幻想郷の出会い   作:海風 光

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 今回、戌眞呂☆さんの作品「幻想郷文写帳」とコラボさせていただきました!

 私の様なまだまだ新米とコラボしていただき、戌眞呂☆さんには本当もう感謝の極みです!!

 それではどうぞ~ 

※この章は本編よりもかなり先の話となるため、東方キャラ達との関係に若干違和感がある場合がございます。


戌眞呂☆さんとのコラボ♪
1.妖怪の山での出会い


…俺はいつもの様に幻想郷をあても無く歩き、自身の修行を兼ねた旅をしている。

 そして、天狗達の住処でもある「妖怪の山」の中腹辺りまで来た時―

 

「―其処の者、命が惜しくば今すぐ立ち去れ!」

 

 白髪の髪と犬耳を生やし、両手に剣と盾をもった男女数人が、俺を取り囲む様に現れた。姿から察するに…恐らく彼らは哨戒の役目を持つ“木の葉天狗”(またの名を“白狼天狗”という)だろう…そして、彼らは自身の役目を果す為に、侵入者への警告もとい…殲滅を行いに来たのであろう…

 

「…貴様、何か答えたらどうだ?」

 

 若干チャラそうな白狼天狗(以後チャラ狼と呼ぶ)が何か言ってきた為、俺もそれ相応の返事をする事にした。

 

「…あんたらのテリトリーに無断で入ってしまった事には謝る。すまないな。…だが、警告の割には些か人数が多すぎやしないかい?」

 

 俺の言葉に、チャラ狼は当たり前だとでも言わんばかりの顔で口を開いた。

 

「警告?そんな事はしねぇよ」

 

「なら…俺でも食う気か?」

 

 俺は出来れば外れてほしいという思いも込めて言ってみた。

 

「正解だ!お前心が読めるのか?」

 

「…流石にそれは無いな…俺は只の旅人だ。あと、俺を食う理由を教えてくれないか?」

 

 チャラ狼は一瞬人を馬鹿にする様な笑みを浮かべると、理由を話し始めた。

 

「人間風情に教える義理は無いが今回は特別だ!そうだな…端的に言うなら、俺達のストレス発散だ。」

 

「ストレス発散…だと…」

 

「あぁそうさ、烏天狗共はいつもでかい顔をして、俺達白狼天狗達を見下している。だが、天狗社会では下っ端の俺達が逆らう事は出来ない…だから俺達はこの山に迷い込んだ人間を襲って喰っているのさ!」

 

 俺はチャラ狼の言葉をずっと黙って聞いていた。

 

「―だから俺達は貴様を襲い、その肉を食らうんだよ!」

 

 チャラ狼はそう言いながら、剣を振り上げながら襲い掛かってきた。

 

「…天狗社会の面汚し共め…」

 

 俺はそう呟くと、チャラ狼が振り下ろした剣を少しだけ横にずれて避けると、瞬時に腰の刀(翡翠)を抜刀し、すれ違いざまに峰討ちをチャラ狼の腹部に叩き込んだ。

 

「ぐっ…ぐふっ…」

 

 突然の攻撃の為、防御が間に合わなかったのであろうか、翡翠の峰はチャラ狼の溝にクリーンヒットし、やられた本人も言葉を失い、その場に倒れこんだ。

 

「き…貴様…よくも同士を…“人間”の分際で…」

 

 周りの白狼天狗はチャラ狼がやられた事に怒っている様で、皆一斉に剣を構え、俺に襲いかかる準備をしていた。

 

「…先に仕掛けてきたのはお前らの方だろうが…それと、“剣を向けた”って事は、“斬られても文句は無い”って事だな?」

 

 俺が少しドスを効かせた声でそう言って睨みつけると、何体かは少し怯んだ様で、後ずさりしていた。

 

「あともう一つ…俺がいつ“人間だと言った”…?」

 

 俺の言葉に、白狼天狗の何体かは驚いた顔をしていたが、リーダーらしき白狼天狗の言葉に再び真剣な顔つきになった。

 

「…おい、いつまでこうしている気だ?そろそろ俺も飽きてきたぞ…弱腰の狼さん♪」

 

