万魔殿の主〜胡散臭いトレーナーとウマ娘たちは日本を驚かせたい 作:仙託びゟ
飯食って風呂入るやん?
続き書こうとスマホ持って布団入るやん?
寝ちゃうんだなぁ。
《オグタマライブ!》
「まいど〜! ドリームシリーズウマ娘のタマモクロスやぁ!」
「まいど。ドリームシリーズウマ娘のオグリキャップだ」
「まいど〜。ドリームシリーズウマ娘兼チーム《フォーマルハウト》サブトレーナーのスーパークリークでーす」
『まいど』
『まいど〜』
『クリーク!?』
『まいど〜!』
『なんかおる!』
『外?』
『ママ!』
『ママーーーー!!』
『オグリのまいどたすかる』
『スタジオじゃなくね?』
「うふふ、ママでちゅよ〜」
「ちゅーわけで、長距離レースの解説役としてクリークを呼んだったで」
「少なくとも私たちよりは作戦立てて長距離を走っているからな」
『悲しい事件だったね……』
『オグリが無言でタマが頷くだけだったからな』
『放送事故』
『てか奈瀬ちゃんチーム作ったんだ』
『何故奈瀬Tのサブトレ前提』
『クリークが奈瀬トレから離れるわけないだろ』
『フォーマルハウトってどの星?』
『みなみのうお座の一等星やな。奈瀬Tがうお座だけどうお座は最高でも三等星だから』
『アイネスも本格的にトゥインクルシリーズから引退してドリームシリーズやりながらサブトレやし』
『もしかしてクリーク今奈瀬ちゃんと同棲中?』
『むっ?』
『ほう?』
『ソースはよ』
『《ミラ》のナリタタイシンのウマッターで、「同室がサブトレになってトレーナーと住むからって部屋を出てった。解放感がすごい」って見かけたから。確信はない』
『タイシン……小さめ……あっ』
「せやで。こいつ今奈瀬ちゃんと一緒に住んどる」
「や、やだ〜も〜」
『ひひ^〜ん』
『キマシタワー』
『奈瀬ちゃんと言えばこの前のインタビュー記事笑った』
『永世三強のそれぞれのイメージのやつな』
『オグリ→何考えてるのかわからないから少し苦手。 クリーク→大人しくて付き合いやすい。 イナリ→怖い(断言)』
『今でこそ丸くなって面倒見の良さが出てきたけど現役の特に地方から出てきたてのときとか不発弾みたいな怖さがあったよな、イナリ』
『永世三強+タマはレース中とプライベートのギャップが強すぎる』
『そろそろ屋外なの気になるんだが』
「せやせや。今日はライスシャワーによる海外クラシックへの挑戦ということで、なんと開催地、ドンカスターレース場から中継でお送りするで!!」
「URAによる交渉の結果、カメラ車に同乗させていただけることになった」
『ふぁぁぁぁぁぁあ!?』
『プイイイイイイイイイ!!?』
『すげぇえええ!!』
『カメラ車って?』
『エゲレスのレースではカメラ積んだ車がウマ娘に並走して撮るんや』
『日本だと千直では並走カメラあるやな』
『日本のカメラワークはマジで後進国だわ』
『しかしなぜオグタマに白羽の矢がたったのか。国営放送とかちゃうんか』
「知らんわ」
「URAの方の気遣いらしいな。なんでも乙名史記者の姉が、網馬トレーナーの弟が懇意にしている通訳だそうで、網馬トレーナーとも面識があるらしい」
「ほーん」
『興味/zeroじゃん』
『どうでもよさげで芝』
「んじゃ今回の注目どころやな。まぁもちろんライスシャワーなんやけど、もうひとり、ライスシャワーとほぼ人気が拮抗しとんのが、イギリスのユーザーフレンドリーやな」
「ユーザーフレンドリーちゃんですね〜。えっと、英オークス、愛オークス、ヨークシャーオークスと3つのオークスを勝っている娘です」
『オークス三冠!?』
『オークスハットトリックって書いてある記事見たことあるぞ』
『まあ2400m強くても3000m強いかはまた別の話』
「ゆうてあれやろ? トレーナーがナシュワン育てたっちゅーやつやろ?」
「アーサー・シェリングフォードだな。まず間違いなく弱いことはないだろう」
『あー、トレーナー界のシャーロック・ホームズか』
『黒い人と対比されてるらしいな』
『寒門出身の天才新人トレーナーで顔がいい男か』
『黒い人とばっちりでモリアーティ呼ばわりされてて芝』
『それは芝』
『スレンダーマンよりはマシだから……(震え声)』
『お米もジャック・ザ・リッパーとか呼ばれてんでしょ?』
『ホームズ&レストレード警部VSモリアーティ教授&ジャック・ザ・リッパーって盛り上がってる』
『ユーザーフレンドリーの勝負服が警官なのな』
「さて、そろそろ発走だな」
「おお、動いた……こういう視点で見んのもおもろいな」
「先頭を走っているのはマックザナイフ、ソナスが追走しユーザーフレンドリーは3番手、ライスシャワーがその真後ろだな」
「日本ダービーのときの、後続へなにかしたときの仕掛けが私にもよくわからないんですよね〜……」
