黙祷集。(最新話『ドラゴンメイド』更新2024.11.19)   作:神の筍

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第9話

 

 五月――ゴールデンウィークを乗り越えたことにより五月病という言葉が生まれ、少しだけ学校や仕事に行くのが面倒くさくなる時期だ。次の学生の長期休暇は七月末から始まる夏休み。ゴールデンウィークを楽しく過ごせたのならば、夏休みに向けて学校生活を楽しめる生徒も多いだろう。しかし、たいていこの連休を乗り越えた学生を待ち構えていることがある……。

 

「――中間試験だな」

 

 そう、定期試験だ。

 Sクラスに残留するためにはこの定期試験で必ず三十位以内をキープしなればならず、三十一位の時点でクラス降下が決まる。降下タイミングは来学期といった区切りの良いものではなく、試験のあった翌月から即Aクラスというシビアさを見せるため、他クラスに友人がいない場合は悲しい学校生活となってしまう。ただ、中間試験で落ちた場合は期末試験で三十位以内に入って挽回することで翌月からSクラスに戻れる。そのため、安定して二十位以上に入ることの出来ない生徒は試験期間が近付くと必死な姿を見せていた。

 

「弁慶、大丈夫か? 四位以内に入らなければ退学なんだろう?」

 

「んー? 大丈夫大丈夫。これでもけっこう勉強は出来る方だから」

 

 他クラスと比べると控えめだが普段は和気藹々としているクラスメイトも半分ほどが休み時間に教科書と睨み合っている。昼休みには右手に教科書、左手におにぎりの猛者もおり、こうして談笑している水明たちが場違いなようにさえ思える。

 

「そうなのか、義経?」

 

「弁慶は義経たちの中で一番勉強が出来るぞ。義経も川神学園の転入試験の際は教えてもらったんだ」

 

 ちなみに、Sクラスの成績順位は上から葵冬馬、九鬼英雄、忍足あずみはほぼ固定になっており、四位にマルギッテや他の生徒が名前を連ねている。上位二人は満点同順のときもあり、三位以内に食い込んでくる者はこの先出ないような気もした。弁慶が四位以内に入ることが絶対であるのならば、四位までが固定になるかもしれない。

 水明は十五位付近を上下しており、たまに一、二教科は満点を取ったりする学力はあるので真っ当に勉強していればSクラス落ちすることはないだろう。

 

「もし翌月から弁慶の席が無くなっていたらそういうことか」

 

「不吉なことを言ったらダメだぞ、水明君」

 

「悪い……でも、本当に油断しないことだ。義経たちが来て学園全体のやる気が上がっている。敵、という言い方もあれだが、FクラスからAクラスの間はわざとSクラスに上がっていないと生徒がいると聞くからな。ここの生徒は切磋琢磨が売り。新学年早々朝礼台で『四位以内でなければ退学』と宣言する者がいれば返って燃えているだろう」

 

「うへぇ。今から勉強しとこうかな」

 

「準備は早いに越したことはない、だな。義経も毎日の復習を一時間増やすべきだろうか。ううん、増やすことを決意した」

 

「逸らせてしまってすまない。自分も頑張らないとな」

 

 川神学園では戦いの強い者が注目されがちだが、それと同じ比率で何らかの分野に秀でた者がいる。武神がいるのならば、神策を考えると知将もいるということだ。自由な校風が特徴だが、毎年数十人の最難関大学の合格者を出しているのは伊達じゃないということである。

 

 

 

 

 

一、

 

 

 

 

 

「あっぶな……二位には入ってるつもりだったのに……」

 

 二年の教室が並んでいる廊下には二年全体の三十位まで――つまり、Sクラス生徒の名前が張り出される。別にSクラスを目指しているわけではない者も取り敢えず足を止めて眺めており、Sクラス落ちがいないのか物見していた。

 

「さすがだ、英雄君に葵君。それにあずみさんも入っている」

 

「弁慶も言った通り四位以内か。さすがだな」

 

