小ネタ 篠ノ之箒はウルトラの優しさと強さを手に入れられるか   作:再開のたけじんマン

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お久しぶりです、気が付いたらもう年末ですねえ。

いきなりですが、『ウルトラマンA』本編は序盤から中盤にかけてはストレスとヘイトの溜まる展開続きで、観てるこっちも大変でした…後半から終盤でだいぶマシになりましたが。

まあ、途中で観てた『ウルトラマンR/B』がいい清涼剤になりましたが。


第6話 篠ノ之箒とウルトラマンゼロによる特訓と、一夏達への指摘

 よお!地球のみんな。俺はウルトラマンゼロだ。

 

 今回も俺がある次元の地球で体験してきた事を、語っちゃうぜ。

 

 

 

   *   *   *

 

 

 

 先の箒による特訓宣言から、それは始まった。

 

 早めに起きて少し早い朝食後に朝練…それも、ストレッチにジョギングに、各種筋トレ(腹筋やら腕立てやら諸々を20回から段々増やしていく)のを3セット…まずはこんなんだ。

 ちなみに放課後も、まず大体同じようなメニューで鍛えていく。

 

 それで現在は、放課後で格技場でトレーニングをしている…ってか、入り口近くで遠巻きに見てるのが何人かいるな。

 

 あと、一夏が腕立て中に箒が上にその乗るのもあったが…何だか懐かしいな~。

 サイドスペースにいてレイトと一体化してた頃、ライハも乗ってたのを思い出したわ…まあ、そん時レイトはひーひー言ってたけどな。

 

 でもなんか、箒の心理的な影響なのか、途中からほんわかした甘ったるいような感覚が、ちょっとだけど出てきたな。

 さてはこいつ、前々から結構いい意味で気にしてるらしい一夏と密着して、甘ったるいような事考えてるな?

 

箒

(ふむ…やはり悪くないな)

 

ウルトラマンゼロ

『なあ…そうやって更に負荷をかけてんのはいいんだけどよお…。

 なんか甘ったるい事、考えてやってやしねえか?』

 

箒

「ッ!? ブフォッ!」

 

一夏

「うおっ!? ど、どうした箒!?」

 

 あっ、いきなり吹き出した箒に、乗っかられてる一夏もさすがに驚くか。

 

箒

「な…何でもないっ!

 し、少々思い出し笑いを、なっ!」

 

一夏

「えっ? お、おう…思い出し笑いて…」

 

 この取り繕い方に対して、一夏はいぶかしみ気味だ。

 まあそりゃそうか…まだ箒とは短い付き合いだが、この箒にしてはちょっと苦しいもんな。

 

箒

『いいい、いきなり何を語りかけて来るんだっ!』

 

ウルトラマンゼロ

『いやぁ、わりぃわりぃ。

 トレーニングでこうやって負荷をかけるのはいいけどよ、

 なんか妙な感覚がしてきたから、もしかしてと思ってつい…な』

 

箒

『全く、油断も隙も見せられんなお前は…よもやバレるとは』

 

ウルトラマンゼロ

『いやホンットごめんってば』

 

 ちょっとまずいなぁ、どうしたもんか…あっ、そうだ。

 

ウルトラマンゼロ

『お詫びと言っちゃぁなんだが、今からお前にもお得な事をしよう。

 ってな訳で、ちょっと交代してくれ』

 

箒

『はあ? お得なって…まあ内容が気になるし、仕方ないな』

 

 そうして箒の了承を得て体の主導権を、俺と交代。

 そして一夏の背中から降りて、声をかける。

 

ウルトラマンゼロ(箒ボディ)

「よーし一夏、こっからは少し趣向を変えていくぞ」

 

一夏

「ぜえ…ぜえ…えっ? 趣向を変えるって…今度は何すんだよ。

 (ってか、なんか箒の雰囲気とか変わってるし…。

 この前教室でいきなり変わった時のや、改めて紹介された、もう一人の人格って奴か?)」

 

ウルトラマンゼロ(箒ボディ)

「なあ一夏。俺もそうだけど、お前も色んなとこから

 注目されて狙われてる身だろ?」

 

