隣のお嬢様はネガティブガール   作:星メガネ

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読んでくださり、本当にありがとうございます!

11月にGBP2020の振替公演が決まりましたね!初プレミアムシートを当てたライブなんで今から楽しみが止まらないですよ!
あと実はTwitterの #ガルパ新年初タタキ キャンペーンに当選しまして、30名様に当たる景品のポストカード7種が先日届きました。マジ全バンド尊い。

と私の最近のガルパを綴ったところで、本編どうぞ!相変わらず響也と大翔は通常運転です。


第12話 どんな人間でもテンション高い時は行動力が凄い

「(ポピパの曲、どれもいい曲ばっかだなぁ…)」

 

 

 土曜日のライブの余韻が冷めやらぬまま、月曜日の朝がやって来た。俺は土曜日のライブ終わりに物販でポピパのCDを買って帰って直ぐにスマホにダウンロードした。本当なら全部買いたかったんだが、金なくて断念。やっぱ早めにバイトしよ。

 

 そんなわけで今はライブで観た『Happy Happy Party!』を聴きながら朝のホームルーム待ち。今の所この曲が一番好きだ。初めて聴いたポピパの曲だからだろうな。

 

 

「(次いつライブやんだろ……)」

 

 

 Poppin'Partyの公式アカとかあんのかな?あったら即フォローすんだけど。好きな物やコンテンツの情報は全力で追いかけたい主義なんだよ(ただしリーク、テメーはダメだ)

 

 なんてSNSでPoppin'Partyの公式アカがないか朝っぱらから血眼になって探していると、

 

 

「おーっす。響也」

 

「あーおすおす」

 

 

 まぁ入学して一月経った今も俺に話しかけてくる男子は大翔しかいないわけで、俺はイヤホンをケースに閉まいながら友達故の雑な挨拶に返事を返した。

 

 

「すっかりポピパの沼にハマってやんの」

 

「それを言うならお前もだろ。見てくれと言わんばかりに鞄にパスパレのグッズ付けて」

 

「当ったり前よ。もうパスパレの公式アカ、個人アカもフォロー済みよ。俺は好きな物やコンテンツの情報は全力で追いかけたい主義なんだよ」

 

 

 コイツさっき俺が考えてたこととまるっきり同じこと言いやがった。てかそうか、アイドルだから個人アカもあるのか。公式アカしか頭になかったけど、ライブを告知する必要もあるだろうしポピパも個人アカとかあんのかな。

 

 因みに言うと俺は鞄にポピパのグッズを付けてない。CD買ってたら金が無くなってたんだよな。やっぱバイトしねぇとダメだ。Ge○shinといい、好きなコンテンツが増えすぎて金が一瞬で溶ける溶ける。まぁ幸せな悩みだけどな。

 

 

「真面目にバイト探すかぁ……」

 

「お、何か今の借金返済中の社会人が仕方なく土日に入るバイト先探すみたいな感じ出てたぞ」

 

「お前急にどした?相談乗ろか?」

 

 

 さっきまでの話題から一変しすぎだろ。お前感性バグってんの?

 

 

「冗談だ冗談。お前も俺みたいな華やかなバイト生活が送れっといいな」

 

「華やかなのはお前の周りだけどな」

 

 

 なんてったってアイドルがいるんだもんな。しかもOFFモードときた。そら華やかだろうよ。てか話すたびに思うけど人気アイドルがファストフード店でアルバイトしてんじゃないよ。

 

 大翔は虫からちゃんとしたファンになったからいいとして、下手すりゃ汚いファン()がくっついてきても可笑しくないんだから。

 

 

「先輩曰くバンドって金かかるらしいから、案外身近なとこでバイトしてそうだけどな。それこそポピパの人とか」

 

「どうだかな。まぁ頭の片隅には置いとくわ」

 

 

 この辺りだけでもバイト募集してるとこなんて腐るほどあるんだから、そう易易と有名バンドの人と同じバイトになれるわけねぇだろうよ。

 

 ……そらなれるならなりたいけどさ。山吹沙綾さんとか。

 

 

「そういえば、倉田さんはどうなんだ?」

 

「どうって……あぁ、ライブ観てってことか」

 

「おう。“特別なもの”になりそうなのかなって」

 

 

 ライブ観てる時は顔輝かせてたけど、どうなんだろうな。倉田のことだからまた後ろ向きになってそうなんだが…。

 

 

「今日聞いてみるか。結構やりたそうには見えたんだけどな」

 

「因みに倉田さんがバンドやるって言ったらどうすんの?お前は」

 

