ウマ娘ショートコント集 (旧:98世代で超新塾) 作:アマノジャック
ミラ子「ふっふふーん♪」
トレーナー「楽しそうだなヒシミラクル。」
ミラ子「だってトレーナーさんとデートですし♡」
トレーナー「デートじゃなくてトレーニング用品の買い出しな?」
ミラ子「休日に男女が出掛けるならデートですって♡ほら、ちょうど公園にいますし…デートらしくはちみーとか飲みながら一休みとかどうです?」
トレーナー「いや、買い出しはもう終わったから次はプールな。」
ミラ子「水着デートを希望で?では2人乗りのボートでウォータースライダーを一緒に…はっ!?ナイトプールで大人な時間を…♡」
トレーナー「学園外のプールじゃねえよ!学園のプールでトレーニングだよ!…それにしてもこの公園、子供が多くないか?」
ミラ子「簡易ステージがあるので何かイベントでもあるのでしょうか?あ、目立つ看板がありますね!えーと…『マーちゃんと遊ぼう』?」
トレーナー「マーちゃんって…アストンマーチャンのことか?確か本人の着ぐるみを学園でよく見るよな…誰が入ってるのだろ?」
ミラ子「担当トレーナーでは?」
トレーナー「彼女にはまだいなかったはずだけど…」
???「そうなのですよ。」
トレーナー&ミラ子「「わっ!?」」
マーチャン「驚かせてしまいましたか?では、ご挨拶を…アストンマーチャンです。」
トレーナー「いや、普通に知ってるけど…」
マーチャン「なんと!既にアナタは専属カメラマンだったのですね。」
ミラ子「違う違う!わたしのトレーナーさんだから!」
トレーナー「それで…イベントの主役が俺たちに何の用だ?」
マーチャン「実はですね…着ぐるみの中の人が急に来れなくなっちゃいまして…。何でも笹針師として学園に侵入してたのがたづなさんにバレて追いかけられているのだとか。」
トレーナー「笹針師?そんなの知らない…てか、ただの不審者じゃねぇかソレ!」
ミラ子「あれ?じゃあ、学園内で見た着ぐるみって中に不審者が入っていたってこと!?」
マーチャン「今はそんなことはいいんですよ。それでですね…今日はトレーナーさんにマーチャンになってほしいのですよ。」
トレーナー「いや、着ぐるみとかしたことないし…子供たちを喜ばせる自信とか無いぞ?」
ミラ子「んー、でも来てる子たちはイベントを楽しみにしてるようですし…わたし的にはいいと思いますよ。プールトレーニングが潰れそうですし。」
トレーナー「最後のが本音だろ…分かった。やれるだけのことはやってみる。」
マーチャン「─本当ですかっ!?ありがとうございます!」ぱあっ
───
マーチャン「それではマスコットのマーチャン、来てください!」
トレーナー「…」ふりふりっ
子供1「マーチャンだ!」
子供2「マーチャン可愛い!」
子供3「わーい!わーい!」
トレーナー「…(うぉっ!?もう子供たちに囲まれて…凄い人気だなマーチャン着ぐるみ!ファンと交流してるヒシミラクルもこうだったのかな?)」
子供1「マーチャン、マーチャン!握手して!」
トレーナー「…(握手か?でも着ぐるみだと握りにくいし…よしっ!)」コクっ
にゅっ!←首の隙間から手を伸ばす音
子供1「ぎゃー!?」
子供4「うわーっ!?」
子供5「何か怖いよー!!」
ミラ子「ちょっとぉ!?何してるんですかっ!?子供たちドン引きじゃないですか!?」ひそひそっ
トレーナー「え?いや、握手しようと…」ひそひそっ
ミラ子「普通に着ぐるみの手ですればいいでしょうが!」ひそひそっ
トレーナー「そ、そうだったの!?悪い…」ひそひそっ
ミラ子「わたしじゃなくてマーチャンに言ってください!」ひそひそっ
マーチャン「だ、大丈夫ですよ~?ちょっと第3の手が伸びてきただけですよ~?もう出てきませんからね~?」
子供6「本当?」
マーチャン「本当です!」
子供6「じゃ、じゃあ…ぼく、サインほしいのだけど?」
トレーナー「…(サインだな。ヒシミラクルもよくしてたな…ちゃんと自分の名前を書かないと!)」コクっ
キュ、キュ、キュッ!