一夏

「確かにそうだけど…でも、IS学園の特記事項で、

 在学中は如何なる企業・機関も干渉出来ないってあるじゃないか」

 

箒

「(そう言えばそんなのがあったな…)」

 

ウルトラマンゼロ(箒ボディ)

「ほ~、なるほどな。

 けど…もし、ちょっとでもこの学園を離れる時とかはどうかな?」

 

一夏

「えっ?」

 

 俺の返した言葉がそんなに意外すぎたり、不意打ち気味だったのか、一夏の奴は呆けた顔と言葉が出ている。

 

ウルトラマンゼロ(箒ボディ)

「例えば、なんかの用事とかでここを離れた時なんかに…。

 それで守りが手薄になった隙を突いての、

 襲撃を仕掛けて来る奴らが、いたりとか…な」

 

一夏

「い、言われてみれば確かに…」

 

箒

『同感だな…』

 

 一夏だけじゃなくて、箒も今ので気付いたようだ。

 で、俺は尚も続ける。

 

ウルトラマンゼロ(箒ボディ)

「それにだ、在学中は大丈夫みたいにあるようだが…。

 それじゃあ、卒業後はどうなる?」

 

一夏

「あっ! …そうだよ、それなんだよなぁ…。

 今まで考えないようにしてたけど、やっぱそこからどうするかっていうそういう問題もあるし…

 今の状態じゃあ、研究機関とかにモルモットにされるのを

 先送りにしてるも同然だし、どうしよう…」

 

箒

『私も、卒業後はまた一夏とは離れ離れになるのだろうか…。

 って、一夏はなんと言った? 研究機関にモルモットにされる!?』

 

 一夏も箒も、それぞれに抱え込んでる事もあってそれぞれ不安気になって来る…って、箒は最後に驚いてるけど。

 やっぱどっちもどっちで、それぞれの事情でここに来てるって訳なんだな。

 

ウルトラマンゼロ(箒ボディ)

「まあ話は在学中のに戻るが、確かにここの生徒保護に関する規則や、警備なんかも相当なもんだ。

 けどな、どんな厳重な警備や監視、ルールなんかにも

 必ずどこかしらに抜け穴があるってもんだ」

 

一夏

「抜け穴?」

 

 実際昔も今も、光の国がそうだしな。

 どこかしらの重要施設や重要アイテムが保管されてる場所が、どこかしらの不届きな連中に忍び込まれたり、堂々と侵入されて盗みをされたり破壊工作なりされてるしな。

 …昔、プラズマスパークコアでやらかしかけた俺が指摘するのも、なんだけどな。

 

ウルトラマンゼロ(箒ボディ)

「例えばだが、生徒やISに関係する会社なりなんなりの人を装って、

 それでお前に近付いて来て、油断したりちょっと目を放した隙にあわよくば…とかな」

 

一夏

「ッ! マジか…どれも全然気付かなかったぜ」

 

箒

『なんと…それは私も気付かなかったぞ』

 

 一夏も箒も揃いも揃って、指摘されてようやく気が付いたようだ。

 つーか、特に一夏。お前はもう少し、狙われてるっつー自覚や警戒心を持て。

 

ウルトラマンゼロ(箒ボディ)

「まあ、生徒とかを装って近づいて来るとかのケースについては…。

 他もそうだが、普段からある程度の警戒心は持てよ?

 でなきゃ、いつ『気を許した相手が敵だった』なんて事にもなって

 それで大事になったり…なんてパターンも考えられるしな」

 

一夏

「お、おう…」

 

箒

『な、なるほどな…』

 

 実際、親父も『綺麗でいたいけな女の子だと思って気を許したら、実はそいつは侵略宇宙人が化けていて、それで基地に入れたら大事になった』なんて事が何度もあったらしいしなぁ。

 それにそれ以降のジャックやエースとかの連中も、女の子に限らずとも何かしらの姿形で敵の侵略者とかが化けていたり、味方や一般人なんかのフリをしていてやがて本性を…なんてのと遭遇して、戦ったりしたもんだな。

