どうやら俺は須川君に憑依したようだ。   作:葬炎

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初めての方は初めまして。葬炎です。



以下作品紹介とこの作品を読むにあたっての諸注意。

※1、リア充(主に彼女持ち)の方は背後を気をつけながら読んで下さい。すでに結婚されてる方は末長く爆発してください。

※2、次がいつ投稿されるかわかりません。

※3、今現在TSが確認、確定してるのは男→女が6人です。性格などの説明は出てきた話しの後書きに書きたいと思います。
女→男はなくなりました。

※4、ところどころ他作品ネタがでてきます。そして作者は元ネタをあんま把握してなかったりします。

※5、リメイク作品です。リメイク前は残してありますが、ネタバレが嫌な場合は見ないことをオススメします。


それではどぞ!


始まったっぽい

ーー__--ーー___-_ーーー

 

 

 

・・・・・・ここは……

 

 

 

 

ガバッ、と音が聞こえてきそうなくらい勢いよく起き上がる。

俺は、気づけば知らない部屋にいた。

一瞬頭の中が真っ白になったが、冷静になれと自分に言い聞かせなんでこうなってるのか思い出そうとする。

確か..........そうだ、事故に巻き込まれて―――

 

 

 

 

ザザッ____

 

 

 

 

『くそっ! なんで誰も助けようと動こうとしねえんだよ!』

 

『ん? ーー君! なにをしようとしてる!』

 

『ああ!? てめえらが動かないから代わりに俺があの女の子を助けるんだよ!』

 

『君はなにを言ってーー』

 

 

 

 

 

ブツン!

 

 

 

 

 

..........ああ、思い出した。そうそう、車に轢れそうだった女の子を助けようとしていたんだ。んで、たぶんその車に轢かれたのかな。

ふと視界に入った通行人の人が俺の行動を見てすごく驚いていたのだが、なぜだろうか? 俺的には、その状況を見てなにもしようとしない他の大人を見てガッカリしたんだが……

 

 

"それについて説明するのですよー!"

 

 

うぉっ!?

 

 

"実はお兄さんは―――私の失敗に巻き込まれて死んでしまったのですー。まことに申し訳ございませんでしたぁ"

 

 

どこからかわからないが、頭に直接しゃべりかけてくるかのように声が頭の中に響く。声質から、それはおそらく少女のものだろう。

 

唐突だが、俺はそこそこいろんな小説を読んでいる。

その結果、小説について理解するために調べたりすることもあった。

そしてネットを漁ってたときに見つけたのがーー2次小説。正確には2次創作小説。

その2次創作は、簡単に言えば読者が漫画や小説の世界に入りたい、自分が好きなようにいじりたいという願いからできたもの。

そして、この状況は2次創作にありがちな、あるパターンにとても似ていた。

 

「.....まさか、お前は神か?」

 

 

"おぉ! 察しがいいですねー。そうです! 私が全知全能たる神様! ……の見習いなのですよー!"

 

 

「……見習い?」

 

そう、神様が『~をしてしまったので転生しろ』パターンだ。

これには神様がミスをして純粋に謝罪するために転生させたり、実はわざとだったり、暇つぶしのためだったり、色々なパターンがある。

最悪に近いパターンは、神様が人をそこらへんの石程度にしか考えてなく、なにも知らないまま転生されるパターンだろう。この場合はそもそも神様とは会わず、死んだと思って気がつけば~という感じになる。

まぁ本当の最悪は転生もなにもせず、なにもない空間で放置されることだろうが。

ふむ……しかし、神様とは人が生み出した幻想だと思ってたんだが、そんな神様に見習いもなにもあるのか?

成長とかするのか?

 

 

"はい! 私たちは神様養成学校に通って、卒業試験に合格したら無事卒業! そのあと神様見習いとして数百万年の経験を積んでから、晴れて正式に神様となるのです!"

 

 

「ほー、そうなのか」

 

単位が万というとこはさすが神様というべきか。

しかし俺にはどうでもいいことだ。

 

 

"あ、そうでしたね。どうやらわかっているご様子ですが、いわゆる『転生トラック』みたいなものを実際に体験したと思えばわかるかと!"

