごうと、ラーヌと名乗った“蟲魔人”に問いかける。ラーヌはそれを聞き、可笑しなことを聞いた風に首を傾げる。
「確かに、私の父たる“蟲魔王”は滅びました。ですが、兵藤一誠。貴方の兄弟子たる男はもともと、父の支配から逃れるために脱走をした“蟲魔人”ではないですか? 貴方方が以前相まみえたという“ラズル”然り、父の陣営から離脱した“蟲魔人”が、よもや、他にもいないとは考えなかったのですか?」
「……ってことは、お前は“蟲魔王”ゼラヌスの娘ってことかよ」
道理で凄まじい威圧感を放ってるわけだよ! こんなやつまで配下に加えてるのかよ!
「む、蟲魔王? 何なのそれは?」
部長達は俺達の会話に付いていけないらしく、思わずと言った風に疑問を投げかける。
「蟲魔王は、蟲を統べる王ですよ。その力はギィさんに勝るとも劣らないというとんでもない存在。少なくとも、オーフィスやグレートレッドでは、戦いが成立しない程の異次元の化け物です」
「……オーフィスやグレートレッドが相手にすらならない……か。そんな化け物いるのかよ?」
俺の言葉にアザゼル先生は呆れたように呟く。ここまで来ると、一周回って笑えてしまうみたいだな。
「まあ、蟲魔王は既に滅んでるんですけどね」
俺はチラリと小猫ちゃんの方を見る。魂はまだ残留しているようだが、目覚める気配は一向にない。アーシアの回復では傷は癒えても死者を蘇生できるわけではない。かといって、今この場に蘇生魔法“
俺は歯を噛み締めながら、この場を切り抜けるために再び呪文を唱えようとする!
「あら? ひょっとして、先程の形態をもう一度使うつもりですか?」
「そのまさかだよ!」
『なっ! よせ! 相棒!』
俺は宝玉から再び魔の力を高め、解き放つための言葉を紡ぐ!
「我、目覚めるは王の理を魔より授かりし二天龍なり────」
バキィィィン!
瞬間、俺の視界が赤く染まる! ポタポタと何かが垂れる音が、静寂な場に響く。
視線を落とすと、“赤龍帝の籠手”は大きくひび割れを起こしており、そのときになって俺は顔面の穴という穴から鮮血を垂れ流していることに気付いた。
「なっ! イッセー!?」
「赤龍帝君!?」
「しっかりするっす! イッセー!」
俺は顔の血液を拭いながら、ふらつく身体をなんとか奮い立たせる。それを見たラーヌはしたり顔で俺のことを眺めていた。
「流石にギィ・クリムゾンの力。あの形態の戦闘力は私をも上回ってるでしょうね。あれ程の力を続けて使うことなんて不可能でしょう? 制限時間以内に留めてようが、連続しての変身はできないと思ってましたよ」
俺は遠のきそうな意識を必死に繋ぎ止め、ラーヌを睨みつける。確かにコイツの言う通り、この力を続けて使うのは不可能に近い。負担が大きすぎるのだ!
『その力は他でもない、俺様の力だ。今のお前では扱いきれんだろう。ま、精々使い所を見誤るなよ……』
かつて、ギィさんに言われた言葉が俺の脳裏をよぎる。使い所を誤った! その結果がこれかよ!
「……さてと、カグチ。貴方、兵藤一誠のこの形態を隠していたでしょう」
「……だったら何だ?」
メロウの反応からわかっていたが、カグチはどうやら俺の“真紅の赫覇魔龍帝”を隠していたようだ。それはコイツが戦いたかったという個人的な理由なのだろう。ラーヌは呆れたようにため息をつく。
「全く、マスターにも黙ってるなんて悪い子ね。でも、マスターは喜んでいたのですよ。この男を解析すれば、ギィ攻略の足掛かりになる可能性がある。もしかしたら、ギィの力を持つ新種族……なんてものを作れるかもしれないとね」
俺は便利な素材扱いかよ! ラーヌは意地の悪そうな笑みで俺を見つめてやがる!
「あぁ、そうそう。ちなみに、この場に来たのは私だけではありませんからね」
ラーヌの言葉とともに、空間が歪み、新たなる存在が三人現れる! このタイミングで新手かよ!? 三人共並の覚醒魔王を超える程の力を持ってやがる! こいつらも神祖の部下か何かか!? 一人は悪魔の女! メロウと同じフードを被っており、濃密な魔の気配は俺の後ろにいるセラフォルーさんをも遥かに上回っている! 一人はカマキリとダンゴムシを掛け合わせたかのような姿をした“蟲魔人”! ラーヌの関係者と思われ、その複眼で辺り一帯を観察してやがる! 最後の一人は機械の体を持つ男! 金属質の光沢に機械のような様々な回路が剥き出しになっている! 見ると、機械の男は何かを抱えている様子だ。アレは────
「────っ、セラ!?」
機械の男は家にいるはずのセラを片腕に抱えていた! 俺の叫びを聞きながら、機械の男は嫌悪感を隠さない視線で俺を睨みつけていた。
前回が良かった分、今回の話でかなり批判きそう……
取り敢えず、21時までお待ちください