 

 実際、割りと近年ので言えば、福井出ケイ…あのウルトラマンベリアル配下のストルム星人なんかが、いい例だ。

 表向きは有名な小説家だが、その正体はベリアル配下の宇宙人…しかも光の国の宇宙科学局に忍び込んで、ライザーやウルトラカプセルを盗み出した張本人。

 しかも俺の後輩の一人にして戦友のウルトラマンジード…朝倉リクをベリアルの遺伝子を基に人工的に作り出した、ある意味生みの親。

 そしてリクや鳥羽ライハ、レイト達を危険に巻き込み出した元凶の一人だったしな。

 その最期は、ベリアルに見限られてもレイトの家族を人質にして尚もベリアルに尽くして、やがてライハと戦った末に消滅…ムカつく奴だったが、ある意味本望かもしれねえな。

 

 …この話も、もう少ししたら箒に映像付きで聞かせてやるか。

 

ウルトラマンゼロ(箒ボディ)

「まあそういう訳で、だいぶ説明が長くなっちまったが、

 お前にはこれからそういった刺客連中に襲われても、ある程度は対処できるように

 素手での戦い方も、教えてやる」ニッ

 

一夏

「えっ、素手で!? でも、剣道のやり方や、

 剣の扱い方も思い出そうとしてんのに…」

 

箒

『う、うむ。一夏の言う通りだぞ!』

 

 今度は両方から反撃な言葉が来た。

 だが、ちゃんと対処方法はある。

 

ウルトラマンゼロ(箒ボディ)

「確かにな…だが、想像してもみろ。

 もし、突発的にやばい状況になったとしても、竹刀や木刀や、

 それらの代わりになるような物とかが、持ち物や周りになかったとしたら…?」

 

一夏

「あっ…」

 

箒

『あっ…』

 

 ほーらな、言い返せなくなった。

 

ウルトラマンゼロ(箒ボディ)

「ってな訳で、いくぞ!

 まずは正拳突き、30本!」

 

一夏

「おう! はぁぁ…せやっ! でやっ!」

 

 うん、筋は悪くない突きだ、

 だが…。

 

ウルトラマンゼロ(箒ボディ)

「腕な、もう少しまっすぐに伸ばすようにな。

 こう…こんな風にな?」

 

 そう言って一夏の右腕に触れて、ピシッと伸ばしてやる。

 

一夏

「えっ、こっ、こう…なのか!?」

 

 一夏が急にワタワタと慌て出した。

 

箒

『わっ、私の手が…一夏に直に触れてぇぇぇ!?///』

 

 あー、案の定というか、箒はこうなったか。

 しかも思い出したように外野の女子達もキャーキャー言い始めたし。

 

ウルトラマンゼロ(箒ボディ)

「あー…言っとくが、この後も色々やるからな?

 チョップとか、回し蹴りとか、その他色々とな…」

 

一夏

「おっ…おう!」

 

 うん、一夏は若干戸惑いながらの返事だ。この体の持ち主の箒は幼馴染みとは言え女の子だし、照れもあるんだろう。

 

箒

『その度に、また直に触れたりするのだろうか…私の精神は持つのかぁぁー!?』

 

 こっちは赤面してパニクってるし…なんか、俺精神的に疲れて来たな。

 いわゆる、前途は多難って感じだしなぁ。

 

 

   *   *   *

 

 

 

 ってな訳で、今回はここまでだ…作者も口内炎ってのとかで最近大変だけど、みんなも気を付けてな!




もうすぐ『ウルトラマンデッカー』も終わりそう。
おまけコーナーでハネジローに否定されまくってたけど、やっぱりカナタとダイナ(アスカ)って似てるはずですよねえ…性格とか。

今後の展開でどれが観てみたいですか?

  • 早々に変身や帰還直後に一夏にバレる
  • 一夏にバレた後にシャイニングで特訓
  • 一夏にもゼロの過去などを観せる
  • 千冬さんに早々に怪しまれる
  • 普段は周囲には二重人格で誤魔化す
  • セシリアにも侵略者の魔の手が来る
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