 

 

幸いにも即死っぽかったので痛みは感じてないみたいですねー、と少し呑気というか外れた発言をしている神。ナチュラルに俺の心読んでるな。別にいいけど。

にしても、トラックに轢かれたっつことか? いや"みたいなもの"らしいから別に他の車でもいいか。

 

 

"……で、あの時あなたは車道に寝っ転がってた少女を助けようとしてましたね?"

 

 

「ああ、そうだ」

 

神の言葉にこれまでの経緯を思い出す。

学校帰りにそこそこ車通りの多い道路で信号待ちをしていたら、ふと前を向いた瞬間道路の中心に倒れてる少女が視界に入った。それに猛スピードで迫る車の姿と一緒に。

一瞬硬直した後、助けなきゃという猛然とした思いとちっぽけな勇気が背中を後押しし道路の中心に向かって走りだした自分。どうにか車線から押し出そうと腕を限界まで伸ばし、とそこから記憶が途切れている。結局間に合わなかった気がするがあの少女は無事かねえ?

 

 

"あの勇気をちっぽけなんて言ったらあの世界からは勇敢なんて呼ばれる人はいなくなるのですよー。あ、あの少女は私です! 少しミスをしてしまいまして……あんなところで寝っ転ぶことになってしまいましたぁ"

 

 

そう思い出していたら少し申し訳なさそうな声色の神の声が頭に響く。

ふむ、そうか。そう言ってくれると報われるよ。

しかし、君があの少女か。と、いうことは、俺は神様を助けようとしたのか……? 神様ならあんなことじゃ怪我一つしないだろうし、余計なお世話だったか。

ところで、なんであんなところで転がってたか、差し支えがなければ聞いていいか?

 

 

"……はい。正直に言えばあなたが助けてくれなくても怪我一つありませんでした。それに、私は一般人には見えないはずなんですけどねぇ..........あぅ、とても言いにくいのですが、私があそこに転がってたのは―――"

 

 

とても言い辛そうな声が響く。

ああ、くだらない理由なら言わなくていいよ。『知らぬが仏』という言葉がある。ようするに知らなければなんともないが、いくら俺でも、もしくだらない理由で死んだとしたら喚き暴れて怒鳴り散らすかもしれん。

 

 

"……そのわりには冷静ですね。てっきり私は最初からそれを覚悟していたのですが"

 

 

学生とはいえ年齢的に俺はもう大人だ。

それに、人とは本当に驚く場面に直面したとき逆に冷静になるもんだ。まぁ普通ならその冷静なのは一瞬で、すぐに混乱するんだけどな。

 

 

"ふーん、そうなのですか。それでばあなたは普通ではないと……? と、どうでもいいですね。それより、あなたの今の状況ですね"

 

 

ん、そうだな。頼む。

 

 

"あなたは今、元いた世界と別の世界にきています"

 

 

まぁ予想通りだな。

 

 

"そして、あなたはあなたがよく知る、あなたの本質がよく似ているキャラに憑依しました"

 

 

……憑依、だと?

だったら元の人格はどうした?

 

 

"それは、そのキャラが脳障害で死んだ、そんな『IF』の世界なので気にしないでください。あ、その障害はちゃんと治して、そもそも障害なんてなかったと世界の記録の改ざんをしたので気にしないで大丈夫です。あとは、そこはIF世界ですので、原作をブレイクしようがなにしようが無問題です。まぁIF世界ですので、あなたの知ってる人物がいなかったり、事情が変わってる可能性がありますが、そこらへんは承知してください"

 

 

..........ふむ、それくらいならまだ想定の範囲内だ。

 

 

"そうですか。あ、あとあなたには『その居る世界基準での』最高スペックの身体にしました。おそらく、大多数相手でも同じ装備なら負けることはないでしょう"

 

 

....最高スペックの身体っつーことは、身体能力も頭もすごいことになってるって考えでいいのか?

 

 

"はい。ようするに天才ですぅ!"

