碇レイさんシリーズ   作:ありやす

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碇くん、お誕生日おめでとう

「おめでとう、碇くん」と

碇くんに微笑みながら碇くんのお誕生日を祝うと、碇くんも

「ありがとう、綾波いつも忙しいのに手の込んだ、料理までしてくれて」と

微笑み返してくれた。

碇くんが喜んでくれたので、私も作った甲斐が有るわ。

それに、最近は私がアイとレイジの育児に専念出来る様に、お仕事を休んでまで料理を始めとした、家事を手伝ってくれたり、代わりに、

やってくれたりしてくれるから、いつも有難いは碇くん。

今日は、アイとレイジの二人を寝かしつかせたから、

二人だけの時間を楽しむわ。

今日のお料理は、肉じゃが、お刺身の盛り合わせに、アサリのお味噌汁。

そして、葛城さんに頂いた比較的アルコール度数が低い白ワイン。

特に肉じゃがは、碇くんが私が肉を食べれる様にしてくれた、お料理。

私が、碇くんの肉じゃがを好きになり、頑張って作れる様に、

なってからは、碇くんは、私の作った肉じゃがを気に入ってくれて、

「綾波の作る料理で一番好きだよ」と、褒めてくれた。

お酒は、私たち今日が初めて飲む日かしら?

今まで、アイとレイジにお乳を上げていたから、私は絶対に飲めなかったし、

碇くんも「初めて飲むなら、綾波と一緒に飲みたい」って言ってくれて、

飲むのを我慢してくれた。碇くんのそうゆう優しい所、本当に好きだわ。

中学生の頃は、私も碇くんも自分の事で、手一杯だったのに、

今ではお互いを愛し、アイとレイジの二人の可愛い子供たちを

育てる程になるなんて、あの頃は思いもしなかったわ。

これもきっと、碇くんのおかげねと、考えていると碇くんが

「綾波、食べないの?何か考え事でもしてたの?」と

聞いてくれたので、私は微笑みながら碇くんに

「えぇ、少し考え事をしてたは、碇くんのおかげで、私が

子育てを出来るまでに変わったのは、碇くんの、

おかげかしらって考えていたの」と言うと碇くんは、

顔を、少し紅潮させていた。私、そんなに恥ずかしい事、言ったかしら?

碇くんは、少し間を空けてから私に、

「そんな事無いよ綾波、むしろ綾波の、

おかげで僕が、ここまで、変われたんだ」と

微笑みながら言ってくれた。

さっき、碇くんが顔を紅潮させたのはこうゆう事ね。

私は、意識して、さっき言ったけど、碇くんの場合だと、無意識で、

微笑みながら言ってくるから、私の心臓が持ちそうに無いわ。

気付いたら私も顔を紅潮させていたわ。

私は、誤魔化すために碇くんに

「碇くん、お料理、食べましょ」と、一言、言うと碇くんも

「そうだね綾波、料理食べようか」と言って頷いてくれた。

私たちは、手を合わせて「「いただきます」」と言って

お料理を食べ始めた。

上手く、作れたかしら?