トレーナー「…」っサイン色紙
子供6「『トレーナー』?なにこのサイン!?」がーん
マーチャン「だ、大丈夫です!本物のサインはこっちです!手品をしてくれたんですよ!」
子供6「そうだったんだ!…でも、ぼくの渡した色紙とは違うような…?」
子供7「何か変だー?」
子供8「気持ち悪い!」
子供9「あやしいぞ!」
子供10「うどんたべたい!」
トレーナー「…(あれ?俺、また何か間違えた!?)」
父親「あの~?子供と一緒に写真を撮ってほしいのですけど?」ひきっ
子供11「…」ひきっ
トレーナー「…(写真か…ちゃんとカッコいい顔で写らないとな。)」コクっ
父親「はい、チー……ズ?」
ずーっ!←着ぐるみの口を広げてトレーナーのキメ顔を見せる音
父親「なにごとぉー!?」ぱりーん
マーチャン「そこは無理やり広げないでくださいー!?」まちゃーん
子供12「オイ!今、何か口から出てきたぞ!」
子供13「やっぱり何か変だ!」
子供14「きっとニセモノだ!やっつけろ!」
子供12「とりゃー、うりゃー!」げしげしっ
子供13「くらえ、ニセモノ!」がんがんっ
マーチャン「あぁ…!マーチャン着ぐるみが蜂の巣に…!」
ミラ子「とんでもないことになってる…」
トレーナー「…(くっ!子供がやっているとはいえ暴力はよくないな。ちょっと、教育しないとな!)」
がぽーん!←胴体から首が離れる音
子供12「ひっ!」
むんずっ!←近くにいた子供を捕まえる音
子供12「うわっー!」
ひょーい…がぽっ!←そのまま子供を着ぐるみの中へとしまう音
トレーナー「君、何でも暴力に訴えるのはよくないことだよ。」
子供12「ひぃ~!は、はいっ!すみません!」
トレーナー「誰かを叩く前に叩かれる痛さを知っておくかい?あぁん?」
子供12「た、助けて!誰か、助けてー!?」
ミラ子「マジで何してるのぉ!?」
マーチャン「…マーチャン着ぐるみにそんな使い方が…?」
ミラ子「絶対に参考にしちゃダメだよ!?」
ぺぇ!←マーチャン着ぐるみの中から子供が解放される音
老いた子供12「すみませんでした…すみませんでした…」ガタガタっ
子供15「こわい…」
子供16「マーチャン、こわい…」
トレーナー「…え?違っ!暴力は良くないって教えただけで…」
子供たち『うわーん!怖いよー!』たーっ
トレーナー「ま、待ってくれー!…そんな…どうしてこんなことに…?」
ミラ子「全部アナタのせいでしょうがー!」げしっ
トレーナー「ぶれいぶしょっとー!?」
ミラ子「何でこんなにも不正解なことばっかり選択してるのですか!?見てくださいよマーチャンのこの顔!」
マーチャン「もうマーちゃんは忘れられた方がいいんだ…」ずーん
ミラ子「育成シナリオだと完全にバットエンドですよコレ!本家シナリオでもまだ出てない青い顔がこんな話で出てますよ!」
トレーナー「…そんな!ごめんよアストンマーチャン!」ガーン
マーチャン「…いいえ、謝るのはマーちゃんの方です。無理言ってマーチャンになってもらってすみませんでした…」
トレーナー「いや、それでも上手くマーチャンを出来なかったのは俺のせいだ。本当にすまない!」
マーチャン「トレーナーさん…」
トレーナー「ヒシミラクル。さっきの子供たちにも謝りたい…連れ戻してもらえるか?」
ミラ子「分かりました。」
トレーナー「アストンマーチャン…この着ぐるみだけど…また俺にリベンジさせてくれ。とりあえず、今日のところは脱いで返すか…ら?」
マーチャン「トレーナーさん?」
トレーナー「どうしよう…さっきのヒシミラクルのかかと落としで頭が取れなくなった。」
マーチャン「えぇ…!」
───
子供1「本当にマーチャンが謝ってくれるの?」
ミラ子「本当だよ!今回はちょっと調子が悪くてね…ほら、そろそろ戻……?」
トレーナー「アストンマーチャン、まだ頭が抜けれない!口、もうちょっと開けない?」ぐいっ
マーチャン「ギリギリなのですよ~!」ぐぐぐっ
ミラ子&子供たち『頭から何かを食っとる!?』がびーん
その後、何とか抜け出したトレーナーは子供たちに土下座し……全員にたい焼きを奢って許してもらいました♡