隣のお嬢様はネガティブガール   作:星メガネ

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というわけで第五話!ここから少しずつモニカ結成に向かっていきます。


第5話 高校生になるとやれること一気に増えるからやり込めること探しとけ

「部活見学?」

 

「う、うん……」

 

 

 特に何のイベント事もなく、大翔とゲームしてたら終わったゴールデンウィーク明けの朝。俺は学校で倉田からとある話を受けていた。

 

 

「この学校で“特別なもの”を見つけたいから、そろそろ部活に入りたいなと思って」

 

「なるほどな。んで、何処に入るかは決まってるのか?」

 

「え、えっと……」

 

 

 ん?何で急に困ったような顔をするんだ?

 

 

「い、一緒に来てほしいんだけど……ダメ、かな?」

 

 

 …………………………ほう?

 

 部活見学、ねぇ……。ぶっちゃけると俺は部活よりもバイトがしたいんだけども……。

 

 

「一応聞くが一人で行くというのは……」

 

「ひ、一人だとちょっと自信が……」

 

 

 まぁそうだよな。しゃーない。ここは人肌脱いでやりますか!

 

 

「分かった。じゃあ一緒に行くか。けど俺は部活には入らないからな?」

 

「……!うん、ありがとう。四条君」

 

「……!?お、ぉぅ……」

 

 

 倉田の笑顔が綺麗で眩しくて、思わず顔を逸らしてしまった。いやだってその笑顔は反則だろ?周りのクラスメイト置き去りにする勢いで可愛かったんだが?」

 

 

「おい、おい、心の声漏れてんぞ?」

 

「はっ!?おー大翔。おーす」

 

「おーす。じゃなくて、声に出てるっての」

 

 

 ………………は?

 

 

 声に出てる?マジで言ってる?

 

 

「…………」///プルプル

 

「あーあ。倉田さん顔真っ赤にしちゃったよ」

 

「…………」

 

 

 …………え?いや…………え?

 

 

 マジで言ってる?(二回目)

 

 

「お前、やっぱ前の時から倉田さんのこと口説いてたのか?」

 

「いやいやいや!無意識!無意識だって今のは!」

 

 

 心の声漏れることなんてそうそうあるわけないじゃんか!自分で分かってて心の声漏らしてる奴がいたらそいつ相当正確悪ぃだろ!!

 

 

「無意識ってことは可愛いとは思ってたんだな?」

 

「〜〜〜!?」///

 

「そ、それは……ま、まぁ……?」///

 

「〜〜〜!?!?」///

 

「もうお前等付き合っちまえよ」

 

 

 そういうの良くないです〜!第三者が強制するもの程良くないものはないんです〜!(ヤケクソ)

 

 てか何だコイツ!一発ぶん殴っていい?コイツが言われる側になったら弄り散らしてやる!

 

 

「し、四条君と……」///

 

「倉田!?帰ってこーい!」

 

 

 完全にショートしてしまった倉田の両肩を掴んで揺する。頭から湯気出しながら「キュゥ……」と可愛らしい声あげてんだけど。こんな声出す人現実にいるのな。

 

 

「てかお前等仲良くなったな」

 

「まぁ、隣になってから結構喋ってるし。仲良くはなるだろ。な?」

 

「う、うん……」///

 

 

 待ってまだ倉田顔赤いんだけど。やめて?その顔でこっち見ないで?こっちも何か意識しちゃうからやめて!?

 

 

「で何の話してたんだ?」

 

「倉田が今日から部活見学に行きたいんだと。けど一人じゃ心細いから一緒に行かないかって。お前どうだ?」

 

 

 大翔も来れば三人。そんだけいれば倉田の心細さも無くなるだろう。

 

 

「あー、今日は無理だ。今日バイトの面接なんだよ」

 

「バイト?お前いつの間に」

 

「やっぱ高校生にもなるとお金欲しくなるからな」

 

 

 コイツ今凄ぇ悪い顔してやがる。頭ん中欲望だらけだぞ。課金する気満々な顔してるぞ。

 

 にしてもバイトか。俺も何処か見つけないとな。部活入らずにバイトするって決めてんだから。後々先生とかに何か言われたらたまったもんじゃない。

 

 

「じゃあ俺と倉田二人か」

 

「悪いな。行ける時あったら言うわ」ニヤニヤ

 

「四条君と、二人で……」///

 

 

 あんの野郎、俺のこと完全にからかってやがる。てかまだ顔赤くしてたのか倉田。いい加減復帰せい。ずっとそんな調子だと部活見学でお前とどう接すればいいか分かんなくなるから!

 

 

 

──ましろside──

 

 

 

 なんとか四条君と部活見学に行くことになったわけだけど、私は朝の四条君と高本君のやり取りが頭をグルグル回っていて、中々授業に集中することが出来なかった。

 

 

『無意識ってことは可愛いとは思ってたんだな?』

 

『そ、それは……ま、まぁ……?』

 

 

「〜〜〜〜!」///

 

 

 思い出すだけで恥ずかしくなって来ちゃうよぉ……。

 

 横目で四条君を見てみると、彼は授業に集中していて、スマホ禁止の約束はしっかりと守ってくれているみたい。本当は学校内での使用を禁止するべきなんだけど、それだと少し可愛そうかなと思っちゃった。

 

 

「(恥ずかしくて仕方ないの……私だけなのかなぁ……)」

 

 

 それはそれでちょっと悔しい気もしちゃう。けど、あの時は彼も恥ずかしがっていたような。

 

 

『は、はぁ!?お、俺は別に、口説いてなんかねぇよ!?』///

 

 

 私をお昼ごはんに誘ってくれて、私を優しく勇気づけてくれた日。あの日から、私はクラス内で一人じゃなくなった。高本君がいて、四条君がいる。まだ二人のことはよく知らないけど、二人の話を聞いているだけでも楽しい。

 

 

「(あ、でも……ゲームやってるのは分かるかも)」

 

 

 ずっと厳選?とか周回?て言ってるけど、どんなゲーム何だろう?今日の部活見学が終わったら聞いてみようかな。そうすれば四条君と高本君の話にも少しは入れるかも。

 

 

 

──響也side──

 

 

 

 パキッ……! パキッ……! パキッ……!

 

 

「(ああああああ!!動揺が抑えきれなくてノート書けねえぇぇ!!)」

 

 

 何で心の声漏らした俺ぇぇぇぇぁぁぁぁぁ!!

 

 

「(大翔のやつマジでふざけんなよ!あんな質問本人の前で振ってくるなよこの野郎!)」

 

 

 あんなの可愛くないって言えるわけねぇだろ!恋愛もまともにしたことない男子高校生はなぁ!あれに最適解な返事は直ぐに返せねぇんだよぉ!!

 

 んでもって、倉田凄ぇ平静を保ってるんだけど!何で!?何でそんな平然としてられるの!?(動揺し過ぎて周り見えてない)

 

 

「(もしかしてこんなテンパってるの俺だけなのか……?)」

 

 

 それはそれで何か悲しいんだけど。まぁでも俺ってゲーム大好きな変人だしなぁ。意識されなくても当然といえば当然かね……。

 

 

「(とりあえず!放課後までにこの動揺を抑えなければ……)」

 

 

 大翔は来ないし倉田と二人なんだから、このまま気まずい状態で部活見学に行くことになっちまうのはマジで勘弁だ。二人で来てるのに全くの無言とはこれ如何にって感じ。

 

 ひとまず授業に集中しなければ。俺は両頬を軽く叩いて、教科書へと目を向けた。

 

 

 

 




次回は今月中には出したい所存であります。お楽しみに!
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