幻想郷の出会い   作:海風 光

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 申っし訳ないです…更新がかなり遅くなりました…(汗)

 琳:…んで、今回は何があったんだ?

 ちょっと…法事が数日あったのと、レポート書いてたり、疲れてオチたりしてて

 琳:…次からは気を付けろよ…下手したら戌眞呂さんにも迷惑が掛かるんだから…(汗)

 肝に銘じておきます…

 琳:んで、今回は視点変更があるんだよな?

 そうですねぇ、基本私語りの三人称視点がありますね!あと今話の欧我君は結構黒くなってしました…戌眞呂さんごめんなさい…(土下座)

 琳:それじゃ、コラボ企画第4幕スタートだ!

 …私の台詞とられた…(泣)



4.躊躇する思い

「「スペルカード‼」」

 

 地面に叩きつけられた俺はすぐに起き上がると同時に札を作り、スペル宣言をした。俺と同じタイミングで欧我もスペル宣言をした様だ。

 

「禁忌『フォーオブアカインド』‼」

 

 欧我はそう叫ぶと4人になった。…どうやら欧我が宣言したスペルは、4人になるスペルらしい。

 

「虚ろ『ウィンドマリオネット』‼」

 

 俺はも負けじとスペル宣言を行い、風の札を3枚投げた。すると、札に風が集まり、小刀を持った俺が3人いた。

 

「「「「…モード大剣‼」双剣‼」太刀‼」小刀‼」

 

 4人の俺は翡翠を掲げると、それぞれの姿を叫んだ。すると、小刀、双剣、太刀、大剣をそれぞれ持った俺がいた。

 

「「凄い!琳も4人になれるの?」」「「これは面白そう!」」

 

 欧我達はそう言いながらレイピア、サーベル、ソードを何処からか取り出し、3人が武器を構え、1人は拳を構えた。それを見た俺達は一瞬目を閉じ…目の前の相手を見つめながら口を開いた。

 

「「「「…いくぞ…」」」」

 

「「「「負けないよ!」」」」

 

 小刀を持った俺はレイピアを持った欧我に、双剣を持った俺はサーベルを持った欧我に、太刀を持った俺はソードを持った欧我に、そして大剣を持った俺は無手の欧我にそれぞれ斬りかかった。

 

 

~三人称視点~

「―フッ!」

 

 欧我はそう言いながら琳にレイピアの突きを放つ…だが、琳は横から小刀を当てて軌道を逸らせた。それが何度も続き、欧我にも苛立ちが溜まり始めていた。

 

「クソッ…なんで当たらないっ…」

 

「…簡単な事だ…突きと斬るの相性は悪いが、“俺の方から受け止めない限り”劣勢になることは無い…」

 

「そうか…なら、狙えば良いんだな…!」

 

 欧我はそう言いながら小刀の刀身を狙って突きを放ち、小刀を琳ごと捕らえた。

 

「なっ…!?」

 

「フフフッ…つかまえた…」

 

 欧我がそう言った瞬間、欧我のレイピアから闇が溢れ、翡翠諸共琳を飲み込み始めた。

 

「くっ…くそっ…」

 

「フフフッ…闇に飲まれて眠れ♪」

 

 欧我がそう言ったときにはもう、“琳の分身”は闇に飲み込まれていた。

 

**************************

 

「―オラッ!」

 

「…甘いっ」

 

 欧我は焦っていた。何故なら、先程からサーベルで斬ろうにも、全て双剣で止められたり、受け流されたりしているからだ。

 

「何で…何であたらないっ…」

 

「…落ち着いて考えろ…確かに、サーベルは切れ味も良いし振りも早い…だがな、俺は“それを超える手数”で対処している…」

 

 そう淡々と言った琳の言葉に欧我は何か閃いた様で、若干口元が緩んでいた。

「なら、その手数を上回れば良いんだな…」

 

 欧我はそう言うと手首を使い、∞を描くようにサーベルを振り、琳に詰め寄り始めた。

 

「くっ…」

 

 琳は苦悶の表情を浮かべながらも、サーベルを受け流すが、徐々に押され始めていた。…そして…

 

―ガキンッ―

 

 琳が双剣2本で欧我のサーベルをかろうじて受け止めたが、それを抑えるのに必死で動けないでいた。

 

「………。」

 

 欧我は無言でその様子を見つめると、琳には見えないように水の槍をつくり、左手を背中に回して槍を掴んだ。

 

「も…もう少しで…」

 

「これで終わりだ!」

 

