『犬夜叉ワールド』ルート開拓

譲れないもの

原作に無いものを書くって難しい

しかも、結羅のキャラクターを掴むには余りにも彼女の退場が早過ぎた


だが、走ると決めた以上は走り切らねば、先駆者諸氏に申し訳も立たないので完走します



相変わらずの出来ですが、どうぞ

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皆様ご機嫌いかがでしょうか？

はい、走者です(オリジナル笑顔)

いやぁ、やはり奈落を滅ぼした後のプレイは気分が高揚しますね〜

学会の皆様や『奈落をコロコロする会』(ヤベー人達)のお陰で奈落をコロコロする時間は更に短縮されつつあります

大変良い事だと思います！

とは言え、どこまで短縮するつもりなんですかねぇ

さて、前回は何やら不穏な感じな結羅ネキでしたが、どうなるのでしょうか？

狒々は不穏な気配を感じていた

しかし、おかしな話である

その気配は目の前の結羅からしているのだから

結羅？

俯いていた結羅は顔を上げ

狒々

私と勝負しなよ

と宣言した

結羅は目の前のコイツの目を覚まさせないとダメだと言う結論に至った

正直なところ、コイツは妖怪としてならば結羅より格上だが、あまりにも情が深すぎる

いつか、そのせいでコイツが死ぬ気がしてならないのだ

確かに結羅と狒々はあくまでも偶々一緒に動いているだけの関係といえるだろう

しかし、結羅の中には狒々と共に居たいという想いが少しずつ芽生えていた

強者は強者らしく

それこそが、妖怪達の唯一無二の不文律である

狒々はそれに当てはまらない

それ自体を否定する事は結羅に出来ない

結羅は『弱者』なのだから

しかし、そんな結羅でも譲れない部分はあるのだ

狒々

私と勝負しなよ

ファッ！

え、どうイウコトデスカ？

味方である筈の結羅ネキから勝負を申し込まれましたのですが

むむむむむ

こ、こういう時はwiki兄貴の出番や！

教えて！wiki兄貴！

wiki兄貴<知らんな

え”

wiki兄貴<知らないと言っているのだよ

あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”！！

何で、何でこうなるのですか！

何故！ホワイ？

前回の無明ニキの時にはそこまでガバりませんでしたよ？

試走か？試走していないのが悪かったのか？！

いや、待てよ

ガバは桔梗と戦ってから頻発し始めた

そして、桔梗に椿。最後には結羅ネキ

つまりお前が悪いんかぁぁぁっっ！！犬夜叉ぁぁぁっ！(責任転嫁する走者の屑)

