ウマ娘ショートコント集 (旧:98世代で超新塾) 作:アマノジャック
ヒシミラクルは忘れ物を取りに夜の学園へと来ていた…
ミラ子「うぅ…夜の学園は不気味だな…でも、忘れた宿題は明日までだし…はぁ。お化けとか出ないよ……ね?」
ピカーン
ミラ子「きゃあああ!!」
トレーナー「うおぉぉぉ!?」
ミラ子「…ってトレーナーさん!?こんな時間に何を?」
トレーナー「何って…見回りだけど?ヒシミラクルこそ、何でこんな時間に学内にいるんだ?」
ミラ子「実は…宿題を教室に忘れてしまいまして…」
トレーナー「はぁ…さっさと回収したら寮に戻れよ。最近、お化けが出るとか噂になっててな…トレーナーの俺まで駆り出されることになった。」
ミラ子「お…お化け!?」びくっ
トレーナー「苦手か?とりあえず、お前の教室まで一緒に付いていってやるが…何か出たらすぐに言えよ?」
ミラ子「は…はい…」
トコ…トコ…
ミラ子「(いやいやいや。本当に出たりしないよね?と言うことは…合法的にトレーナーさんに抱きつけるチャン…)」
トレーナー「出たっ!?」
ミラ子「ひぃ!?いやあぁぁぁ!どこですか~?どこから出たのですかー!?」
トレーナー「…耳からノーリーズンが出てきた。」にょきっ
ミラ子「トレーナーさんの身体ってどうなってるのですか!?いや、ノーリーズンちゃんはどうやって出てきたの?」
ノーリーズン「"どうやって"じゃと?にゃっはっは~!そんなものは無い!何故ならワシは"
ミラ子「いや意味分からないから!」
トレーナー「…とりあえず、俺の耳の中で喋らないでくれない?」
ノーリーズン「おぉ!すまんすまん!」スポッ
トレーナー「…まぁ、仲間が増えたと考えよう。ノーリーズン、ヒシミラクルが忘れ物を回収したら一緒に栗東寮まで帰ってやってくれ。」
ノーリーズン「あい、分かった!早く行くぞ!」
ミラ子「ノーリーズンちゃんが止めた原因なのに………ん?あそこに誰かいませんか?」
???「…」ズズズ…
ノーリーズン「あやつは…デュランダル!?」
トレーナー「確かにデュランダルだが…何か様子がおかしいぞ?」
ミラ子「箒持ってるけど…って!?何か振り回しながら此方に来た!?」
デュランダル(?)「人間を殺す…アオゲンブリックスラッシュ!」
トレーナー「ドイツ語と英語が混ざってるな…」
ミラ子「言ってる場合ですか!?早く逃げますよ!」
ノーリーズン「とは言え、あのままのデュランダルを放ってもおけんぞ。」
トレーナー「狙いは俺みたいだ。2人とも俺から離れ…」
???「トレーナー!危ない!ハッ!」ブスッ
デュランダル(?)「かはっ!?」バコッ
ミラ子「デュランダルちゃんを一瞬で…ってファインちゃん!?」
ファイン「えへへ…お化けの噂が気になって来ちゃった♪トレーナー、ケガはない?」
トレーナー「君のお陰で何も。ファイン…君こそケガは無いか?」
ファイン「うん、私は大丈夫だよ。それにしてもデュランダルに何があったのかしら?」
トレーナー「そうだ!デュランダル!大丈夫か?」
デュランダル(?)「…クソが。こんな身体は要らん…」ズズズ…
ミラ子「デュランダルちゃんから何か出てきた!?これって前にノーリーズンちゃんたちが出していた"化身"?」
ノーリーズン「いや、アレはサッカーの時のみに起きる現象じゃ。得物を持ってサッカーなど……デュランダルならあり得るか?」
トレーナー「つまり…噂のお化けってことか!」
???「俺は俺の力を持つ者へと牽かれる者…そして、悲鳴を求む者!!お前らをたっぷりと怖がらせやる!」
ファイン「させないよ…ハッ!」ブスッ
スカッ
ファイン「そんな…レイピアが効かない…」
トレーナー「全員、逃げるぞ!」
ミラ子「トレーナーさんは私に背中に乗って!」
ノーリーズン「デュランダルはワシに任せよ!」
………
???「はっはっはっ!もっと逃げろ!泣き叫べ!それが俺の糧となる!」
ノーリーズン「うがあぁ!引き剥がせる気配がせんぞ!」
ファイン「何か…何かないかしら?」
ミラ子「お化けといったら…うーん…うーん…あ!御札とか?」
トレーナー「それだ!アイツを封印する御札だ!」
ノーリーズン「じゃが、そんな物がどこにある?」
トレーナー「んー、今月のコロコロの付録に付いてないかな?」ペラペラ
ミラ子「ちょっ!?人の背中の上でマンガ読まないでくれます!?」
トレーナー「…あったぞ。」ぴらっ
ミラ子「嘘でしょ!?」
トレーナー「さて、武器となる御札も手に入れた。ヒシミラクル…ちょっと、降りるぞ。」するっ
ミラ子「へ…ってトレーナーさん!?まさか、1人で…」
トレーナー「子供を守るのが大人だからな…行くぞ、お化け!勝負だ……!?」ピタッ
???「おのれ負けるか……!?」ピタッ
ミラ子「え?えぇ!?どういうこと!?」
ファイン「…2人の動きが止まった?」
ノーリーズン「何があったのじゃ?」
トレーナー「よく見たらコイツ…俺の知り合いだ。」
ミラ子&ファイン&ノーリーズン『…はい?』
トレーナー「普段はマンハッタンカフェに取り憑いているんだが…ちょっと、挨拶してくれ。」
デサイレン「…『サンデーサイレンス』だ。カフェが学園から離れてて…代わりにデュランダルに憑いてた。」
トレーナー「人騒がせなヤツだな…」
デサイレン「悪い悪い…もう、しねえから。」
ファイン「サンデーサイレンスって…アメリカのウマ娘だよね?何年間か前に亡くなったのは知ってるけど…何で日本にいるの?」
デサイレン「それは俺も分からねぇよ。」
ミラ子「えーと、幽霊なの?」
トレーナー「幽霊だな…まぁ、実害はあるけど悪いやつでは無いよ。」
ノーリーズン「それは悪いやつじゃろて…」
トレーナー「しかし、そうなると…この封印の御札が無駄になるな。せっかくの付録だから勿体ないし…」
ファイン「あっ!じゃあ、私が貰ってもいい?」
トレーナー「いいけど…何か封印したいものがあるの?」
ファイン「うん♪」
トレーナー「分かった。バッチリと封印してやれ。」
ファイン「ありがとう♪それじゃあ、早速…」
ペタッ
トレーナー「ちょっ!?何で俺に…待て!まだ仕事が…ああああ!」シュゥゥ…
ファイン「フフフ…ちゃんと後で解放してあげるから。隊長、ヘリの準備を。」
SP隊長「承知しました。」
ミラ子「ちょっと!?私のトレーナーさんを持って帰ろうとしないでよ!?」
ノーリーズン「いくらファインといえど…それは見過ごせぬぞ?」
デュランダル「主の危機に私、参上!このデュランダル、必ず主をお助けしましょう!」
デサイレン「とりあえず、この札は俺が持っとくから…最後に残った奴が取りに来い。」サッ
ミラ子&ファイン&ノーリーズン&デュランダル『あ!?トレーナーを返せぇぇ!!』
次の日、ヒシミラクルは宿題を忘れ、補習を受けることとなった。