東方運命録   作:羅正紋

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羅正紋「ドモヽ(*´ω`*))((*´ω`*)ノドモ皆さん羅正紋d(゚∀゚。)デス!!」

遊助「なんかテンション高いね?」

羅正紋「深夜テンションかな?」

遊助「深夜テンションかな?って....深夜って時間でもないよ。」

羅正紋「まぁそんなことよりも本編ドゾー」


16話正義は

 

 

 

side切嗣

 

 

切嗣「そうか...これが....」

 

 

 

 

光が切嗣を飲み込んだ瞬間、切嗣はある出来事を思い出していた。

 

 

 

《聖杯戦争》

 

 

 

7人の魔術師と7騎のサーバントによって行われるバトルロワイヤル。参加する魔術師が聖杯を求めて殺し合う血のゲーム。そんなイカれたゲームに衛宮切嗣はアインツベルンに雇われた魔術師として第四回聖杯戦争に参加していた。従えるサーバントは7騎中最優と呼ばれる『セイバー』そしてその真名は《アルトリア・ペンドラゴン》かの有名な『アーサー王伝説』に登場するアーサー王その人である。

 

だが、切嗣にとって最優と呼ばれるセイバーを呼んだのはいいが、セイバーは如何せん《騎士王》と呼ばれる高潔な人物、切嗣はどんな手を使っても対象を殺す《魔術師殺し》その性質はまさに正と負。

 

その為切嗣はセイバーの擬似マスターとして妻の《アイリスフィール・フォン・アインツベルン》にマスターを任せ、自らはマスター殺しに徹するという作戦を実行する。

 

だが、アイリは小聖杯と呼ばれる聖杯の核となる人造人間(ホムンクルス)、サーバントをその身に取り込むことで聖杯を現す人形だ。

 

アイリは聖杯を現した後、聖杯の擬似人格として切嗣を誘惑する....しかし切嗣はこれを拒否。自らは『正義の味方』として、《世界を救う》その為に世界の人口60億人と家族2人それを今迄通り天秤に掛け、傾かなかった方を葬りさった。

 

そして、聖杯の招待を知った切嗣はセイバーに令呪を使い聖杯を破壊する。その瞬間言峰綺麗の望みを叶え、聖杯の泥は冬木の町に流れるそこはまさに『地獄』であった。

 

 

そして運命の夜、言峰綺麗は悦を知り、衛宮切嗣は絶望の内に希望を見つけ、衛宮士郎は助けられ、衛宮遊助は魔導の道に踏み込む。

 

既に聖杯は約束された勝利の剣(エクスカリバー)によって破壊され次回の聖杯戦争は不可能と思われていた。だが、切嗣とアイリの子、《イリヤスフィール・フォン・アインツベルン》が次代の聖杯の器となり聖杯戦争は再び開催される事となるが....その話は別のところで話そう。

 

 

 

切嗣は永久に遥か黄金の剣(エクスカリバー・イマージュ)に飲み込まれる寸前、セイバーの約束された勝利の剣(エクスカリバー)の光を思い出していた。「そうか、僕の息子は騎士王の記憶を受け継いだか」と。

 

 

切嗣は思う、正義とは何かと。自らは正義、と思っていても、敵対者から見ると自分は悪だ。この世に神が居ないように、絶対的な正義もまたこの世に存在しないのである。

 

 

 

side遊助

 

 

 

ハァッハァッ....やっ....やった....のか?

 

 

士郎「うぐぅっ!」

 

遊助「!?兄さん!」

 

士郎「あぁ....遊助....か....」

 

遊助「どうしたの!?兄さん!」

 

士郎「投影で魔力を使い過ぎちまった....ちょっと家に留めてもらえるか?」

 

遊助「....!勿論!歓迎するよ、兄さん!」

 

士郎「ははっ....ありがとうな遊助」

 

 

 

ガタッ....

 

 

 

遊助「!?」

 

士郎「なんだっ....!」

 

そこには満身創痍だが立っている切嗣がいた

 

切嗣「....」

 

士郎「親父....」

 

切嗣「士郎か....」

 

士郎「親父....今、楽にしてやる」

 

切嗣「ありがとう....士郎....そして、遊助。」

 

遊助「何?父さん」

 

切嗣「正義ってのは自分だけで振りかざしてたらただの邪魔者だ。それに絶対的な正義ってのはこの世の中にはない....でも、自分の思う《正義》て奴を皆が認めてくれるような人が《正義の味方》足りうるんだ。僕はそれにもう少し早く気づくべきだった。士郎、君もまだ正義の味方に成りたいんだったら、このことを覚えておかなくちゃいけないよ。でないと、いつか必ず何処かで壊れてしまう。」

 

士郎「あぁ....肝に銘じとくよ。親父」

 

遊助「僕も....頑張って父さんが言う《正義の味方》になって見せるからね!」

 

切嗣「ああ....楽しみにしてるよ、士郎、遊助」

 

士郎「じゃあな、親父....投影、開始(トレース・オン)....」

 

 

 

士郎は一本の剣を想像する。その剣は魔術協会の代行者の象徴にして基本装備と言われる『黒鍵』。しかしその扱いの難しさ故に扱えるものは数人程度しかいないと言われている投合武器である。そして、この黒鍵、魂送りの礼装としての意味も持つ。つまり....

 

切嗣「ああ....やっと向こうに逝けるよ....ありがとう....士郎....」

 

 

士郎「....っ....グズッ....親父ぃ....」

 

遊助「っ....ぅ....ぅグズッ....父さん!」

 

切嗣「泣いたらだめだ、士郎、遊助。正義の味方になるんだろう?じゃぁ強くなくちゃ。こんな所で泣いてたらダメじゃないか。」

 

士郎「!ああ....わかったよ親父....もう涙は見せねぇ!だから安心して逝きな。」

 

遊助「うわぁぁぁん!嫌だ、嫌だよ父さん!グズッ....せっかく....せっかく会えたのに!もっと一緒に話とかしたいよ!」

 

切嗣「遊助....」

 

士郎「遊助、そんなこと言ってたら親父が成仏できないぞ。安心して逝ける様に最後は笑って送ってやろう。」

 

遊助「兄さん....わかった。」

 

士郎「じゃあな親父。向こうでも頑張れよ」

 

遊助「また、会える日まで。バイバイ!父さん!」

 

切嗣「ああ。サヨナラだ士郎、遊助。頑張れよ両方共。」

 

 

そう言って衛宮切嗣(正義の味方)は消えていった。だが、近い将来、その記憶を継ぐものが再び正義の味方になるだろう。




遊助「....」←めっちゃ目赤くしてる

羅正紋「遊助....辛かったらいつでもここに来ていいこらね。」

遊助「....」コクン

羅正紋「次回も頑張ります」
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