ガラル地方に転生したので図鑑完成を目指す   作:青い灰

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実家に帰省したらクソ寒かったので初投稿です。
夜中に天井の猫が本当にうるさい(半ギレ)




3話

 

 

「「ごめんなさい」」

 

「いや別に良いって………

 その勘違いも正義感から来たもんだろうし」

 

 

流石に後続を出されては負け確実なので、バトルは降参しておくことにした。先程の誤解に謝る二人を宥め、バッグの中からキズぐすりを取り出してからゾロアに吹き掛けておく。………傷治るの早くない?まぁ自己再生とか光合成もあるから普通、なのか。

 

 

「それにしても、えーっと………」

 

「あぁそうか、自己紹介してなかった。

 俺はユウ、んで、こっちがゾロア。よろしく」

 

「ユウ、さんは……二番道路で何を?」

 

「マグノリア博士に図鑑を貰いに。

 それと、ジムチャレンジの推薦状も、か。

 大方そっちも似たような用事なんじゃね?」

 

「あぁ、オレたちも同じだぞ。

 図鑑はソニアから貰ったけど」

 

「ソニア……あぁ確か、博士の助手か」

 

 

それにしても、まさかとは思ったが原作と時系列が同じらしい。女主人公やホップが、まだポケモンを貰いたてであることから、かなり序盤の方だ。その内容は曖昧だが覚えてはいる。まぁ深く関わる気はないので普通にジムチャレンジャーとして金を稼ぐつもりだ。金にならないような面倒事は避けたい。

 

 

「けどまぁ、これも何かの縁だな。

 ポケセンに戻らないなら一緒にどうだ?」

 

「オレは大丈夫だぞ。ユウリは?」

 

「私も大丈夫かな、ヒバニーも回復したし」

 

「よし、それじゃ出発だぞ!」

 

 

 

 

 

 

 

●〇〇〇〇〇

 

 

 

「あれは……チャンピオン?」

 

「と、博士だぞ!」

 

 

歩きながら見えてきたのは、白衣を羽織った博士と思われる老齢の女性だ。ホップが走り出し、それを追って二人の元へと急ぐ。二人の元へと辿り着くが二人は真剣な表情で話し込んでいるようで、此方に気付いていないようだった。ホップに追い付くと、博士とチャンピオンはやっと此方に気が付く。

 

 

「おやおや、ごめんなさいね。

 お客様に気付かないだなんて」

 

「いえ、お待たせしました」

 

 

博士の言葉に首を横に振る。博士はそれに微笑むと此方に歩み寄ってくる。杖をついており、どうやらその杖には鳥ポケモンがあしらわれているようだ。ココガラ進化形のアオガラス、だろうか。高そう。

 

 

「わたしはマグノリア。

 ようこそ、若いトレーナーたち。

 立ち話もでしょうから、

 ひとまず家にいらっしゃいな」

 

 

そう言うと、博士は家の中へと歩いていく。それにチャンピオンはにこりと笑い、先に家内へと入る。俺たちもそれに続く。そのままリビングに案内されそこで改めてチャンピオンと博士と対面する。

 

 

「お邪魔します」

 

「えぇ。遠い所からようこそ。

 まだ若いのに大変だったわね」

 

「いえ……それほどでも。ゾロアもいますから」

 

「ふふ、そうね。

 ホップ、そしてあなたがユウリね」

 

 

マグノリア博士が微笑むが、どうやら此方の存在をチャンピオンは聞かされていないようで、軽く首を傾げ、博士に耳打ちする。

 

 

「博士、彼は?」

 

「わたしの伝手を辿ってガラルにやって来た

 彼等と同じ新人のポケモントレーナーですよ」

 

「オレとユウリの二人がかりで

 こてんぱんにされちまったけどなー!」

 

「おぉ、それは凄いな」

 

「ユウです。

 会えて光栄です、チャンピオン。

 テレビで何度もバトルを見せてもらいました」

 

「あぁ、お前さんの熱意……

 ひしひしと伝わってくるぜ、相当なやり手だ。

 とても新人だとは思えないな……

 おっと、改めて……オレはダンデ、よろしくな」

 

 

そりゃあ前世で何度もバトルしたし。ゲームだけどそれなりに色厳選とかレート戦とかは剣盾以前からやっていたものだ。懐かしい。

 

 

「ダンデ、家の中ではバトルはいけませんよ」

 

「ははは、流石にそれは………」

 

「ないこともないでしょう?」

 

 

窘められるチャンピオンは苦笑い。それに溜め息をつく博士は、机の上に置いてあったスマホにも似た機械を此方へ手渡してくる。スマホロトムとは違う本格的な図鑑なのかもしれない。

 

 

「さて、あなたに頼みたいのはこれです。

 ポケモンたちの生態を記録し、研究所に

 自動で記録データを転送します。

 期限は設けません、やってくれますね?」

 

「はい、やってみせます」

 

「頼もしいですね。

 ジムチャレンジの方も頑張りなさいな」

 

 

図鑑を受け取り、すぐに取り出せるよう懐に直す。ちなみに、俺はジムチャレンジの推薦状は博士から既に送って貰っている。元人格は自立し過ぎだろ。

 

 

「えっ、もうユウは推薦状持ってるのか!?」

 

「まぁ一応は」

 

「えー!? 博士もアニキに言ってくれよ、

 ジムチャレンジに推薦しろって」

 

「そうね、ダンデ。何故?」

 

「彼等はまだ未熟なんですよ、

 もう少しトレーナーとして経験を……」

 

「あら、あなたの夢はガラルのみんなが

 強いポケモントレーナーになることよね?」

 

「あっ……! そうだった。

 だからポケモンを託したんだった」

 

 

それで大丈夫なのかチャンピオン。

 

 

「よし、それじゃ3人とも!

 オレが推薦せざるをえない

 素晴らしい勝負を見せてくれ!」

 

 

は?今3人っつったか?なんで?

眉を寄せていると、ダンデが凄い笑顔で此方の肩をがしりと掴んでくる。距離感近くね?

 

 

「ユウ、君のバトルも見せてくれ」

 

「えっ」

 

「もちろんポケモンは元気にしておくからな」

 

「あ、はい。ありがとうございます?」

 

 

また?えらい集中するから精神的に疲れるんだよなあれ。ゲームじゃ連戦とかやってるがどんな精神力してんだろうか。あとダンデさん暑苦しくない?

 

ボールを渡すと回復の薬と思われる機械にボールをセット、ポケセンの回復音と同じ音が流れる。………いや何気に凄いなこれ。

 

 

「じゃ、ユウリ!

 オレは先に外で待ってるぞ!」

 

「うん、わかった。

 そういえばユウは誰と勝負するの?」

 

「えっあぁそうか、ユウリはホップとか。

 えー………ダンデさん、どうす」

 

「それじゃあオレとバトルしよう!」

 

「えっ無理」

 

「大丈夫だ! リザードンじゃなく

 2人に渡すつもりだった3匹のうちの

 1匹、メッソンでやらせてもらうからな!」

 

「へぇー、いいなー!」

 

「あー…………頑張ります」

 

 

 

 

なんで?

 

 

 

 

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