 

 

といってもスペックだけなので練習とか勉強とかしないと意味ないですけどねーという声も響いてきた。

……これまたフラグ的な意味で厄介なものを。

そういう能力をもらったってことは、死の危険があるデンジャラスな世界か。一見普通に見えるけどゾンビで溢れる世界とか、謎技術を駆使して侵略者と戦うとか。元普通の学生としては平和に暮らしたいんですがねぇ..........

 

 

"? その世界はとある学校が舞台の、ハチャメチャラブコメディーですよ? ちょっと待っててくださいね。えーと..........ありました。『バカと美少女達による学園エクスプロージョンラブコメ』って書いてありますね"

 

 

……ん?

..........んん?

ちょっと待て、まさか―――

俺はその言葉に聞き覚えがあり、部屋の中に一つだけあった顔だけが映る程度の大きさ鏡の前に立つ。

その姿は

 

「..........須川君、かよ」

 

思わずorzとなってしまいそうな体に活を入れて耐える。

見間違いようがない、なぜか(予想はしてたけど)体が小さいが、須川君だ。

と、話しについていけない人に説明しよう。

須川君というのは、『バカとテストと召喚獣』、通称バカテスと呼ばれる小説に出てきたキャラである。

その性格はとてもではないが、いいものとは言えない。

失恋回数は校内新聞で取り上げられるほど多く、それゆえに他人の恋愛に関する嫉妬心がとてつもない。その嫉妬心により『FFF団』なる校内の風紀を乱す者(彼女持ち)を成敗(処刑)するための団体を作ったほどだ。

……ん、まてよ? 確か、この神様は俺と本質が似ているやつに憑依させたと―――やめよう。理解したら暴れ出しそうだ。

 

 

"はぁい! その方があなたと一番似ていましたので! それでは私は帰りますね! さよ~なら~"

 

 

「あっ、おい!」

 

 

プツン

 

 

……応答がない。

どうやら本当に帰ってしまったようだ。

まぁ、なんとかなるだろ。

 

 

 

 

これは元一般人の―――

 

 

 

元普通の学生の―――

 

 

 

少しおかしな―――

 

 

 

物語である。

 

 

 

「はぁ、まずはこの体……多分小学生くらいか?」

 

 

 

―――しかし問題はまだまだ多そうだ。

 




リメイク前はおっさん(年齢不詳。魔法使いなことから30歳以上である)だったのですが、リメイク後は学生、作品内では書いてはいませんが大学生の20歳ということにしときました。理由は車に轢かれそうな少女と迫る車を瞬時に判断して行動に移せるか、というところで、あまり歳のイってるおっさんだと現場把握するのに時間がかかり固まってなにもできないかと思いまして。
大学生くらいで運動してれば飛び出せるかはともかくすぐに現場把握できるかなと。とてもではないですが普通の一般人が車の前に飛び出すことができるとは思えませんが、そこは主人公補正ってことで。

細かいとこの修正と説明を少し増やしただけで後のおおまかな流れは変わってません。


意見・感想・批判、随時受け付け中!
非ログインユーザーからも受け入れるようにしてますが、あまりに意味のわからない言葉だけだった場合はやめます。でも気軽にしていってね!

あ、あと活動報告でTSキャラについてちょっとアンケをしようと思うので、よかったら見てみてください。




※ここまでリメイク版が遅くなったことについての駄作者の言い訳

いえー、本当は全文リメイク版が書き終わってから週一くらいのペースでリメイク前の話数+3話くらい投稿しようかなと考えていたのですが、あまりに自分がめんどくさがりすぎて「後でいいや」って後回しにしてたんですね。でもまぁさすがにこのままではいかんと、まだ全然書いてなくても最初のほうの話を投稿して自分を焚きつけようと、急かせようと思ったわけです。
なんでこの後の話は全然リメイクのは書けてないのですが、足がけになる最初の話しだけは投稿して、少なくともリメイク前の話数までは週一くらいで..........
まぁ、無理でしょうけど。がんばりたいと思います。

あまりに遅かったら「いつになったら次投稿すんだへっぽこ作者!」くらいは言っていただいても構いません。それぐらい遅かったですからね。ていうか誰か言わないとやる気出せないめんどくさがりですからね。

とりあえずこのプロローグ? と特に変える必要の無い幼少期はすぐに投稿できますかね(フラグ)。
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