 三位までの面子は変わらず、四位には武蔵坊弁慶の名前があった。その下にはマルギッテ・エーベルバッハの名前があり、ドイツ人にも関わらず現代国語で満点を取っているのはドイツの神童さを表していた。義経は八位、水明は十二位、与一も十八位で安全圏内といえた。

 

「――武蔵坊弁慶」

 

 弁慶がもう少し高かった予定の順位を見て、次試験はより勉強しなければならないと自覚しているとマルギッテが声を掛ける。

 

「期末試験で私はさらに順位を上げる予定です。あなたが退学を避けたいのならば、より研鑽をしなければならないと知りなさい」

 

「激励の言葉ありがとう、猪川さん」

 

「だっ、誰が猪川ですかっ! 私の名前はエーベルバッハだ!」

 

源氏組がSクラスにやって来た日、マルギッテは一番に弁慶へ挑んでいる。一応決闘という形だったのだが、本気の戦いを好まない弁慶は力比べを提案した。マルギッテに対して弁慶が錫杖で攻撃する。勝敗は動いたほうが負け、動かしたほうが勝ちだ。特殊な材質で作られたトンファーを構え、砲弾すら止める要塞を自称するマルギッテの守りだったが、弁慶の横凪で身体ごと吹き飛ばされて負けてしまった。その後、彼女はリベンジをしたかったのだがそれよりも先に一度戦った人は期間を設けて挑まなければならないというルールが付いたため今も虎視眈々と狙っているのだ。勉学による戦いは前哨戦、というわけだろう。

 

「義経も上位の戦いに参加出来るよう、もっと勉強をしないと」

 

「だが、義経が四位以内入ることで弁慶が五位に転落するかもしれないぞ」

 

「あわわ。そうなれば弁慶が退学になってしまう。どうすれば良いんだ……」

 

 何となく弁慶が義経を弄ぶ理由がわかった水明であった。

 

 

 

 

 

二、

 

 

 

 

 

 放課後、義経と弁慶は定期的な決闘に向かったため水明は一人で校内を歩いていた。学園依頼を見るためだ。学園依頼は一階の職員室の壁に貼られており、喫緊でない依頼に限り、ファンタジー小説のような冒険者クエスト的に張り出されている。学内の草むしりから商店街の手伝い、はては港湾に停まる怪しい船の捜索など本当に学生にやらせて良いのかというものもあったりする。学園側が危険と判断したものは依頼を受ける生徒も選別して、怪しい船の捜索などは百代のいる風間ファミリーが請け負っていた。すぐにこなして欲しい依頼がある場合は茶道部の部室を借りて逆競りという形で食券が掛けられる。依頼主が百枚の報酬で依頼を出したのならば、九十枚、八十枚と下げていって受ける人を選ぶのだ。水明が受けたストーカー調査も危険な部類だったたが、最終的に宇佐美の名前を出して受けることが出来た。

 

「これと言ったものは無いな……」

 

 水明は十枚ほど貼られた依頼を見るが、特別面白そうなものはなかった。何かあれば義経や弁慶に声をかけて一緒にやろうと誘うつもりだったのだが、町内の掃除を誘うのも難だろう。むろん、暮らすために大事なことなので義経は喜ぶだろうが、どうせなら弁慶も楽しいと思える依頼を選びたかった。

 

「――フハハハハハッ! 我、降臨である!!!」

 

「――っ」

 

 唐突に、背後で起きた大声に肩を上げて水明は振り向いた。

 

「我の名前は九鬼紋白、紋様と呼ぶが良い!」

 

 九鬼の運とでも言うのか奇跡的に窓から差した日差しが後光のようになる。この場に井上がいれば走って飛んできただろうが、今日は冬馬に付き添って既に帰宅していた。

 

「は、はぁ……九鬼紋白」

 

「紋様と呼ぶが良い!」

 

「紋白……」

 

「紋様だ!」

 

