◆ピラミッド
エジプト! といえば先ずコレであろう。
その造営方法は未だに研究の対象である。古くはヘロドトスが「まあエジプトウマ娘が頑張って造ったんじゃないの?」と説いたが、意外、研究により人間さんも造営に参画していた事が分かってきた。
『陵墓造営を通してファラオという神に繋がる』という宗教的意義が見出され、古代エジプト社会の複雑性を示している。少なくとも奴隷労働とは全く違って、どちらかと言えば公共事業めいたプロジェクトだったようだ。
ピラミッド以外の神殿等についても、どうやら同じ事が言えるようである。今後の研究に期待したい。
◆ヒエログリフ(神聖文字)
これも
「いやこれは文字ではなくダンスの手引だろう」という説が持ち上がる位であったが《ナポレオン=マレンゴのエジプト遠征》の際、ロゼッタストーンが発見された事により遂に解読された。やっぱり文字だった。
◆ヒエログリフダンスの会
ヒエログリフは文字ではなくダンスの手引。しかし単なるダンスではなく、退魔や吉兆を願った神聖かつ高貴なダンスなのだ──という説が一定の説得力を持っていた頃「神聖なダンスを復興させよう!」と地元エジプトに設立された団体。
革命フランスから海運輸入されたナショナリズムと結び付き、エジプトウマ娘の間で盛り上がった。
やがてヒエログリフが解読され、やっぱり文字でした! と分かった時は少しションボリしたものの、それはそれとして神聖だから踊り続けている。
エジプト観光に行った時は見てみよう。
◆ヒエログリフダンスの印象と誤解
ところでヒエログリフダンスは(動画投稿サイト等で見れば分かるが)、なんかこう、とても
古代エジプトの再現映像でウマ娘がヒエログリフダンスを踊っていると、それはもうかわいい──が、当然ながら史実ではないため各方面から叩かれる。インターネットの風物詩だ。
先述の通り、ダンスの創設は19世紀初頭である。ざっと200年ほど。ヒエログリフが紀元前3,200年以来と考えると、歴史は浅い(そう思わせるエジプト史の如何に長大な事か!)。
が、しかし歴史に造詣が深くない人は普通に勘違いしている。下手をするとエジプト人自体も、古代から受け継いだダンスだと自認している節がある。
というのも、メディアのリテラシーがまだまだ緩かった時代、古代エジプト関連の映像には必ずと言って良いほどヒエログリフダンスはセットだったからである。
その可憐さと、何より
もうこうなってしまった以上仕方ない。何よりウマ感性によって再構築、否、創作された件のダンスは、プリティーなのだ。
史実の考証、という側面からは厄介極まりないヒエログリフダンスであるが、その勘違いも含めて人類の歴史なのだなぁ──と敢えて懐を深く持っておく心得が必要なのかもしれない。
◆Tips
ヒエログリフダンスは『意味のある文字列を振り付けに起こした』という由来・特性から、実はダンスを
熟達者は、声を出さずとも振り付けを組み立て
とある西洋人がエジプトウマ娘に情熱的なダンスを披露され、
「感想は如何ですか?」
と恥ずかしそうに尋ねられたので「いいね!」と景気良く答えたところ、気が付いたら現地で結婚していた──という話がまことしやかに囁かれる。
その程度には
読者の皆さんも、古代エジプトのウマ娘について知っていたら是非ご教示ください!!