私は碇くんに、バレない様に、碇くんを見つめながら、感想を待った。

すると碇くんは「今日も美味しいよ綾波」と

微笑みながら言ってくれた。

だから、碇くん、それやめて、そうやって微笑みながら、私の事を褒めるのを

それをされると、私が嬉しさと、恥ずかしさで死んでしまうわ。

私は、あまりの嬉しさと恥ずかしさで、頬を綻ばせながら、

「良かったわ碇くん、今日の肉じゃがは自信作なの」と言うと

碇くんは、笑顔で食べ進めてくれた。

そして、今日のお料理たちには少し場違いな白ワインの封を開けた。

ぶどうの香りがとても心地良いわ。

私は、この日の為に用意した、二つのワイングラスに、

ワインを少しだけ注いだ。

お互い、初めてお酒を飲むから、少しづつ飲む事にした。

私と碇くんは、グラスを手に取り見つめ合った。

そのままでは、見つめ合っているだけに、なってしまうから、私は碇くんに

「碇くん、乾杯の音頭、取らないの?」と聞くと、

碇くんは、少し慌てた様子で、

「そ、そうだね綾波、ちょと待って、今考えるから」と、

言ってグラスを持ったまま考えている碇くんを見て、

思わず笑ってしまいそうになったわ。

そして、碇くんは考えが纏まったのか、私を見つめて

「今日はこんな冴えない旦那の為に素敵な奥さんが、

誕生日を祝ってくれるのと、これからの幸せを祈って乾杯」と言って

私と碇くんはグラスをカチンと鳴らせて乾杯をした。

でも碇くん、自分の事を「冴えない旦那」なんて言わないで、

私にとっては、この世の誰よりも、素敵で頼りになる旦那さんよ。

と考えていると碇くんに、

「綾波、今の言葉じゃ少し不満だったかな?」と言われてしまった。

なんで、私の旦那さんはこうゆう時に限って、鋭いのかしら?

旦那さんのかつての同居人だった、私の親友も、

同じ様な事、言ってたかしら?

「えぇ、そうね碇くん私の素敵な旦那さんは自分の事を、

『冴えない』なんて言うからよ」と言ってから、

「だから、私が言うわ、私の素敵な旦那さんの誕生日と、

私たちのこれからを祝って乾杯」と言って、もう一度私たちは乾杯をした。

私は、ワインを一口、口にした。

ぶどうの香りが口いっぱいに広がって美味しい、そして体がポカポカする。

碇くんは初めて飲むワインを味わっている私に

「綾波、顔真っ赤だよ」と少し心配気味に言われる。

私、そんなに顔、赤いのかしら?

でも確かに、体温が上がって来ているのが、実感出来るわ。

私、お酒弱いのね。

碇くんは、私を心配する余裕があるって事は、私よりは強いのかしら?

もし、そうなら残念ね、アイ達が大人になったら、

お義父さんも含めて家族全員で、飲みたかったけど、

それは叶いそうに無いわね。

それにしても、葛城さんから頂いた、このワイン飲みやすいわ。

そのせいか、グラスに注ぐ頻度が高くなってる気がするわ。

それを心配してか碇くんに、

「綾波、今日は飲むのは、今グラスに入っている分でお終いにしよう」と

言われてしまった。

せっかく、良い気分で飲んでいたのに、でも碇くんが、

そう言うなら、そうするわ。

私は「いりゃり、くんが、そう言うにゃら、もうやめるわ」と

呂律が回らないままで言ってしまい、碇くんに、

「綾波、可愛いよ」と言われて、ただでさえワインで赤くなった顔が、

もっと赤くなってしまった様な気がした。

そして、私たちはお料理を全て食べ終わり、片付けに入ろうとして、

席を立とうとした瞬間、よろけてしまった。

碇くんも、驚きながらも私に、

「綾波は座ってていいよ、ここは僕がやるから」と言われてしまい、

申し訳なさでいっぱいになってしまった。

私は机に突っ伏しながら、後片付けをしてくれている碇くんに

「ごめんにゃさい、いりゃりくん」と、

完全に酔いが回った状態でしか喋れない私に、

「良いんだ綾波、お酒はまた今度、考えて飲もうよ」と、

碇くんの顔は私からは、見えないけど、きっといつもみたいに、

微笑みながら言ってくれているわ。

こうやって、机に突っ伏していると、お酒のせいもあって、

眠くなって来たわ。

後片付けが終わったのか、碇くんは私の側に近寄り、耳元で

「愛してるよ綾波」と一言、言ってくれた様な気がするわ。

私は、碇くんのその一言で、安心したのか、寝てしまった。

 

 

 

 

 

 

 

翌日

気付いたら、朝になっていたわ。

そして、天井は良く見慣れた、寝室の天井だった。

どうやら私は、ベットに居るみたいで、そして隣には碇くんが起きていた。

私の意識が段々と覚醒していくと共に、強烈な頭痛が私を襲った。

私は、頭を手で抑えながら、碇くんに、

「おはよう、碇くん、お水持って来てくれるかしら?」と聞くと碇くんは

「おはよう綾波、今お水取ってくるね」と、

一言残し、寝室を出て行ってしまった。

私、あの後碇くんに変な事、言ったかしら?

もし、そうだったら恥ずかしいわ。

それに、こんなに頭が痛くなるなら、お酒は飲みたくないわ。

でも、碇くんがこんなに心配してくれるなら、たまに飲んでも良いわね。

と考えていると自然と私の顔から笑みが溢れていたわ

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