超次元ゲイムネプテューヌ 賢者と女神のメモリアル   作:濡鴉

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今回は早めに投稿しましたどうぞ


教会にて

「では、無事にゲイムキャラの力は得られたんですね。 しかし……」」

「はい。 ディスクも破壊されて、なおかつ相手の動向もつかめません」

 ここはプラネテューヌの教会。  着いてすぐにイストワール様に事の顛末を話した。 それを聞いたイストワール様も、ネプギアたちも困惑していた。 相手の動向がつかめなければ次の目的地もわからないし、このままでは後手に回ってしまうからだ。

「いや、そうではないよアイエフちゃん」 

「何言ってんのよウィオラ。 あんただってあの場所にはアイツらの手がかりが一切なかったのよ」

「そうだね。 だけど、ちょっとある情報口から仕入れたんだ」

 そう笑顔で答える。 彼女らはそういえばとそのことに心当たりを思い出す。

 それは数十分前にさかのぼる。

 

 

 

「あの場所に情報がなかったけど、いまから集めるわよ」

 ここはプラネテューヌの町の一角。 あの後、アイエフは彼らにそう提案してくる。 誰もが賛同して調査をするが、先ほどあった戦闘から数分。 その当たりをくまなく調べたのだが、情報らしい情報は一切出てこなかったため、ここまで戻っていた。 

「そうですね。 私は聞き込みに行ってきます」

「私もギアちゃんについていくです」

 そう言ったネプギアたちは走って行く。 その顔には今まであった迷いはなかったが、焦りが見えたためコンパがついていった。

「心配になるね、ネプギアちゃん」

「あの子には立ち直ってもらわないと困るわ。 それでウィオラはどうすんの?」

 少しの時間眉を顰める。 一応、アテはあるのだが、あまり頼りたくない気持ちが出てくる。

「ちょっとしたツテに頼ってみるよ。 あんな奴でも頼りにはなるからね」

「何よ。 そいつどんな奴なの」

「いいやつではないかな。 何でもかんでも自身の自分通りにしようとするやつだね」

 頭を掻きつつ苦笑いしながら言う。 アイエフは溜息をついた後に会話を続けた。

「まあ、そういうやつとの人付き合いはほどほどにしないさいよ。 アンタはもう私たちの中心戦力なんだから」

「心配してくれてありがとうアイエフちゃん」 

「ちょ、ちょっと!?」

 少し頬が赤くなりながら言ってくるアイエフを頭を撫でて笑顔で言う。 アイエフはさらに赤くなり、彼の胸あたりを殴ってくるが、頭を書きながら苦笑いを浮かべた。

「じゃあ行ってくるね」

「もうバカ、スライヌにやられてしまえー」

 何故赤くなったのか不思議に思いながらも走り去り、ある裏路地へと向かう。 そこには紫色の扉が不自然な場所に設置してあった。

「これ作った奴は絶対巫山戯て作ったんだよな。 どう考えても不自然な場所に作ってあるし」

 愚痴をこぼしながらも、その扉へと入って行く。 そして、左腕についていた端末の電源を入れる。 少しの起動音がした後、機械音がなる。

『プログラム起動…………

 おはようございますウィオラ様。 ツツハマシステムはあなたを歓迎します』

「おはようツツハマ。 早速だが、アーテルにつなげるか?」

『 No problem! お安いご用です』

 そう言った後、端末は数秒して壁をプロジェクターとして映像を映す。 そこには白い肌と髪、ブルーサファイアの瞳の男が映し出される。

『人にそんないいようをするとは、感心しないなウィオラ』

「うるせえ。 お前なんぞあんな奴で十分だアーテル」

 やれやれ酷い男だと、溜息をつきながら目を伏せる態度にいら立ちを隠せなく、それが顔にまで出るのは自分でもわかっていた。

『君が知りたいのは犯罪組織の情報と、ゲイムキャラの居場所だろう。 それに関しては両方とも私が持っている』

「さっさとしゃべれよ。 こっちは時間がないんだ」

『それはどこも同じだよウィオラ。 こっちも君と関わっている時間は長くしていられないんだからな。 それにアル先輩もウィル先輩もなんだかいろいろとあるらしいようだ』

「そんなのしったことじゃねーんだよ!?」

 焦りからか、いら立ちが増して徐々に口調が荒くなっていくが、画面の向こうにいる人物は依然と態度を改めることはせず、淡々と話を続ける。

『君は知らないだろうが、ルウィーやリーンボックス、ここラステイションでも被害が酷くなる一方だ。 それを止められるのは犯罪組織の被害が少ない君たちだ。 こっちはパッチを逐一更新したり、販売停止させるので防戦一方だ。 私たちはこんなところでもたつくわけにはいかないのだ。 だから……』

