2週間以上投稿出来なかったのにグングン伸びててびっくり!
読んでくださって本当にありがとうございます!
タイトルに関してはを割と本気でこう思ってます。それでは本編どうぞ。
「見ーつけた」
「あ、し、四条君……」
昇降口を出てすぐのだだっ広い中庭のベンチに、倉田は チョコン と座っていた。いやこれマジな?今倉田が超ネガティブモード(思い付き)になってるのも相まって凄ぇ小さく見える。後ろからビックリさせたら勢いで転げ落ちそうだなぁ(悪魔の所業)
まぁやんないけど。んなことしたらマジであいつネガティブの極地に至ってしまうからな。
「どうした。んな沈んじまって」
「…………」
「諦めか?まだ部活見学始めて三日目、ましてや月ノ森に入学して一ヶ月だぞ?」
それに見学した部活もまだ片手で数えられるくらいだからな。昨日の弓道部に至っては倉田より俺と大翔の方が楽しんでたからな。
『
なんて倉田と周りの先輩と先生置き去りにひたすら
「それは……分かってる、けど……」
「けど?」
「この三日間で見学した部活には、凄い人達しかいなかった」
「だな。“今の”俺等にゃ敵わねぇ人達ばっかだったな」
美術部に家庭科部、弓道部にさっきの合唱部も倉田の言う通り凄ぇ人達ばかりだった。そりゃその道の超エリート様だからな。
けど────
「だけどな、倉田。それは背中向ける理由にはなんねぇぞ?」
凄ぇ奴等の姿を見て萎縮しちまうのは分かる。奮い立つ奴もいるだろうが、比率で言えば前者の方が圧倒的に多いと思う。だけどそれを理由に逃げ出しちまう奴は絶対にいないだろうな。
「そもそもな?俺等が見た“凄ぇ”人達だって、最初は基礎も出来ねぇような初心者だったと思うんだ」
初心者からとんでもない時間と努力を重ねて、月ノ森の生徒達は今に至っている。最初っから何でも出来るような大天才なんてそうそうこの世界にはいやしねぇ。この学校ならワンチャンいても可笑しくはないと思うけど(保険)
「そう、かなぁ……」
「そうに決まってんだろ。あいつ等だって俺等と同じ人間だぞ?例え全力注いでることでも、毎回毎回パーフェクトにこなせる奴なんてこの世には存在しないさ」
…………うーん。
なんか少しずつ話の規模が飛躍してると思うんだが、大丈夫かこれ?俺変なこと口走ってないよな?
「あーダメだ。やっぱ真面目なこと言うの得意じゃねぇわ俺」
俺は円○守にはなれねぇよ。どうやったらあんな人を励ます言葉がポンポン浮かぶんだよ。
「……ふふ」
「お、笑った」
まぁいいか。倉田が超ネガティブモードから抜け出したなら別にいいや。
「さて、どうする?今日はもう帰るか」
「そう、しようかな。何だか疲れちゃった」
「分かるそれな」
人間、らしくもないことすると疲れっからなぁ。俺も真面目なこと言って疲れたわ。やっぱ俺には昨日みたいなテンションが一番合ってんな。決めた俺今日のエペで
さてさて倉田も立ち上がったことだし帰ろうと思うんだが、何か忘れているようで足が進まない。
「あ……」
「?どうしたの?」
「二葉忘れてた」
そういや置いて行っちまったからな俺。ついてきてるか後ろも確認しなかったし、初めましての相手に中々酷いことをしたかもしれん。
なんて思ってたら後ろから息切れしてる二葉の声が聞こえてきた。
「や、やっと追い付いた……!」
「お、良かった追い付いてた」
「良くなーい!何で先に行っちゃうの!」
「いやー、考えるより先に体が動いちまってなぁ。すまんすまん」
二葉のやつ、さっきからプンスコプンスコと怒ってばっかだな(俺のせい)最悪月曜日にでも謝ればいっかなって(適当)
「それより倉田さん大丈夫?何か悩んでるなら、リーダーの私が相談に乗ってあげる!」
「え、えっと……」チラッ
「いんじゃないか?協力してくれる人が増えることに越したことはないし」
まぁここに後大翔がいるから、二葉のツッコミ負担が増えることになるけどな。普段はどちらかがツッコミしてっけど、昨日の弓道部みたいに二人とも楽しくなっちまったらツッコミいなくなるんだよなぁ。ほら、俺等って常識人枠じゃねぇし。だって入学して一ヶ月のクラスメイトからの呼び名が“月ノ森の異空間”だぜ?
