ウマ娘ショートコント集 (旧:98世代で超新塾) 作:アマノジャック
シーナ「はぁ…はぁ…よし、ノルマ達成!今日のトレーニングはこれでおしまい。すっかり辺りは暗くなってしまったわ。とりあえず夕飯を…あら?何か向こうで音が聞こえたわね?行ってみましょう。」
ゴルシ「どすこい!どすこーい!」しくしくしく
シーナ「ゴルシさん!?」
ジャス「あぁ、シーナさん。いらっしゃいませ。」
シーナ「ジャスタさん!?これは一体?」
ジャス「夜鳴きそばです。あぁ、ご安心を…ちゃんと学園から許可は取ってますので。メノさんも認知しています。」
シーナ「なるほど。それでゴルシさんが泣いているようですけど…何かあったのですか?」
ドンナ「ほほほ…泣いているのは美味しいラーメンが作れないからよ。」しくしくしく
シーナ「ジェンティルさん…ってそれは最悪じゃないですか!?」
ゴルシ「何回作っても携帯電話みたいな味になっちまうんだ…」しくしくしく
シーナ「いや、携帯電話みたいな味って何ですか?」
ゴルシ「…食ってみればわかる。」
シーナ「い、いただきます…」
ズルルルル…
シーナ「うわ、本当に携帯電話みたいな味じゃない!?もういいわ…食堂で何か食べて帰るわ。」パリンッ
ゴルシ「だからってラーメン鉢割るなよ…それよりシーナよ。オメー、来週レースだろ?」
シーナ「そうですけど…?」
ゴルシ「残念だな~。今ならG1・564勝ラーメンがたった200円で食べられるというのに~」
シーナ「G1・564勝ラーメンですって!?」
ゴルシ「このジェンティルの筋力は言うまでもないが…レースに必要な身体作りの食事、知識、それらを達成するだけのコネ。よーするに必要なもんを全部持ってると言っても過言じゃねぇ奴だ!その証拠にG1を6勝もしてるだろ?」
シーナ「…G1の勝利数はゴルシさんも一緒では?」
ドンナ「ほほほ。育成時に一口食べればスピードに+100%、二口食べればパワーに+100%の補正が付くわ。最終的なパワーは私が持ってるマイ鉄球をあっという間にビー玉サイズまで短縮できるほど…そして、それを見ていた根性はしばらく-50%の補正がつくと言われてましてよ。」
ゴルシ「そんなラーメンがわずか200円で食べられるチャンスだぞ?」
シーナ「本当かしら?」
ゴルシ「本当よ!本当だともよ嘘言わない!だって、今日は嘘言わない春の夜!」
シーナ「じゃあ、そのG1・564勝ラーメンをもらおうかしら。」
ドンナ「ほほほ。G1・564勝ラーメンが1丁ね。」
ゴルシ「おうよ!G1・564勝ラーメン1丁!」
ドンナ「あら?G1・564勝ラーメンが1丁?」
ゴルシ「YES!G1・564勝ラーメンが1丁!」
シーナ「何をしているのかしら?」
ゴルシ「G1・564勝ラーメンを作るには気合いはめっちゃ必要なんだ。だからジェンティルに闘魂注入してるんだ!」
ドンナ「ほほほ…作っていくわよ。」
グツグツグツ…
シーナ「あら、豚骨ベースなのね。」
ゴルシ「ただの豚骨じゃないんだぜ。あれはG1レースである宝豚記念を2連覇したエリート豚の豚骨だ!」
シーナ「…エリート豚?」
ゴルシ「さらに麺に使った小麦…」
シーナ「…もしかしなくてもエリート小麦かしら?」
ゴルシ「違う違う。あの小麦を育てたウマ娘がカナダでG1を3勝した後、アメリカのクラシックレースに殴り込んで2冠を勝ち取り、最後にカナダに戻ってG1レースをもう一度勝ち取ったすげェ奴なんだ。 そんなウマ娘が本気で育てた小麦…を理事長が持って帰ってきたのを使って麺にした。」
シーナ「そんなすごいウマ娘が本気で育てた小麦…よく手に入ったわね。」
ゴルシ「ああ、今回使っている食材は…こういったバカなのかすごいのか全然よく分からないけど、とりあえず何らかのG1勝利が結集された食材たちでよぉ!そのG1勝利数を合計すると564勝になるってことよ!」
シーナ「それでG1・564勝ラーメンなのね…」
ドンナ「完成しましてよ。」ドンッ
シーナ「凄いわ!スープも麺も輝いている。それでいて足も早くなる…これはもう奇跡のラーメンよ!いただきます!」
ズルルルル…
シーナ「携帯電話みたいな味じゃない!?」パリンッ
ゴルシ「どすこーい…」しくしくしく