おま、絶対許さねぇからな！

今度かごめルートで最速コロコロRTAしてやるからな！

絶対にだ！

その頃

ゾワッ！

うおっ！

何か寒気がしやがった

どうしたのだ？犬夜叉

へっ、何でもねぇよ

･･･そうか

な、何で悲しそうな顔しやがる

私ではお前の力になれないみたいだからな？

悲しそうな顔をする桔梗

おい、あの犬っころ桔梗様を泣かせておるぞ？

何じゃと！

放ってはおけぬ！

そうです！

桔梗お姉様を誑かしている犬夜叉を今すぐ亡き者に！

ほれ、楓様はおうちに帰る(けえる)だよ

なっ、離してください！

今なら桔梗お姉様に寄り付く犬夜叉を！

そういう事をするのはまだ(・・)早いだよ

おい、桔梗

言うな犬夜叉

いや、だけどよぉ

言うなと言っている！

桔梗は犬夜叉の声を遮る

と言うのも、最近妹である楓の様子がおかしいのだ

丁度犬夜叉と親しくし始めた頃くらいから、楓は犬夜叉に対して敵意を隠さなくなっている

桔梗としては、犬夜叉の事を村人達に受け入れてもらっていても妹の楓に受け入れてもらえていないのはかなり堪える

勿論、巫女である自分が半妖である犬夜叉と仲良くしているという事自体好ましい事ではないのかも知れないのは理解しているつもりなのだが

き、桔梗様！

む？

どうしたのだ

久しぶりだな、桔梗殿

椿殿か、どうされたのだ？

巫女である椿殿が村に来た

どうしたというのだ？

何、貴女にかけていた呪いを解こうと思ってな

桔梗殿、貴女の人生だ。どの様な道を歩もうとも後悔だけはなさらない事だ

む？

話は聞いている

半妖の少年と仲が良い。とな

別に咎めようとも思わぬし、問題だと喚くつもりもない。だが、それは理解しておられるとは思うが、茨の道よ

･･･そうだな

とはいえ、私とて女子(おなご)だ。その感情は理解出来ぬ事もない。ないが、其方(そなた)少しばかり腑抜けたのではないのか？

どういう事だろうか？

其方の妹、魅入られておるぞ？

まさか

余程其方をあの少年に取られた事がきつかったのだろう

巫女として高名な其方の妹だ。才はあろうよ

ましてや、心乱されている状態で抗える筈もなかろうて

そう、だな

酷な言い方ではあるが、其方と其方が想いを寄せる少年で解決するほかあるまい

そうでなければ、其方の妹は妖から解放されたとしても心はいつまでも囚われたままよ

椿は印を切りながら話す

さて、私のすべき事は終わった

そろそろ失礼させて貰うとしよう

椿は桔梗の呪いを解くと、用は済んだとばかりに席を立つ

椿殿

その、貴女は変わられたな

ふ

それは桔梗殿。貴殿にも言える事だろうに

色々思う事があってな。では最早会う事もなかろうが、息災でな

椿が帰った後、桔梗と犬夜叉は二人で楓に取り憑いていた妖を討伐する事になる

ぐぬぬぬぬ、これは戦闘回避出来そうにありませんね

犬夜叉は後ですり潰すとして、問題は結羅ネキですね

画面は青なので、狒々くん自体も困惑していても、反発している訳ではない様です

画面の色によって、キャラクターの感情がわかるシステムをこの『犬夜叉ワールド』は採用しています

前回のプレイ時にあった赤は敵対

黄色は反感

青は友好となります

点滅の時間によって、感情の揺れ動きも表現していますので、中々良いと思います

とはいえ、結羅ネキはやる気ですので戦闘、です

っっっっ！！

私は声にならない悲鳴を上げそうになった

アイツは私の言葉を聞いて、暫く顔を伏せていたのだけども、顔を上げた時には私が気圧される様な雰囲気を纏っていた

殺気ではない

けれど、身を竦めてしまいそうなそれを纏ったアイツは

溢れた水は器に戻らぬ。結羅、お前が望むなら一度やり合うととしようか

そう、宣言した

溢れた水は器に戻らぬ。結羅、お前が望むなら一度やり合うとしようか

この狒々くん、戦意高すぎてワロリッシュ

ほら、結羅ネキもやる気になってしまったじゃないですか、ヤダー

紅霞構えてるし、櫛を髪に挿してるし

ま、まぁ？戦闘すれば経験値入るし、多少はね？

では結羅ネキとの戦闘です

なお、犬夜叉界の決まりと言いますか『人型の方が強い』理論がありましてね。この『犬夜叉ワールド』においても原作キャラの人型キャラクターは総じて能力上昇値が高めに設定されています

まっっっこと不愉快でありますが、奈落(あん畜生)もラスボス枠なのでそれは適応されています

なお、飛天と満天にもこれは適応されている事は確認されております

飛天、満天ルートを開拓した、通称『七宝曇らせたいネキ』のプレイ動画によると、悟心鬼クラスくらいならば普通に育てても届くとの事

となると、犬夜叉敵キャラ界でも人気キャラである結羅ネキもそれに該当する可能性はあると思われます

狒々くん？

人化出来る器用さはないので、無理っすね

前回の無明ニキはかなり特殊な例でしたし、ね？

この理屈が結羅ネキにも適応されるとなると、結羅ネキの能力上昇の幅は大きい筈です

ですが、確証はありません

早く『学会』の皆様は結羅ネキルートを開拓して、どうぞ？(他人をアテにする走者の名折れの図)

