そういうわけで転生することを選んだ我らが主人公城ヶ崎丈己であるが一つだけ疑問がある
「つっても、女神様よ」
「なにも持ってない、平和な世界の人間が」
「異世界ですぐ、戦力になると思うのか?」
そう、異世界に行くとなっても何かを殺す、倒すために武器や刃物を扱うような人は日本にはほぼ存在しないだろう
他にも懸念はあったが一番気になっている…そして、自分が想像している通りなら良いものが手に入ると考えているのだ
「そこのとこは大丈夫よ」
「平和な世界の人間を、何も持たずに連れて行くわけないでしょ?」
「そんなことしたら」
「せいぜい、肉壁がいいところじゃない」
「まあ、そんなことにならないためにいい話があるのよ」
(よし…俺の予想が当たったということは)
(憧れている
今現在、ジョジョは
この会話で自分の予想が当たったことに対し、顔がニヤけそうなほどに喜んではいるが、なんとかバレないように耐えている
「まあ、はっきり言っちゃえば異世界転生の特典っていうやつよ」
「へぇ…ってことはテンプレ通りなら、何でも願えるのかね?」
「大正解、一つだけなら何でもいいのよ?」
「あ、でも他にもいるから早めに決めてよねー」
そして、手渡してきたのは一般的な辞書より分厚いんじゃないかと、思うような冊子
手渡されての第一声は
「何だこれ…」
いやはや、これまた分厚く、しっかり読むなら何時間かかるのかわからなくなるくらいのサイズなのだ
「あら、見てわからない?」
「転生特典の冊子よ?」
「こんなに分厚いのか…」
まあ、わかりやすく分厚さを説明するとしたら、普通のティッシュの箱二つ程はある………分かりづらいかな?
「まあ、今まで何人も送っていったからいくつかは黒くなってるはずだから、それに関しては持っていけないわよ?」
「そりゃ、どうもありがとさん」
「……女神様よ、これって基本的にどういうのが載ってるんだ?」
女神は興味がもうないのかじゃがりこ(サラダ味)をポリポリ食べている
「ポリポ…んー?それはね……大体武器とかそういうとこよ」
「あんたらが言ってる、なろうとか、そこら辺によくあるやつとか」
「伝説っていわれている武器とか防具とか、まあ…そのくらいよ」
(ほ〜…ってことは求めているものはこれで探す意味はないのか)
「ってことはここに書かれてあるかも分からないものでさえ求めてもいいのか?」
「バリッバリッ……まあ、そのくらいなら問題ないけど」
「あ、ここの展開他のでも…ったく…パクり多くないかしらこの作品…あ、んで、何求めるの?」
おい、駄女神せめてもうちょい真面目に聞いてやれ、漫画読みながらポテチ(Wコンソメパンチ)食っとる場合かよ…一応仕事だろ
(漫画読みながらポテチ食うなよ)
お、声に出して言ってやれ、「もうちょい真面目にやれ」とか
(漫画にポテチの油がつくだろ!)
いや、まてや、主人公それでいいのかお前は
「まぁ…欲しい武器というか能力なんだが…」
「…そう言えばあんまり能力とか求める人いなかったわね…」
「んで、どうするの?」
「その、欲しい能力って」
「俺にスタンド能力を発現させてほしい」
よし、やっとタイトル詐欺にならなくなるぞ俺(作者)
「あぁ…あの漫画の」
「んー…でもねぇ」
なぜか女神は言いよどんでいる
「?どうした」
「何か駄目なところがあったか?」
「いや…違うのよ」
「その、特典そのものに問題があるのよ」
(なぜだ?何でも与えれるなら…問題は…)
(いや…そうじゃぁない)
(ここはなにか別のことが原因なんじゃ……まさか)
「女神よぉ、まさかとは思うが」
「精神の問題か?」
スタンドというのは精神に関係するそう考え、その質問をした
そして、その疑問に対しての答えはっ!
「ええ、そうよ…」
肯定ッ!己の考えはあっていたッ
「まぁ…わかりやすく言うなら」
「キラークイーンが欲しかったら、自分の目的のためなら何でもてき、人を無感情に殺せるような人間ならもらえるわね」
「ただ、そんな完全に漫画のキャラのような性格がいるわけないから」
「ちょっと別の能力になるかもしれないし、オリジナルのスタンドが作られるかもしれない」
「まぁ…多分スタンドをもたせるならそんな感じで何を持たされるのか分からないの……しかも、どのようにしてスタンドが出てくるかさえも、分からない」
「流石に、戦闘向きじゃないスタンドで生き返ってすぐに死なれたらね、こっちも気分悪いのよ」
(…意外だな…こいつ人の死因見て変なのだったらケラケラ笑ってそうなタイプなのに)
(まあ、女神にも人の心はあるか)
「いや、それでもいいさ、何が出ようとそれが俺の力なんだ…悪いのが出ちまえば俺の自己責任だしな」
「それに、この身一つで何も無しに放り投げられるよりはいいさ」
「ふーん…ま、他の奴らよりは心構えってものができてるみたいね。あんた」
「まあ、あんたの考えが変わらないならこのまま、スタンド能力をつけるわよ?」
「ああ、いいさ」
覚悟はできた、自分が戦うための、生き残るための…
「それでは…」
「さぁ、勇者よ!数多の送り込まれた勇者の中から、あなたが魔王を打ち倒すことを祈っているわ!…さぁ、新たな世界へ旅立ちなさい!」
そして、本当にされてるかもわからない祈りをされ、これからを祝福するが如く、明るい光に包まれた………