俺にそう言われ、倉田は二葉に自身の悩みを打ち明けた。
ーー倉田説明中ーー
「………そっか。憧れの学校に入学すれば自分を変えられると思って受験を頑張ったけど思ってたよりずっと凄い生徒ばかりで、やっていけるか自信が無くなっちゃったんだ」
なるほどなぁ。俺も初めて倉田が“特別なもの”を探してる理由を聞いたが、自分を変えたいってことか。
「クラスの子、コンクールで何の賞をとったとかそんな話ばかりしてるし……」
「え、そうなの?初耳だわそれ」
自己顕示欲の塊ですかコノヤロウ。
「四条君はどうせ高本君とゲームの話してるんでしょ?」
「そりゃそうだろ。仮に話されても『おぉ凄ぇじゃん』くらいしか言えん」
寧ろ他に何言えばいいんだ?コレクションみてぇな感覚で賞取ったって話されても何も言うことねぇ。
こちとら外部生だぞ?まともに賞状貰うために学校の教壇登ったのなんて卒業式だけだぞ?やんのか!?(負け犬の遠吠え)
「それに、お金持ちばかりで会話のスケールが全然違うし……ついていけないよ……」
「二葉リーダー、右に同じくー」
棒読みで倉田に便乗したけどこれはマジでそう。この前なんて学校用のバッグに20万かけてる猛者いたかんな。これが本当のファッションモンスターってね…ってやかましいわ!
「大丈夫だよ!もっと自信を持って!この学校に入れたんだもん、倉田さんも特別な人だよ!」
「あっれ俺はー?」
「四条君は大丈夫でしょ?違う意味で自信持ってるだろうし」
あれ二葉もしかして俺のこと嫌い?それともさっき置いてったのまだ根に持ってたりする?
けどまぁ二葉の言ってることは事実だ。前に俺も倉田に言ったけど、この学校に入れてる時点で俺等も“凄ぇ”んだ。ただ周りの“凄さ”が強烈なだけなんだよ。
「自信を持つなんて無理だよ……」
「無理じゃねぇ。持つ、てか持たなきゃ変われねぇぞ?」
何を始めるにしろ、自分のやってることに誰よりも自信持ってないと直ぐに挫折して振り出しに戻っちまう。倉田と二葉には分かんないだろうが FPS もこれにあたるな。自分がやってない時はいいけど、やってる時は自分が一番強えくらいの勢いでやらないと心折れちまうしな。
「それは、そうだけど……」
…………フツフツ……フツフツ……!
なんか、イライラしてきたな。何ていうか…いくらなんでも後ろ向き過ぎないか?まずは“特別なもの”探すよりそのネガティブシンキングを改善した方がいいように思えてきたぞ。
「しょうがないなぁ……ね、明日時間ある?」
「あるけど……」
「俺もあるぞ」
「うーん、四条君の分は取れないかも……」
「うぇ??」
マジ?いやまぁどこ行くのかすら聞いてもないから別にいいけども。
「倉田さんを元気が出るところに連れてってあげる!明日ね、ガールズバンドのライブイベントがあるんだ!」
「ガールズバンド……?」
「ライブイベントか……そら三人分取るのは難しいわな」
流石に納得だわ。
けどそのイベントは大翔の先輩方とか出んのかな。パスパレとかAfterglowとかハロハピとか。少し行ってみたい気もするが、今回そこに行くべきなのは俺じゃない。
「うん!楽しいライブを観れば元気が出ると思う!こういう時は楽しいことして、気分転換するのが一番だよ!」
「二葉の言う通りだ。新しい世界覗くついでに楽しんでこいよ」
「い、いいよ。そういうバンド、テレビで見たことあるけど別に……それにライブハウスってちょっと怖いし」
「も〜!いいから行くの!私を信じて!ライブはテレビで見るよりずっとずーっと楽しいから!」
その後、二葉の押しで倉田が折れ、二人は明日ライブハウスに向かうことになった。俺はどうするかね……?
ーー響也の帰宅後のA○exーー
シュピ!……シュピ!……シュピ!……ブタイゲキハ!(高所からの安全漁父)
「……………………」
ーーーーーー
次回はとりあえず3月中には出したいと思ってます。また気長に待ってくれたら幸いです。
それでは!