仕事と原神の日課でいっぱいいっぱいで執筆に割く時間がなく、気づけば4月に……。それと今回のお話は本編ではなく番外編になります。今後はたまに番外編も出そうと思っているのでよろしくお願いします。あと番外編は基本短めです。
今回のお話の時系列は3話の直ぐ後、購買でのお話です。それではどうぞ!
①夢を追い掛けるならその前に強い精神力を持て
「なぁ倉田。一つ聞きたいんだけどさ」
「?ど、どうしたの?四条君」
倉田を慰め、大翔も入れた3人で購買にやって来た。倉田はまだ緊張している様子だがじきに慣れるだろう。
俺は今日の昼飯の海苔弁を食べながら、そんな彼女に問い掛けた。
「えっと……倉田ってお嬢様なのか?」
「実は俺も気になってた」
「えぇ…!?お、お嬢様……?」
いやだって……なぁ?この学校ってどこもかしこもお嬢様とかお坊ちゃましかいないじゃんか。てかお嬢様に比べてお坊ちゃまてくそダサいな。王子様は違うだろうし、何かいいのない?御曹司?それは響きが嫌いだから却下だ(辛辣)
「そ、そんなことないよ。お金持ちでもないし、家も普通だし」
「そっか。そう考えると外部生って一般家庭の人の方が多いんかね」
「かもな。まぁそんな可能性はどうでもいいとして」
まぁ確かに、お嬢様は倉田のみたいなキャラ弁は食わない気がする。毎日優雅にサンドイッチとか食ってそうだし、何なら白米食ったことなさそう(ド偏見)その後に俺等で言う
「ちょっと余り物買ってくるわ。響也と倉田さんはなんかいるか?」
「んー、じゃあポテチ買ってきてくれ」
「こんな大富豪学校にポテチがあると思うか?」
「んだよ不便だなぁ。ポテチなかったら他に何あるってんだよ」
あれか?月ノ森の内部生はコンビニ行ったことないんか?富豪様はポテチよりケーキってか?人生の半分は損してやがんな。
「んじゃ見てLINE送るわ。すぐ返せよ」
「了解。て倉田はいいのか?」
「う、うん。私はもうお腹いっぱいだから」
「OKー。じゃ行って来るわ」
マジで何があるんだ…。俺にはもう月ノ森の常識が分かんねぇよ。
そう考えると……
「はぁ……倉田がお嬢様じゃなくて良かったぜ……」
「え……!ど、どうして……?」
「そらお前、こうやって楽に話せっからだよ。お嬢様だったら俺敬語で緊張して固まってるわ」
これは割とマジ。それもあって入学して今に至るまで大翔としか話してねぇんだから。まぁ別に俺から仲良くなる気はさらさらないんだけどな。だってお嬢様だし、ゲームやってる人いないし、そもそも話も趣味も合わねぇし。
「…ふふっ」
「どした?急に笑って」
「ご、ごめん…。緊張してる四条君を想像したら、ちょっと面白くて」
「え……そんなか?」
そんなにおもろい?てかそれちょっとじゃないよな?本人の前で笑み浮かべてんだから、大分面白がってるよなぁ!?
「(けどまぁ……笑ってんならいいか)」
購買来る前に比べりゃ、明るくなったもんだ。やっぱ人間ってのは一人が好きでも、一人には耐えられねぇんだよな。隣に誰かがいてやらないと、いつか崩れちまう。
「……ね、ねぇ…。四条君」
「ん?次はなんだ?」
「あ、ありがとね。励ましてくれて…」
「あぁ…。別にいいってことよ」
別にお礼を貰うほど大したこと言ってねぇけどな。あれで立ち直ってくれるんならいくらだって言ってやるさ。あ待ってやっぱ言い続けるのは恥ずかしいから嫌だ。今のカットしてくれ。
「私にも、出来るかな……?」
「出来るかなって……“凄ぇ”ことか?」
「う、うん……」
倉田にとって何処からが“凄ぇ”ことになるかにもよるけど……それ以外の全部踏まえて言うとなると────
「分からん」
「え……?」
────これに尽きる。
「こればっかりはその人次第だな。とりあえず色んなものに出会うところから始めないと」
あと挫折しない強い心を持たないとな。必死に頑張れば見つかるとも簡単には言えないし、かなーり長い目で見ないと行けないんだ。夢を見つけるだったり“凄い”ことを成し遂げるためにはな。
だから俺が倉田に出来ることって正直なとこ一つしかないんだよな。
「まぁその……なんだ。俺に手伝えることあれば言ってくれ。出来る範囲で手伝うから」
「うん……ありがとう。四条君」
後ろで見守ってやることくらいだ。俺に出来るのは。
その後、大翔から送られてきた写真には案の定ポテチはなかった。マジで月ノ森の常識分からん……結局余ってたケーキお願いして食べました。帰ってポテチ食お、ちな俺はコンソメ派だ。
響也君がコンソメ好きなのは、自分がそうだからです。コンソメしか勝たん!
次回は本編の予定ですが、投稿時期はまだ未定です。出来れば今月中には出したいと思ってるので、気長にお待ち下さい。
それでは!