「あの……」

 

「――小僧」

 

 どこからともなく現れたのはヒュームである。獅子のような金髪に、素人でもわかる体躯の良さ。そして何より今から人殺しでもするのかという鋭い目つきが水明を捉えた。

 

「紋様が紋様で良いと言っておられるのだ。今ここで、紋様と呼ぶか、俺に画面端に叩きつけられるか、選ぶが良い」

 

「――も、紋様」

 

「フン、それで良い。では、俺のことはどう呼ぶ?」

 

「……ヘルシングさん?」

 

「もう一声」

 

「ひ、ヒュームさん?」

 

「ほう、俺のことはここに来たときに『ヒューム君』で良いと言ったはずだ。にも関わらずヒュームさんか」

 

「ひゅ、ヒューム君、です……」

 

「貴様、舐めているのか?」

 

「――フハハ! そこまでにしておけヒュームよ! そう揶揄うでない! すまないな、山紫。むむ、水明でも良いか?」

 

 ここで断れば紋白の傍らまで下がったヒュームの脚が飛んできそうだったのと、特に断る理由もないので了承する。

 

「うむ。いきなり声をかけて申し訳ないな。実は、お主に協力して欲しいことがあるのだ――」

 

 

 

 

 

三、

 

 

 

 

 

 何事もなく時間が過ぎると六月に入った。季節はいよいよ夏に向かって進み、気温が徐々に上がっていることを肌に感じる。学園では六月に入ると同時に夏服の着用が認められるのでこの時期は校内でも半袖と長袖で分かれている。水明もブレザーを羽織り、ワイシャツは半袖で過ごしていた。

本格的な夏の到来が待たれるが――その前に梅雨が訪れる。

 

「おじゃまする」

 

「おじゃましまーす」

 

「タオルを持ってくる。少し待っていてくれ」

 

 あくる日のこと。水明、義経、弁慶の三人も漏れなく雨に打たれていた。傘を持ってはいたのだが、風が強く横打の雨のせいで見事制服がずぶ濡れとなってしまう。ワイシャツを着てブレザーを持っていなかった弁慶の姿を見て水明は急遽自身の部屋に二人を呼び今に至る。遠くを歩いていた与一にも声を掛けたのだが、「雨に濡れて帰る」と言い放って行ってしまった。義経が心配する声を上げるも、青髪の九鬼の従者が後ろからやって来たので一先ずは大丈夫だろう。

 

「これを使ってくれ」

 

 水明は二人にハーフタオルを渡す。

 

「ありがとう。それにしても凄い雨だったな」

 

「んー、靴までべしゃべしゃになっちゃった」

 

 義経も水明の部屋に来るのは初めてではなかった。というのも、弁慶が最初に来てから土日含む週二三の頻度で来るようになったのだ。金柳街という屋台でおつまみを気軽に買えることと川神水専門店が隣にあったことが主だったきっかけなのだが、九鬼の目から外れて怠けられたということも理由なのだろう。珍しく休日に出かける弁慶を見た義経が主として気になって尋ねたところ、水明の部屋に誘われたのだ。

 

「そのままだと風邪をひいてしまう。男物の着替えになってしまうがシャワーを浴びたほうが良い」

 

 水明は相手が女子二人ということで逡巡したものの、身体が冷えて風邪を引くことの辛さを出身が雪国ということもあり知っている。気恥ずかしさよりもそちらを優先して提案したことだった。

 

「そこまでお世話になってしまうのも申し訳ない気が」

 

「主。ここで断って風邪を引いたら、そっちのほうが水明にとっては気に病むことになるよ?」

 

「二人が入っている間、自分は外に出ていよう。終わったら連絡を――」

 

「待ってくれ! 別に義経は水明君がいるからとかじゃなく、タオルまで貸してもらったのに浴室まで使わせてもらうのは……」

 

「本当に気にしないでくれ。弁慶が言ったように風邪を引かれてしまうことの方が辛い。それに、友達なんだからこういうときに助け合うのは当然だろう?」

 