「て…てめぇ…言わせておけb-「待て」り…リーダー?」

 

「…少し落ち着け、怒れば相手の思うつぼだ」

 

 白狼のリーダーは、俺の挑発に乗ろうとした白狼天狗を鎮め、他の白狼天狗達に目配せをしていた。

 

「侵入者よ…貴様は我らを怒らせ過ぎた…あの世で後悔するがいい…」

 

 白狼のリーダーが白狼天狗達は持っていた盾を投げ捨て、右手の剣を握りしめながら俺の周りをもの凄い速度で走り始めた。

 すると俺の周りに直径5m程ある風の渦が巻き起こり、俺を風の渦の中に閉じ込める構図が出来上がった。

 

「………。」

 

 俺は黙って渦を見あげると、白狼天狗達の動きに意識を集中させた。

 白狼のリーダーは、走りながら「どうだ!」とでも言わんばかりの顔をしていたが、相手が悪かったな…「風を操る程度の能力」を持つ俺にとっては、“この程度の風”は全く平気だ。むしろ俺の力を強くするだけという事には気が付いていないのであろうか?

 

「これで終わりだ!いくぞ!」

 

「「「「「「「おう、リーダー!!」」」」」」」

 

 白狼のリーダーの言葉と共に、8方向から俺に向かって斬りかかってくる天狗達。だが俺はその場から動かず、右の手のひらを広げた。すると右手に風が集まり、白と銀の札…スペルカードが現れた。

 

「鎌鼬『斬風h―』仮速『マシンガンスパイク』―!?」

 

 風の斬撃で白狼天狗共にお灸を据えてやろうと、スペルを宣言する直前…文の様な速さで現れた人物の何発も打ち込んだ蹴りに、白狼天狗共は声を出す暇もなくやられてしまった。 

 

 俺が改めて先ほどの人物を見ると、そこにいたのは…縁が茶色いゴーグルをつけた青い帽子を被り、濃い銀の髪と淡いエメラルドの瞳を持ち、首からカメラを下げた青年だった。

 

「危ないところでしたけど、大丈夫ですか?」

 

 青年は俺の方を見ながら、さっきの事を心配してくれた。

 

「えぇ、助けて頂きありがとうございます。あとあいつら(白狼天狗達)にお灸を据えて頂いて。」

 

「お灸ですか?」

 

 青年は何を言っているのだと言いたげな顔で俺を見た。

 

「えぇ、あいつらが飛び掛かってきた瞬間にこれを使おうと思っていたのですが…手間が省けました。」

 

 俺はそういうと、さっき使おうとした「鎌鼬『斬風波(ざんぷうは)』」のカードを青年に見せた。

 

「スペルカード!!あなたも使えるのですか!」

 

 スペルカードを見た時の青年の目はとても輝いてた。…まぁ確かに「弾幕ごっこは女の子達の間で流行ってる」って、霖之助が言っていた様な覚えがあるな…って、俺としたことが一番大事な事を忘れていた。

 

「…そういえば自己紹介が遅れました。俺の名は琳。幻想郷で修行中の旅人です。」

 

 俺の言葉に、青年も返すように口を開いた。

 

「俺の名は葉月欧我。ブン屋の助手兼写真屋です!」

 

 

 

―つづく―

 





 …欧我君の話し方大丈夫でしょうか…(焦)
 もし違和感があるのであれば、言っていただくと助かります…(汗)

 はいっ、初めてのコラボなので、滅茶苦茶緊張していた私です(苦笑)

 あと、今話の序盤の方、殆ど琳の独壇場になってしまいました…言い訳すると、これでも3~4回位修正したんで…でもやっぱり前書きが長すぎて中々本編に行かなかった…あとやっぱ言い訳はよくないね…言い訳してすみませんでした(謝)すべては文章力(笑)の俺の実力です…(泣)

 とまぁ、今話の最後にも言いましだが、この企画は現在の予定ですと、あと2話くらい続きます!(まだ出したいキャラいっぱいいますしね♪)


 あと、報告なのですが、私が通う学校の都合で、次の投稿がかなり遅くなります。
 戌眞呂☆さん申し訳ないです…帰ってき次第、すぐに書きますので…(謝)

 それでは次話で!
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