「そんなこと言われなくたってわかってんだよ! いい加減に黙れよ。 こっちだって色々と考えてはいるんだ。 お前に指図されなくても俺は俺だから勝手に動くし、一刻も争う事態なのに貴様に説教を受けている暇なんかねーんだ、だからさっさと言えってんだよくそったれ!」

 壁に拳を叩き付け、狼狽の色を隠せない。 ここまで来る途中にゲイムキャラのこと、犯罪組織のこと、大切なものであるネプギアたちのこと、そして女神のことを考えていたのだが、それらが頭をよぎる度に急がなくては、早くしなければと俺自身が追い詰めて行く。 だが、結局は天才だって人だ。 他人より少し頭の回転が速いと言えど結局は人一人ができることは限られてくる。

 だからこそ今、できる精一杯のことに集中しなければと考えながらもここまで来たのだ。 他者に口出しして欲しいくはなく、それが高みの見物しているものなら尚更なのだ。

 それを見ていた男は一瞬きょとんとした後、下品な微笑みを口角に浮かべて彼の見る。

『そうかそうか、君もすでに歩き出していたのだな。 まだ縛られているのだと思ったにだが安心したぞ』

「それは余計なお世話だ。 御託はいいからさっさと言え」

 二つ返事の後、端末に一つの映像が送られてきた。 そこには白いフードをした男とさっきほど見た下っ端がラステイションへ向けて進んでいた。 

『君に渡せるのはこれくらいだな。 ゲイムキャラの場所の詳細についてはこっちは自分で調べてくれ』

「おい、非常事態なら言うのに渋るな!」

『仕事上の付き合いでな。 それを教えることは契約違反だそうだ。 知りたいならラステイションの教会まで来るんだな』

「お前はいつもそうだよな。 肝心なことはあとの祭りな時に言いやがる」

『すまんな。 こう見えても完璧主義なんでな。 余程のことでなければ、切り札ととして取って置きたいのだ』

先ほどと違い、二人の様子がガラッと変わった。

「そうか、なら一応言っていくがな。

過去に縛られているのは俺じゃないお前だ。 いつまでも時間は時間は待ってはくれないんだ」

 その目には怒りや憎しみといった負の感情ではなく、憐れみであった。 それをみたアーテルは瞼を閉じ少し背もたれに寄りかかった後、再び開ける。

『わかっているさ。 だが、君だって時間ないということだというのも忘れるな』

そこでプロジェクターの部分から光がなくなり、通信が途切れる。 手を握りしめ唇をかみしめる。

「俺だってわかっているさそのくらい。 だけど、決心なんて早々できる気がしねえよ」

 壁にもたれかかろうとするが、腰が床に着く。

「ハァ……さっさと戻るか」

 だが、その状態ではいらないことを理解しているために、彼女たちの元へ戻った。 その姿は、杖を突く老人のようだった。

 

 

 

 

 それが事のあらましである。 

「この映像を見てもらえばわかるんだけど、イストワール様お願いできますか?」

「はい。 データさえ送ってもらえば再生可能ですよ」

 返事を返した後、イストワール様にデーターの入ったメモリーを渡す。

 それを受け取ったイストワール様は、情報を再生してスクリーンに映した。 彼は改めて見るにだが、そこには先ほどの映像が映し出されているが、音声は一切なかった。

「これで映像が終わりますね」

「これで行き先はわかったね」

「ええ、早くラステイションへ向かいましょう!」

 ネプギアが目を輝せながら言っていたのを見て、アイエフたちは苦笑いをしていた。 なぜなら彼女は機械弄りが趣味というほど、機械が好きなのである。 ここプラネテューヌではラステイションっほどではないのだが、ラステイションのほうが、多いのも事実であった。

「なら、さっさと出発しようか。 ネプギアちゃんが元気なうちにね」

「そうね。 早めに行って帰ってきましょう」

 それに対して返答したアイエフは後悔した。 彼は頭をかかえ柱に叩きつけた後、笑顔で行こうと威圧していた。

アイエフ達は顔が引きつりながらも一緒に、ラステイションへと向かったのであった。

 




どうだったでしょうか?


2016年2月8日 文章訂正
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