 欧我はそう言いながら、左手にある槍を琳の胸目掛けて投げた。

 

―ザスッ…

 

「ぐっ!?…ううっ…」

 

 欧我の投げた槍は、至近距離と言う事もあり、槍は琳の体を貫き、背中からは槍の先端が見えていたりした。

 

「…弾けろ!」

 

 欧我がそう言った瞬間、琳を貫いていた槍は琳諸共四散した。そして、そこにあるは変わり果てた琳…ではなく、ボロボロになった銀と白の札が落ちていた。

 

「―やっぱりダミーだったか…」

 

 欧我はそういいながら、自身のオリジナルのもとに向かった。

 

**************************

 

「…フッ!」

 

「くっ…」

 

 ソードを持った欧我と太刀を持った琳の戦いは、ほぼ互角といってもよかった。欧我が上段から振り下ろすと、琳はそれを横薙ぎにはらうと即座に手首を使って下から斬り上げると、剣先を下に向けて受け止める欧我…先程からこの様な攻防戦が続き、現在は鍔迫り合いの状態でにらみ合っている。だが…力の差か、少しずつ欧我の方が押され始めていた。

 

「くそっ…せめて少しでも隙があれば…」

 

「…隙などは自力で作り出すもの…最も、俺にはできないがな…」

 

「どういうことだ?」

 

「…勝ちたければ自分で考えろ…はぁっ!」

 

 琳はそう吐き捨てると、翡翠を思いっきり押して欧我を突き飛ばした。

 

「くそ…一体どうすれば…」

 

 欧我は琳と距離をとりながら打開策を考えていた。そんな時、ふっと浮かんだ琳の言葉「俺にはできないがな」

 

「もしかして…」

 

 欧我はそうつぶやくと、ソードを横向きに構えると、琳に向かって突撃した。琳はそれを受け止めるかの様に翡翠を構えた。

 

―ガキンッ…

 

 響き渡る金属音…交わる刃…そして、青年は笑みを浮かべ、対峙する青年は驚愕の表情を浮かべていた。

 

「―やっぱり…予想した通り!」

 

「…やられたよ、欧我…」

 

 そう言った琳の両腕は翡翠諸共凍り付いていた。そう、欧我がソードを通して琳に直接冷気を送り込んだのだった。

 

「…いつからこれに気づいた?」

 

「琳が言った言葉を思い出した時だよ」

 

 そう、今この場にいる琳は“能力が使えない”のである。

 

「…少し喋りすぎたか…」

 

「これで…終わりだ!」

 

 欧我がそう言った頃には、琳の体は完全に凍り付き、欧我のソードにくっついている状態だった。

 

「…砕けろ!」

 

 欧我はそう言うと、ソードを薙ぎ払うように振った。その瞬間、琳を形成していた氷柱は崩れ去り、破片の中からは水に濡れた銀と白の札が現れた。

 

 

~琳(オリジナル)視点~

 …札の分身達が欧我達に向かったのを横目で見ながら、俺は手に持つ大剣を握り直し、目の前にいる欧我に斬りかかった。

 

「…オラッ!」

 

 俺が大剣を振り上げ、欧我に斬りかかろうとした時、欧我の手元に風が集まり、居合の体制をとっているのが見えた。…不味いっ…

 

―ガキンッ

 

「あ…危なかった…」

 

「やはり防いだか…」

 

 欧我はそう悪態をつきながら交わる大剣と大太刀を見つめていた。…本当に危なかった…直前で剣先を下に向けて受け止めてなかったら今頃俺の胴体は真っ二つになっていたところだ…

 

「次こそ当てる!」

 

「おう、やってみな!」

 

 俺はそう言いながら刀身で叩く様に大剣を横に振った。欧我はそれを防ごうと、大太刀を構えるが、吹き飛ばされてしまった。俺は追撃する為、足に風を纏って欧我に突撃した。

 

「甘いっ!」

 

 欧我はそう言うと、俺の真下に小さな竜巻を作り出し、俺を舞い上げて軌道をそらしてきた。…何とか空中で体制を立て直した俺は空を蹴り、再び欧我の元に向かった。

 

「さっきの一撃次はもう効かないぜ!」

 

「ならば、これはどうかな?」

 

 欧我はそう言うと右手だけで大太刀を持ち、左手から糸を出し、直径2m程の蜘蛛の巣を作り出した。

 

「こんな巣、すぐに断ち斬ってや…!?」

 