「そう言われると義経は何も言い返せなくなる。水明君はいじわるだ」

 

「いじわるで義経が風邪を引かないなら、自分はいつだっていじわるで良い」

 

「それはそれで別の問題が」

 

 水明は二人を玄関側(そば)にあった浴室へ案内し、念のため簡単に使い方を教えておく。無いとは思うが九鬼の浴室は何かとんでもない機能があるのではないかと思ったからだ。

 浴室扉と廊下と繋がる引き戸をしっかりと締め、水明は部屋に入る。

 

「当分止みそうにないな」

 

 窓の外を確認すると先ほどより重たくなった雨が隣家のトタン屋根を叩いている。東西南北どの方角も青空はなく、遥か頭上では黒雲が広がっているため驟雨でもない。天気予報を確認しようと水明は携帯を開いた。

 

「しっかり二十二時まで雨マークか」

 

 それ以降は雲マーク。ついでに明日の天気も見ると雨模様だ。

 水明は以前出掛けたときのように九鬼に連絡する必要もあると思いながら自身の濡れた

髪も拭う。短髪でも長髪でもない長さなのですぐに乾くだろう。

 

「しまった。ドライヤーが無い……」

 

 二人の髪の長さを思い出して呟く。腰まで届く長さはタオルだけでは時間が掛かるだろう。しっかりと温風乾燥させなければ髪が傷みやすいとも聞く。自然乾燥で満足していた自分を水明は酷く恨んだ。

 濡れているワイシャツを脱いでハンガーに架ける。水明はさすがに二人が出てすぐ後の風呂に入るのは申し訳ないと思い寝巻用のジャージへ着替えた。箪笥の奥から普段着ていない予備用のジャージを取り出し、二人が着用出来るか考える。

 

 ズボンは問題ないだろう。弁慶も女子生徒の中では高い方だが、水明と比べると頭半分低い。新しいシャツも以前買ったものがある。雨のせいで肌寒いため上着を用意したところで水明は気付いた。

 何故――先に着替えを渡さなかったのだろうと。

 雨のせいで冷静になっていなかったのもある。濡れて扇情的になっていた二人を前に恥ずかしさが先行したのもあるだろう。このままでは二人とも暖まったは良いが、結局濡れた服を着ることになる。その不快さは言い知れぬものだろう。家主としてそれは許せない。

 仕方ない、と水明は腹を括る。

 

「……」

 

 二人が入っている合間を狙って洗濯機の上に着替えを置いてくる。ただそれだけだ。もし指摘されればしっかりと謝罪し、問題が無ければ互いのために無かったことにすれば良い。

 そこまで考えて水明は行動に移すことにした。遅くなれば二人が出たところに鉢合わせる可能性もある。信頼を失してしまうようなことは避けたかった。

引き戸を開け、廊下に出る。壁伝いにシャワーの音が聞こえることから洗面所に誰もいないことは明白だった。

 

「……」

 

 ドアノブに指が触れ、もう一度悩む。しかしそれすらも惜しいと浴室の二人に気付かれないよう静かに扉を開けた。

 

「――あっ…………」

 

「うん? ――」

 

 水明と義経の目が合う。

 義経は下着代わりに付けている晒を外している途中だったようで、鏡の前で珠肌を露わにしていた。普段は結われている髪は重力に従って背中に沿っている。本来反発する肌の白さと合わさる黒白は禁忌を目にしたようで水明の心を惑わせた。

 水明は冷静で在れと自分に言い聞かせる。被害者は義経で、水明が取り乱すのは余計なことだ。

 

「あわっ、あわわ、あっ――」

 

「悪い。着替えを忘れていたと思って……こ、ここに置いておく、ぞ?」

 

「うわっ、う、ウンっ……」

 

 ぶんぶんと外れるんじゃないかという勢いで首を縦に振る義経。水明は同じように弾む少し下に視線が行きそうになるが気合でねじ伏せ、頭を下げた。

 