「どうするって言うと……サポートするのかってことか?」

 

「そそ。お前倉田さんと仲いいし」

 

 

 倉田と仲いいのはお前もじゃね?けどうーん、どうすっかねぇ。音楽ド素人がサポートしたとしても焼け石に水だろうしなぁ。そもそもカラオケでもまともに歌わない奴に教えてやれることなんか一つもねぇよ。

 

 

「流石にバンドのサポートってなると迷うな。音楽ド素人だし、後ろで見守ってやることくらいじゃないか?少なくとも俺等に出来るのは」

 

「まぁそれもそうか。カラオケでも馬鹿騒ぎしながら歌うもんな」

 

 

 基本的にちゃんと歌おうとしないからな俺等は。アニソンから好きな曲まで、幅広くバカやりながら歌うのが俺と大翔のカラオケだ。あ二人で行ってたわけじゃねぇよ?中学の友達もいたからな?

 

 

「あ、倉田さんだ。んじゃ俺席戻るわ。ちゃんと聞いとけよー?」

 

「待っ……てあの野郎、逃げやがった」

 

 

 しかも席戻るとか言っときながら教室出たぞ。あいつのことだからトイレなんだろうけど、それなら最初からトイレ行ってくるって言えよ。バカなの?あいつ出てくる度にアホ晒さないとやってけないの?

 

 

「おはよう。四条君」

 

「おーす倉田。ライブぶりだな」

 

 

 まぁいいや。頭のネジ緩んでる大翔(バカ)は置いといて、倉田がバンドやるのか聞いてみるとするかね。少なくともライブハウス行く前と印象ひっくり返ったんじゃねぇかな。

 

 今思ったけどこれで倉田がバンドやりたいって言ったら部活動見学並びに“特別なもの”探しも終わりってことか。それはそれでちょっと物足りない気もする、な…。何気に色んな部活行くの楽しかったし。

 

 

「四条君……ちょっと見て欲しい物があるんだけど、いいかな…?」

 

「いきなりだな。まぁいいけど」

 

 

 俺がそう言うと倉田は鞄から一枚の紙を取り出した。いや、紙と言うよりはポスターか?俺の机に置かれたそれには『一緒にバンドやりませんか?』と大々的に書かれていて、倉田のバンドがやりたいという意思が見て取れた。

 

 一瞬、ほんの一瞬だけ俺を誘ってるのかなとも思ったけど、大ガールズバンド時代と言われている昨今で男をメンバーに入れる可能性はないだろうな。

 

 

「ライブ終わったあとの一日だけで作ったのか?凄ぇ行動力だな……」

 

「う、うん。かっこよかったから、私もやってみたいなって。それに……」

 

「それに?」

 

「自分を変えるきっかけになるかもって思ったんだ。私の“特別なもの”になったらいいなって」

 

 

 自分を変えるきっかけ、か。大方後ろ向きな自分を変えたいってとこか。確かにバンドやるなら、必ず皆の前に立つことになるからな。見てきた側から見られる側になるわけだ。嫌でも前を向くことになる。そう考えりゃ変わるきっかけ作りとしては完璧だな。

 

 

「そっか。でそのポスターどうすんだ?やっぱ『CiRCLE』とかに貼り付けてもらうのか?」

 

「う、うん。けど『CiRCLE』に貼らせてもらえるかな…?それにメンバーになってくれる人だって、集まるのかなぁ…」

 

 

 気持ちが上がって一直線にポスター作ったのはいいが、その前向きさをもう少し出せればいいんだけどなぁ。まぁ進歩ではあるか。

 

 それに倉田は気づいてないけどメンバーだって、話せば確定でなってくれる人が二人もいるんだけどな。しゃーねぇ、ここは連れてってやるか。あいつ等のとこに。

 

 

「うし、倉田。昼休みちょっといいか?」

 

「え?いいけど……どうしたの?」

 

「バンドのメンバーになってくれる奴に当てがあるんだ。因みに確実な。だから時間開けとけよ?」

 

「う、うん。分かった…」

 

 

 この様子だと本当に誰のことか分かってないのな。全く、同じ場所で同じワクワクドキドキを共有した仲なんだから誘ってやればいいのに。憧れたら同じのやりたくなるし、その背中を追い掛けたくなるもんだ。お前が思ってる以上に、人間って単純なんだぞ?




響也×大翔、響也×ましろ、響也×つくし。ここだけの話基本的に響也絡ませるとどのキャラも書きやすくなるのは何故なのだろうか。大翔とだと何も考えなくても書けるから凄い有り難い。
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