スマホ依存症のエスパー少女はビートくんにご執心のようです! 作:昧歌
記念すべき初投稿はポケットモンスターの二次創作で、主人公は情緒不安定でスマホ依存症のダメ人間です。
どうも、エスパー大好き人間です。名前はアイビーって言います。わたしはただいま11歳、この年齢なら普通はみんなチャンピオンを目指してリーグ戦に挑戦するですけど……
わたしは人と違うのです!!詳しいことは言えないけど、わたしはあーんな事情やこーんな訳があって、チャンピオンを目指さなくてもいいのです!
なのでいつもそこら辺をふらふらと、ジムチャレンジャーとかそれらしき人達を観察しています。今日はワイルドエリアに来ました!おや?どうやら様子がおかしい人、発見です!
「ユウリ、ここからどうしよう……とりあえずテントをはるか?」
「そうするしかないよね……列車は止まるし、いきなり雨が降り出すし旅が始まったばかりなのに散々すぎるよ。ね、マサルくん」
ざーざーと大雨が降っている中、2人の少年少女が木の下で雨宿りしているみたいです。テントを持ってあわあわと困っているようです。不慣れな手付きを見ると、おそらく初めての旅でしょう!助けてあげましょう!
「君たち、大丈夫なのですか?テント手伝いますよ」
「わぁ、びっくりした……え、えーっとじゃあ、ここの杭を打ってください」
「はーい、です!」
「手際いいな……。よくこういうことするんですか?」
「ええまあ、珍しいポケモンが出る時は、何日もテントで過ごしますからねぇー」
えぇ!?と少し大袈裟に驚かれ、思わず笑いを零してしまう。君たちはまだ初心者なんですか?と素直に思った疑問を口に出すと、女の子の方が下を向きながら恥ずかしそうに言った。
「そうなんです……私たち、まだ旅を始めたばかりで、ほとんど何もわかってないんです」
「この時期に始めたってことは……ジムチャレンジャーなんですね!じゃあ今日はしっかりと休みましょう!そうだ、わたしがカレーを作ってあげますよ!」
「いいんですか?!ありがとうございます!親切な人でよかったね、ユウリ」
「もう、すぐ人に任せないの!マサルくんったら……。カレー、私たちも手伝います。テントのお礼です」
「いいのいいの!君たちは休んでください!お礼は……また今後でいいですから!人の好意に甘えるのも大切なんですよ?」
「うーん、そこまで言うのなら……お願いします」
こんな会話を挟みながらもテントははりおわり、夕飯の準備に入りました。その間にもジムチャレンジャー達は雑談を続けています。少し聞き耳を立ててみます。どんな会話しているのでしょうか、楽しみです。
「マサルくん、私たち上手くやって行けると思う?初日からこんなんだし、ダンデさんの期待に応えれるかな……」
「心配するな、チャンピオンであるダンデさんが推薦してくれたんだ。きっと上手くいくよ」
「そうだといいな……。もう早速人に迷惑かけちゃってるけど」
「それは……そうだな。だからこそ、人達の好意を裏切っちゃいけないよな!」
「うん、そうだよね!私、頑張る!」
「素晴らしいです!その心意気ですよ!」
「わわっ、いつからそこにっ!?」
「へへ、ごめんなさいです、話を聞いていました!しかし、ポケモントレーナーになるならそのぐらいの気持ちでないと!ライバルたっくさんいますよー?」
「ああ、応援ありがとな!えーと、なんて呼べばいいんだ?」
「あ!申し遅れました!わたし、アイビーっていいます!よろしくお願い致します!」
出来たてのカレーを持っていくと共に会話に入ると、いきなりだったため少し驚かせてしまいました。よく影が薄いと言われるけど、まさかここまでだとは……。
「アイビーさんですね、よろしくお願いします!私はユウリで、こっちが双子の兄です」
「マサルだぜ!オレ達はハロンタウン出身で、二人でチャンピオン目指してるんだ」
「なるほど?双子のチャンピオンですか……。うーん、なれるもんですかねぇ」
「やはり無謀ですよね……チャンピオンが二人だなんて話も聞いたことないですし」
「いやいやそこは、ダブルバトルをすればできるかもしれないじゃん!」
「あ、あはは……そういう問題じゃないかと……。ま、まずはジム戦ですけどね。二人は今ジムバッジ何個です?」
と質問すると、二人は神妙そう顔で二つのことを教えてくれました。一つは、ジムバッジはまだない事。もう一つは、そもそもジムチャレンジはまだ開催されてない事です。
「まだ開催してなかったのですか!?もう始まってると思ってました……!」
「あれ?アイビーさんはチャレンジャーじゃないのですか?」
「はい、そうです。あ、わたしの年齢が君たちと同じぐらいに見えるからそう思っちゃいました?」
「あ、あぁ。てっきりアイビーもそうだと思ってた。でも普通このぐらいの年齢は参加するんじゃないのか?」
「普通はそうだと思います!でもわたしはバトルにそこまで興味無いんです。あと……あ、いや、やっぱなんもないです!」
「えぇ〜なんですか〜?気になるなぁ……」
「えへへ、今はまだ秘密ですよ!……そっかあ、まだ開催してなかったんですねぇ〜。わたしも参加してみようかなあ?です」
「あっはは、敬語の使い方が変だぞ、アイビー。でもジムチャレンジに参加するのは推薦状がないとできないんだ」
「そうなんですね!うーん、なんとかなるっちゃなります!大丈夫です!ちなみにですけど二人は誰から推薦を?」
「聞いて驚け〜!私たちはなんと、あのダンデさんから貰ってます!」
「わあすごい!現チャンピオンの!よくやって貰えましたね」
「実はここだけの話、オレ達ダンデさんとは昔からの知り合いなんだ!」
「あ、たしかに!ハロンタウンと言ったらチャンピオンの出身地ですからね!納得です!」
その後も雑談などをしながら三人カレーを食べ、三人とも食べ終わるとその後片付けをしていました。すると、ユウリさんが何かを思いついたようにパン、と手を叩き、提案を一つして来ました。
「そうだ!アイビーさんもエントリーするなら、一緒に行きませんか?」
「はい!わたしガラルの都会部にあまり行ったことないんですよ……。なので案内してもらえると嬉しいです!あ、でもワイルドエリアは詳しいですよ!」
「じゃあ決定だな!だったら早速出発っ!と行きたいとこだが……」
「明日からにしましょう……!今日はさっきも言いましたけどしっかりと休んでください!」
「アイビーさんの言う通りだよ、マサルくん。今日はもう寝よ?」
「それもそうだな!」
「わたしは用事ができたのでもう少し起きてます。それでは、二人ともおやすみなさい〜」
二人とも初の旅で疲れていたのか、おやすみ〜、と返事してからすぎに眠りについたみたいです。そしてわたしは……、用事を果たすために音を立てないようにテントから出た。
「もしもし、アイビー?そっちから電話してくるとは珍しいねぇ」
「久しぶり、急に電話かけてごめんね?ちょっと頼みたいことがあってさ────」
「────────あら、そんな事とは……。もちろんいいけど……」
「えへ、ありがとっ!
ポプラおばあちゃん……♪」
軽くキャラ紹介
名前:アイビー
性格:掴みどころがなく、突如現れて助言しては突然消える。よく敬語を使っているが、どこか不自然のような慣れてないような印象を与えることがあり、手持ちは普段はユニラン1匹で戦闘は避けてる。ポプラと関わりがあるらしい……?