『今回はゾーン発動したらオグタマクリークは見えるのか』
『動いてんのすげぇ』
『日本もこんくらいカメラワークしてほしいよな』
「レースはヨーロッパのセオリー通りローペースでの進行ですね〜」
「だが、約2900mのこのレースで、3200mをハイペースで走りきったライスシャワーがローペースに付き合う必要もない」
「前に出ましたね。自分の姿を見せて牽制する作戦でしょうか。焦れてくれればありがたいですし、そうでなければわからないように少しずつペースを上げてついてこさせることもできます」
『これお米の判断かな』
『黒い人の仕込みに一票』
『お米を仕込むって寿司屋かな?』
『いくら以外も早く握らせろ』
『でもユーザーフレンドリーも動じてないぞ』
『流石に対策練ってきてるか』
『ってことはお米が何やってるか分かってんのか』
「流石はトレーナー界のホームズってとこやな」
「ドンカスターレース場はまずこの直線を終えると、左回りの大きなカーブになっている。そしてその先に最終直線だ。ヨーロッパにしては起伏が少なく、ほとんど平坦なのも特徴だな」
「ほんでカーブ入ったで、相変わらずおっそろしいとこ通るわ……いやいや内過ぎん?」
「ラチの下に潜ってますね〜……」
『ほんまミラは……』
『ネイチャはやってないだろ!』
『ターボもキレイに曲がってるからこんな風にはならんぞ』
『じゃあアイネスとライスだけじゃん』
『イクノもやってたぞ』
『日本が誤解されんか……?』
『アメリカでもサンデーサイレンスがやってたしセーフセーフ』
『あれは存在がアウトだろ』
『ラチギリコーナリングのイメージを損害してるまであるサンデーサイレンス』
『頬に掠るどころか頬に掠り続けて血出ても続けるからなサンデーサイレンスは』
『ラチギリギリなのもそうだけど体勢もヤバいぞ』
『オグリと大して変わらないんだけどライスのが小さい分余計に低く見える』
『これ頭上げたら死ぬのでは?』
「おおう!?」
「これは……イバラですか……?」
「恐らくライスシャワーの"
「首に手首に脚に絡んどるな……これが息すんの邪魔しとんのか……」
『遂に直接攻撃するゾーンが出てきちゃったじゃん!!!』
『そろそろ領域にもルールを制定すべきでは?』
『領域はあくまでウマ娘の身体や精神に起きている現象を幻覚で表現しているに過ぎない。そのイバラも本当に巻き付いているのではなく、「息苦しくなり体の動きが鈍るほどのプレッシャー」を表現しているだけだ』
『どうした急に』
『領域研究ニキだ!』
『すごいぞ! プロだ! プロが来たんだ!』
『お前ら忘れてないか? ひと月前「ライスシャワーに殺された」って言ったやつがいたことを……』
『ヒェッ……』
『このまま絞め殺されるのかな?』
『首がポトンかもしれんぞ』
「……タマちゃん。ユーザーフレンドリーさんの
「んあ? んや、なんもあらへんよ」
「私には、ライスちゃんがもうひとり視えます。ユーザーフレンドリーさんのうしろに、短剣を構えたままぴったりとつけているように」
「なんやそれ怖っ」
「……クリークは共感力が高いから、恐らくユーザーフレンドリーにだけ視えているものが伝わっているんだろう。イバラがプレッシャーなら短剣は殺気か……」
『ヒェッ……』
『わかっちゃった。これグッサリいかれるやつだ』
『中には誰もいませんよ……?』
『追ってるのに追われてるのか……』
「む、イバラが……」
「一本変わりおったな。あれ……手錠か?」
「ライスシャワーのイバラが一本手錠に変化して、ライスシャワーの手首にはめられた。恐らく、ユーザーフレンドリーの"
「威圧のカウンターでしょうか。マークされたときに逆にマークし返すような……」
『なんでレース中にチェーンデスマッチしてんの……』
『威圧し返されて微動だにしないのすげぇ精神力だなライス……』
『いや、顔しかめたから効いてはいる。ただそれで動揺するとラチに突っ込んで死ぬ』
『本当にうちらがやってたレースと同じやつこれ?』
『条件戦でも死闘のつもりだったけど雲の上だとガチで命賭けるんだ……』
『お米さん!?』
『ライス!!?』
『え』
『ユーザーフレンドリーが』
『お米さん顔』
『[tips]ライスシャワーはイブキマイカグラの姉弟子』
『フレンダ声出てる』
「待てや、こっちまで殺気飛んできよったで!!?」
「スイッチが入ったように思える……ライスシャワーの顔付きが変わった」
「"
「雰囲気としてはミホノブルボンを相手にしていた日本ダービーに近い。相手が威圧に呑まれないでいることがスイッチの条件か……?」
「手錠の鎖が切れよったな。ライスシャワーからのびとったイバラも消えよったけど……」