「後で刺されるから、ゆっくり暖まってくれ」

 

「いやいやいやいやいや! そんなことしないぞ!」

 

「覚悟は出来ている」

 

 水明は二人分の着替えを置いて出るはずだった。

 

「――どうしたの、主?」

 

 浴室から顔を覗かせたのは弁慶だ。当然衣服はまとっていない。義経と同じように水明と目が合い、ほんのり肌を赤らめるが手に持った着替え用の服を見て察したようだ。しかし、理解が追いつかないようでただ一言漏らした。

 

「意外と大胆だね、水明」

 

 たぷん、と。義経よりも質量のあるそれが揺れた。

 

 

 

 

 

四、

 

 

 

 

 

 土下座とは、字意の通り土の上に座り頭を下げることをいう。本来は日本に伝わる目上の人物に対する礼式だったが、平伏するという意味を汲んで謝罪という意を内包していった。相手に向かい合い、膝を付け、額を土に沈みこませる。この三点で最上級の謝意を表している。

 

「――本当にすまない」

 

 故に――未婚の女性、友人間にも関わらず裸を見てしまった水明は己の誠意を以て謝罪していた。

 偶発的と言い訳することもない。冷静になって考え直すと、扉の前に置いておく、または紙袋か何かに入れてドアノブへ掛けておけば良かったのだ。後の祭りとは上手く言うもので、こうして起こった後にいくつも最善策が浮かぶのは現実の宿命だろう。

 

「頭を上げてくれ水明君。義経は邪な気持ちで起こったことじゃないと理解している」

 

「しかし二人の肌を見てしまった。謝って許されるようなことではないと、自分も理解している」

 

「たしかにびっくりはした。でも、それだけだ。水明君は雨に濡れた義経たちを部屋に上げて、それだけじゃなくシャワーまで使わせてくれた。最初義経は申し訳なくて断ったけど、たぶん、あのままいれば水明君の言う通り風邪を引いていたと思う」

 

 義経の前身は日本史史上最も悲劇の英雄と言われる源氏二雄の源義経。母親が再婚するタイミングで京都北部の山中、鞍馬寺に預けられ武芸・兵法を学んだ。牛若の時期に武蔵坊弁慶を下した武威は相当なものだと評価され、元服後の戦働きも奇襲を主に群を抜いていた。源氏最大の敵であった平氏を討ってからは上皇の策で兄頼朝との関係に軋轢が生まれ、最終的には奥州平泉の主藤原秀衡に裏切られて自刃することとなる。このことから、九鬼は義経の育成プランに手を加えることにした。

 それは――人を見る目を養うということである。

 九鬼は流れるまま人の思惑に踊らされた英雄を繰り返さないよう計画したのだ。個性溢れる人材のいる川神学園に入学したのもその一環であり、九鬼が出来るだけ九鬼を頼らないように言うのもそのためだ。義経は自身を未熟と言うが、人を見る目は既に過去の英雄に勝っていた。

 

「そんな水明君の誠実さを義経は知っている」

 

「義経……」

 

「だろう? 弁慶」

 

「まぁね。義経もだけどそもそも怒ってないし……ただ、乙女の肌を見た借りはいつか返してもらおうかなぁ」

 

「それはもちろん」

 

「弁慶。義経たちは今日もお世話になっているんだ。それで十分だろう?」

 

「主は雨の日にシャワーを借りたら裸を見せる、と」

 

「そ、そんなことは言ってないだろうっ」

 

 いつものように掛け合いを始める二人に水明は思わず笑みを浮かべてしまう。これからも彼女たちに信頼されるよう、誠実な心を大事にしようと思った。

 

「自分も、主(あるじ)と呼んで良いだろうか?」

 

「どうしてだ!?」

 

「お、後輩が出来た。川神水買ってこい」

 

「わかった」

 

「行かなくて良いぞ!? 水明君!」

 

 

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