チラッ

お前が開拓者なんだよなぁ

『学会員』一同、貴方のプレイを参考にするとしておりますので、どうか完走して下さい

ホラ！早く結羅ルート開拓して、役目でしょ？

極小の可能性を引き当てた走者が何か言ってるゾ☆

『ワールド』の更なる発展の為の礎になって、どうぞ？

駄目、みたいですねぇ(クソデカため息)

結羅ネキの手札は紅霞による斬撃と炎を纏わせた髪による鬼火髪(おにひぐし)による炎属性攻撃

それと『結羅の巣』と呼ばれる髪による蜘蛛の巣の様なフィールドを作る事による立体機動と相手への行動の阻害です

しかぁし、今回は結羅ネキの能力の大半を占める髪は椿のしかなく、それは結羅ネキの懐にあります

つまり、実質的に結羅ネキの攻撃は斬撃のみとなりますねぇ！

流石に貴重過ぎる椿の髪の毛をこんな所で浪費する訳にもいかないでしょうからね

勝ったなガハハ！！

結羅はどうすべきか考えていた

自身の能力は髪が無ければ、ほぼ使えない

だが、だからとてこれだけは退くつもりは決して、ない

だが、相手は腕力にかけては自身など遠く及ばない狒々である

紅霞で斬りかかったところで大した傷は負わされないだろう

しかし

だからって、ちまちまやって！それでアイツに想いが届く訳ない！

そんな半端な気持ちで狒々に挑んで、何が伝えられるというのだろうか？

結羅はそう思ったからこそ、格上である狒々に啖呵を切ったのだ

結羅は躊躇う事なく、紅霞を手に狒々へと斬りかかった

あの、結羅さん？覚悟ガンギマリで斬りかかって来ないで欲しいのですが

手札がないにも関わらず、結羅ネキは躊躇いなく斬り込んで来ましたよ

えー(困惑)

確かにネキは本体である櫛さえ無事ならば、ある程度のダメージは無視できます

で　す　が！！！

原作でも犬夜叉に腹をぶち抜かれたままに戦った結羅ネキの姿を見た、いたいけな子供達には性癖を拗らせてしまったものもいるでしょう

そんや映像をお見せする訳にはいきませんよ！

私が怖い人達(運営)に怒られてしまいます！

(ふむ)

狒々は困っていた

確かに結羅の攻撃は並みの妖怪相手ならば(・・・・・・・・・・)脅威となるだろう

しかし、伊達に岩代から人を襲いながら武蔵まで来た訳ではない

正直に言えば、結羅の攻撃は狒々にとって脅威足りえないのだ

狒々とてナマモノであるからして、腹は減る

そして、人間1人など殆ど食べた気がしないものである

故に狒々が通った後には村など一つとして残ってはいない

大した経験にならずとも、塵も積もればなんとやらですから、一般ザコナメクジ以下だった狒々もそれなりに強くなったとは思います

それでも、桔梗に勝てる気がしませんが

結羅の真剣な表情を見ると狒々とて、この闘いに勝敗以外の目的があるのではないかと考える

狒々！アンタは私の事を考えてくれてるのは分かっているさ！

結羅は声を上げながら、狒々に斬りかかる

だけど！アンタが私の我儘で傷つく姿を私は見たくないっ！！

迎撃しようと振り上げた狒々の腕が止まった

私の側に居てくれるんなら、アンタの事を大事に思っては駄目なの！？

狒々の目が大きく見開かれた

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お気に入りやら、評価やら増えて震えます

ですが、私なりの物語を完結させたいと思いますので、よろしければお付き合いください


では、一読ありがとうございました