 俺はそう言いながら大剣を振り上げたが…すぐに下ろして糸に刃が当たらない様に巣の傍を駆け抜けた。

 

「おやおや?斬らないんですか?」

 

「あぁ、気が変わったよ…」

 

 欧我の挑発的な言葉に俺はそう答えるしかなかった…斬れるわけねえよ…“ヤマメの糸”を…

 

「まぁどちらにしろ、琳は俺の仕掛けに掛かってくれたみたいだし♪」

 

「仕掛けだと…まさかっ!?」

 

 気がつくと、俺と欧我の周りには、大量の蜘蛛の巣が俺達を囲む様に張り巡らされていた。おまけに、他の欧我達も合流してきた。

 

 …ってことはみんな“札に戻った”か…

 

「「「「さぁ琳、君はここで自由に動けるかな?」」」」

 

 欧我達はそう言いながらそれぞれの武器を構えた。威力は低いが確実に急所を狙えるレイピア。速さはレイピアに劣るがそれを忘れる程の振りやすさを持つサーベル。突きと斬撃の両特性を持ったソード。そして、振りは遅いがパワーと切れ味なら欧我の武器の中でトップクラスに躍り出るであろう大太刀。…更に最悪なのが、合流してきた3人も何かしらの能力を持っている事…俺は腹をくくり、大剣を構えた。

 

「…貴様ら、どっからでも掛かってこい!」

 

「「「「言われなくても!」」」」

 

 そう言いながら来たソードとサーベルを大剣で受け止めながら、左足で蹴りを入れてレイピア軌道をそらし、大太刀の横薙ぎをジャンプで避けると同時に、大太刀を持つ欧我の腹部に蹴りを入れた。こんな攻防が数十分程続き…

 

―数十分後―

 

「オラッ!」

 

「どうした!」

 

「動きが鈍ってきたぞ!」

 

「流石にばてたか?」

 

「そ…そんなわけ…ねぇよ!」

 

 口ではそういったものの、俺の体は悲鳴を上げ始めていた。分身を3人も作るのには結構体力を使う上に、動きが制限された空間で4人を同時に相手にしていたら疲れるのは当然か…

 

「そらっ!」

 

「うおっ!?」

 

 考え事をしていたら、死角から大太刀の横薙ぎが飛んできた。何とか防げたが、受けるだけの力は残ってなく、俺は背後の巣に飛ばされた。

 

「これでおわりだ!」

 

「「「スペルカード‼」」」

 

 欧我達はスペル宣言をすると、ポケットからそれぞれ札を出した。

 

「「「「四重奏『常闇の水氷師(糸)』‼」」」」

 

 4人同時にそう叫んだ瞬間、欧我の一人が俺の手首と足首に糸を巻き付けて巣の真ん中に固定すると、別の欧我が先程巻き付けた糸の上から闇を被せて捕縛を強固にすると、残り二人の欧我達が、俺の足元から水をかけていくと、その水の表面を凍らせ始めた。

 

「…まさか、閉じ込める気か?」

 

「ご名答!でもご安心を♪…琳が負けを認めるなら今すぐ解放するよ」

 

「ふっ…誰が認めるかよ!」

 

 俺がそう吐き捨てると、欧我は「仕方ない」と言って。俺を完全に水と氷の中に閉じ込めた。

 

「どうですか、こうなったら動く事も出来ない。おまけに氷の厚さは20㎝内側からじゃ砕くこともできない。」

 

 …確かに、さっきから色々試してみたけど、一向に氷が割れる気配はなかった。むしろ、水に体温をどんどん奪われ、俺の意識も遠のi―

 

「―琳、諦めないで…」

 

 ―…あれ?…何で諏訪子の声が?…遂に幻聴まで聞こえ始めたか…?

 

「―琳、私の弟ならこれ位どうってことないだろ?」

 

 …今度は勇儀の声が…もしかして…

 

 …俺は意を決して目を開けた…するとそこには、諏訪子や勇儀、魔理沙に永琳、咲夜さんとレミリア等、俺が幻想郷を旅して出会った人達が集まっていた。…そして、その中心にはヤマメの姿もあった。

 

 しかし…みんなどうやってこの事を…

 

―ピタッ

 

 俺が閉じ込められている氷の斜め上に、一枚の紙がくっついた。よく見ると花果子念報だ…記事の所には、「風剣士と写真屋、互角の戦い!?」と書かれていた。

 

 …成程、みんなこの記事を見て集まったのか…

 

 俺がそんな事を考えていると、ヤマメが口を開いた。

 

「琳、私の糸…斬ってもいいよ…だって、その程度じゃ私の思いは切れないから!」

 

 俺は口パクで「ありがとう」と言うと、氷の中に差し込む太陽の光を吸収し始めた。すると、髪の色が銀からオレンジ色に変わっていった。凄え!太陽だとオレンジになるのか!