「ユーザーフレンドリーちゃんの手錠の鎖が、幻覚のほうのライスちゃんの短剣を弾いたように見えました。多分、ヴィンテージクロップちゃんのときのような最悪の事態は免れたんだと思います……」
『異能バトル……』
『最終直線!』
『最終直線だ!』
『ドンカスターの直線なっが!!』
『ドンカスターの直線民初めて見た』
『大体1000mあるからな』
『1000mでスパートかけとるんやが!?』
『スタミナ足りるんか!?』
「足りる顔しとるわ」
「足りるだろうな」
「足りますね〜……ユーザーフレンドリーちゃんもスパートをかけました」
『ユーザーフレンドリーのほうが速い!』
『逃げきれるか!?』
『来てる来てる来てる来てる』
『マックザナイフ逝ったー!!』
『ソナスも逝ったー!!』
「ソナスちゃんの首から血が!!?」
「幻覚や!! 落ち着きぃ!!」
「あれがヴィンテージクロップが食らった……それ程の殺気か……」
『首斬られてるの怖くて芝枯れる』
『ガチの切り裂きジャックじゃん』
『稲の葉っぱは指切れるからな』
『どんな原理が働いてそうなるんだよ……』
『並んだ!!?』
『並ばれた!!!』
『今だから言える、フレンダ推しだからそっち応援したいゴメンお米!! 頑張れフレンダ!!』
『推しは仕方ない』
『フレンダー!! 逮捕してくれー!!』
『いけええええええお米ええええええ!!』
『日本食の旨さを教えてやれぇ!!!』
『※朝はパン派』
『どっちも頑張ってええええええええええ!!』
『デジたん!!?』
『デジたんおるやんけ!』
『デジたんもよう見とる』
『【悲報】隣で見てた弟ふたりが米推しと友推しで殴り合いに』
『芝』
『日英戦争じゃん』
『片方米だぞ』
『日日なんだよなぁ……』
『顔すげぇ』
『可愛い子も美人さんも走ってる時みんなイケメンになるのズルくない?』
『おおおおおおおおおおおおおおお!?』
『どっち!? どっち!?』
『お米だろ』
『やーわからん』
『タマー! どっちだー!?』
「わからんてそんなん!!」
『はーつっかえ』
『辞めたらこの仕事』
「いてこますぞ!!」
「写真判定の結果が出たな……アタマ差でライスシャワーの勝利だ。おめでとう」
『うおおおおおおおおおおおお!!』
『あああああああああ』
『キタアアアアアアアアアアアアアア!!』
『初の海外クラシック制覇!!』
『フレンダ推しだけどライスシャワーもよく頑張った!! おめ!!』
『プヤアアアアアアアアアアアアアアアアアア』
『カーテシーだ!』
『お嬢様がやるやつ!』
『ふつくしい……』
『からの抜剣』
『からの抜剣!?』
『何故抜いたし』
『敵将討ち取ったり?』
『違う、そうじゃない』
『ちぃ知ってるよ。これテンション上がってノリでやったからあとで恥ずかしくなるやつ』
「ウチらはインタビューとかでけへんから乙名史ちゃんに任すで」
「今回は他の局も来ているしな」
『おー握手』
『友情ー』
『友情ー』
『友情のマグネットスティックやん』
『イギリスはチワワのイメージだわ』
『俺は教授のイメージ』
『これは流石に教授』
『何の話してんねん』
『トレーナー同士も握手!』
『しかし顔がいい』
『BLゲーか?』
『黒い人のクイーンズイングリッシュ綺麗やな』
『発音もいい』
『でもなんて言ったかわからん』
『英語に自信ニキー!!』
『貴方は私たちを叩き潰したがっているが、あいにく私たちは叩き潰されるのなんてまっぴらだ。かな? わからん』
『The Memoirs of Sherlock Holmesに収録されたThe Final Problemの作中でモリアーティ教授がホームズにかけた台詞ですね! 一人称単数が複数になってる以外はそのままです!』
『
『本紹介ウマチューバーと言う名の文学限界オタクウマチューバー織足琴ネキもよう見とる』
『へー、モリアーティ教授の台詞か。モリアーティ教授って呼ばれたからかね』
『引用するほうもするほうだけど秒で理解する方もする方だわ』
『あっちのトレーナーもわかったっぽいぞ』
『めっちゃ顔ニヤけとるやん!!』
『イケメンはニヤけてもイケメンなのか……』
『黒い人って割とノリいいよね』
『あ、お米が』
『何言ってんのかわからんけどなんの話題かはわかる』
『赤しゃり……』
『赤飯じゃなくてか』
『言うほど赤くないしな、赤しゃり』
『タイムリーだから……』
「ほんならインタビューから先はウチらやることないし切るでー。パーソナリティーはタマモクロスとー」
「オグリキャップ」
「ゲストのスーパークリークでした〜」
「「「ほなな〜」」」
『ほなな〜』
『ほなな〜』
『ほなな〜』
『ほなな〜』
『オグリのほななたすかる』
『ママーーーーーーーーーーーーーー!!!』