更新遅くなって申し訳ありませんでしたぁ!更に今回は本編ではなく、番外編の投稿になります。本編の更新はもうしばらくお待ちくださいぃ!
今回は第7話の後日談。
響也とましろの最初のLINE回〜大翔は添えるだけ〜って感じです。
それではどうぞ!
「ただいまー」
「おかえり、ましろ」
四条君に送ってもらって帰ってきた私は、お弁当箱をキッチンで洗ってから自分の部屋に向かう。ベッドに鞄を置いて、そのまま隅にあるマシュラビのぬいぐるみを抱えて横になった。
「良かった……四条君と一緒に帰ってきたこと、バレてなかったぁ」
お母さんのことだから、バレたら絶対に色々聞かれるに決まってる。そ、そもそも私と四条君はそんな関係じゃ……
「ない、から……」///
『無意識ってことは可愛いとは思ってたんだな?』
『そ、それは……ま、まぁ……?』
「…………」///
顔がどんどん熱くなっていってるのが分かる。マシュラビのぬいぐるみをギュッと抱きしめながら、私はLINEを交換した四条君のプロフィール画面を開いた。
ほ、本当に交換したんだ……私。男の子と。
「や、やっぱ一言送った方がいいよね」
そう思った私は、四条君のプロフィール画面からトーク画面を開いた……けど何て送ろう。やっぱり無難に『これからよろしくね』?それとも『さっきは送ってくれてありがとう。これからよろしくね』みたいに送ってくれた事のお礼を言ってからよろしくって伝えた方がいいかな。
「う〜ん、どうしよう」
────────
「ただ〜」
「お、丁度いい。弁当箱洗っちゃうからさっさと出して〜」
「ほいほい〜」
一日目の部活見学が終わり、倉田を家に送って帰ってきた。キッチンにいる母上に弁当箱を出してせっせと自分の部屋へ。さてA◯exやるかGe◯shinやるか、どうしましょうかねぇ。
「決〜めた。Ge◯shinやるべ〜」
自分の部屋に入って直ぐに鞄をベッドに放り投げ、当然のようにP◯5をスイッチオン……までいったところで、俺はとあることを思い出した。
「そういや、倉田とLINE交換したんだっけか」
スマホを手に取って、友達登録した倉田のトークルームを開く。流石に挨拶というか一言送っといた方がいいよな。そう思った俺はコントローラーを一度机に置いて、送信するメッセージをぱぱっと打ち込んだ。
『これからよろしくな!』
「うーん、これ『!』マークいらねぇかな」
『これからよろしくな』
「……なんか一歩引いちまってる気がして嫌だな。そもそも俺クールキャラじゃねぇし」
……やべぇ。女子とLINE交換したの初めてだからどう送ればいいか分かんねぇ。これ『!』あったら暑苦しいとか思われたり、逆に付けなかったら冷めてるとか思われたりしねぇよな!(被害妄想)
──5分後──
「……」
あれ?人にLINE送んのってこんな難しかったっけ?こんな高校受験の面接前みたいな緊張感じなきゃいけない場面だったっけ!?
────ピロン!
「ウォイ!(裏声)」
咄嗟にきた通知にビビり散らかした俺は本能的にトークルームから退出。いやそんなの聞いてないって!ちょ待てよ!(キムタク)
これ倉田からだったらどうする?だとしたら俺もう既読つけちゃってるからね。完っ然に気持ち悪い奴ですね分かります。
「頼む頼む……!」
恐る恐るスマホの通知を見てみると────
大翔『Ge◯shinやろうぜ〜』
「ファッキン大翔!」
とりあえず大翔はLINEの名前を一週間『空気読め男』に変えておくとして、まずは倉田に送信するメッセージが先だ。
「あぁもう!これでいいや!当たって砕けろだ!」
『これからよろしくな!』
さて後は倉田の返信を待つだけだって……んん!?
既読『これからよろしくな!』
「(な、な……!?)」
一瞬で既読を付けてくるだとォォ!?お前がそっち側なんかいぃぃぃ!!
つまりこれあれだよな。俺と倉田、二人してトークルーム開いてたってことだよなぁ!?どんなとこでシンクロしてんだよ俺等は!
「てか待って、返信気になり過ぎてやばい……!」
なんかソワソワ止まらん!自然とLINEに視線が吸い込まれる!心臓うっせぇ!
頼む倉田ァ!お前が早く返信してくれれば俺は落ち着けるんだ!俺の異常なまでの動悸を止めてくれぇ!
────────
「ど、どうしよう……!?」
ま、まさか四条君の方から先にLINEが来るなんて…!しかもトーク画面開いて考えてたからもう既読付けちゃったよぉ……。一回確認したけどちゃんと付いてたし。
と、とりあえず何て返すか考えないと!既読にしちゃってる以上、早く返さないと四条君に嫌われちゃうよ…!
『倉田って直ぐ既読つける割りには返信遅いのな』
最初はこんな感じで済むだろうけど、ゆくゆくは……!
『あいつ、既読つけんのに返信遅いな。もうメッセージ送んのやめるか』
「だ、ダメダメ!」
初めて月ノ森で出来た友達にそんなことされたら私、もう自信失くして月ノ森で何も出来なくなっちゃうよ…!
け、けど何て返せばいい?四条君に合わせて『こちらこそよろしくね』って送るのがいいかな。それかやっぱり最初に送ってくれた事のお礼からするべき?
「ど、どうしよう〜!?」
────────
「へ、返信がこねぇ……」
倉田嘘だろ?あれから5分は経ったぞ?このまま返信こないことないよな?あれだよな?さっきの俺と同じで迷ってるだけだよな?
それともあれか?やっぱ『!』付けたのがダメだったか!?あーダメだ落ち着かねぇぇぇぇ!!
────ピロン!
「ウゥウェイ!(裏声)」
もうやだこの通知音嫌い!怖い!てかこのLINE本当に倉田か!?またあの『空気読め男』からのLINEじゃねぇだろうな?そう思ってスマホを見てみると────
空気読め男『Ge◯shinやらんの〜?』
「ファッキン大翔!(二回目)」
お前今有名人同士のやり取りに割り込んでくる一般人みたいな立ち位置になってんだよ!もうあいつには適当に『ちょっと待ってて』って返しとけばいいや。三回目きたら今日だけブロックしてやろ(理不尽)
────ピロン!
「今度は誰……!」
倉田ましろ「さっきは送ってくれてありがとう
こちらこそよろしくね』
「だ……」
返信来たぁぁ!良かった暑苦しいとか思われてなかったぁ!!俺は直ぐ様『おう!』と返して、学校で送ると言ってたジャス◯ウェイの写真を載せといた。てか今更だけどこの写真見せんのくっそ恥ずいな。まぁ見せると言ったのは俺だからしゃーねぇけど。
さて倉田とのLINEも一段落したところで、待たせてるあのバカのためにGe◯shinやりますかね。俺は大翔に『今行くわー』とだけ送ってGe◯shinを起動した。
────────
「はぁ〜……」
何とか四条君とのLINEが一区切りついた……。やり取りしてる中ずっとソワソワしてたから、疲れちゃった。けど────
「今度は……私から、話してみよう、かな……」///
私は心に密かな決意をして、マシュラビのぬいぐるみを強く抱き締めた。
この後、ましろは顔が若干赤いまま一階に降りたせいで、お母さんにこれでもかと揶揄われたという。
今回の話を書き終えて直ぐの自分の反応
「この子達かわいいかよ……」
大翔「俺の扱い今まで以上に雑じゃね?」