 

「…スペルカード‼」

 

 俺は唯一動く右手で札を作りだし、スペル宣言をすると、指笛を吹いた。すると、手の中に小さな火花が起きた為、体の中にあるなけなしの風を加えて火花を炎にした。

 

「無駄だ、何度やってもこの氷を砕く事は出来ない!」

 

「琉神『ティーダヤーチュー』‼」

 

 俺がそう言うと、正面に向かって飛ばした。すると、炎は周りの水を蒸発させ、そこから得られる酸素によって更に燃え上がりながら、氷を溶かしていった。

 

「も…妹紅さんの炎でも溶かせなかった氷が溶けてる…!?」

 

「当たり前だ!6000℃の炎をなめるな!」

 

 そして炎は目の前の氷を完全に溶かし、近くにいた欧我の分身にぶつかって共に消滅した。

 

「さて、俺もそろそろ脱出するかな!」

 

 俺はそう言いながら俺を捕えていた糸の一部分だけを切って氷の外に出た。

 

「もう一度氷の中に戻してあげるよ!」

 

「させるか!スペルカード‼」

 

 俺はそういうと、「風神符『風来』」と「鎌鼬『斬風波』」を作り出すと、その2枚を重ねた。

 

「合符『姿無き挑戦者』‼」

 

 俺がそう叫ぶと、欧我達の死角となる所から風の斬撃が出現し、欧我達に襲い掛かった。

 

「うわっ!?」

 

「危な―」

 

「もう一人の俺ぇ!?―」

 

 欧我達は必死に避けていたが、死角から突然飛んでくるのと、殆ど見えない仕様の為、欧我の分身2人は斬撃に巻き込まれて消滅した。

 

「さあ欧我、決着の時だ!」

 





 なん…ですと…

 琳:ん?どうした?

 今回の文字数が5000文字近くありました…(驚)

 琳:まぁ、今回は色々と長かったもんな…うしっ、それじゃあ張り切ってスペルカード紹介でもするか!

 もう何も言うまい…

四重奏(カルテット)「常闇の水氷師(糸)」
 対象を蜘蛛の巣で捕縛し(闇で更に捕縛強化)、足元から水をかけながら凍らせていき、表面を氷でコーティングした水の中に閉じ込める。※同じ人4人、尚且つ闇、水、氷、糸を操れないと使えない。

 琳:…なんだ、この欧我の為だけに作られた様なスぺカは…(汗)

 フォーオブアカインドを生かしたスぺカを考えていたら完成した!あと「」の中は「すいひょうし」と読みます!因みに、糸は「し」とも読めるので、糸と師をかけたりしています!


琉神「ティーダヤーチュー」
 太陽の光を吸収した琳が、指笛を吹く動作で手の中に握り拳ほどの火の玉を作り、相手に飛ばす。

 琳:沖縄の方言でティーダは太陽、ヤーチューはお灸というらしい。

 直訳すると「太陽のお灸」となります!

 琳:そういえば、この技は元になった作品があるんだよな?

 そうです!この技は、沖縄で大人気の特撮(?)「琉神マブヤー」の必殺技の一つです!因みに、ティーダヤーチューの温度は公式でも6000℃になっています!

合符「姿無き挑戦者」
 琳のスぺカである「風来」と「斬風波」を合わせたスぺカ。何もない所から突然風の斬撃が飛んでくる。その軌道は使用者にしかわからない。

 琳:また厄介なスぺカを作ったな…(汗)

 今日の朝、学校に行ってる時に思いつきました!

 琳:あと、これも元ネタありなんだろ?

 えぇ、スペル名は「ウルトラセブン」第一話のサブタイトル「姿無き挑戦者」から!


 琳:…話は変わるが海風よ…

 どうしました?

 琳:…何か言っとく事があるんじゃねぇのか?

 そうですね…え~戌眞呂さん、決着着くの次話になりました。申し訳ないです…(汗)

 琳:本来なら今話で着くはずだったんだろ?

 えぇ、その予定だったんですが、戦闘が以外に盛り上がって…(苦笑)

 琳:まぁいい…次回はもう少し早くかけよ?

 精進します…

 海風・琳:それでは次話で!
 
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