「ねぇあなた、私改めて思うの。今この瞬間が幸せだって事に」と、
言うと碇くんは不思議そうにしたけど、納得してくれたみたいで、
「そうだねレイ、僕も思うよ。こうして、アイとレイジが
僕とレイの間に居て気持ち良さそうに寝る二人の寝顔を
見るのは幸せだよ」と、嬉しそうに言ってくれる。
そうなのよ碇くん、こうして三歳と二歳になるアイとレイジが
間に居て心地良くお昼寝をしているアイとレイジを見ているのは、
これ以上ない幸せだわ。
でも、きっとこれ以上の幸せをこの子たちから、
罰が当たってしまうのではって程の沢山の幸せを貰えるし、
私たちが、この子たちから貰った以上の幸せをあげないとだわ。
それに私には、この子たちを幸せに育て上げる事の
他にしなくてはならない事がある。
それは幼いうちに死んでしまった一人目の私と地下に居た
沢山のアヤナミシリーズも、貰う事の出来たはずの
幸せと愛を私がその分も含めて貰う事。
きっと碇くんは、私が何番目でも一人の人間として、
平等に愛してくれる筈。
でも私は碇くんにアヤナミシリーズの二人目でもない私、
「綾波レイ」を今では、「碇」を名乗っている「綾波レイ」だけを
愛して欲しいの。
私を一人の人間として、アヤナミシリーズでもなんでも無い
「碇レイ」として「綾波レイ」として、愛して欲しいの。
だから貴女たちには申し訳ないけど、人間としての
「綾波レイ」として「碇レイ」として、碇くんからの愛を貰うわ。
でもその分ちゃんと、貴女たちの分の愛を
碇くんから貰うから、心配しないで。
と、考えていると碇くんに
「レイは、きっと僕が、レイ以外の綾波も平等に愛すると
思っていると思うけど、今はそんな事無いからね。
今の僕は、「碇」を名乗っている「綾波レイ」君しか愛さないら
余計な心配はしないで大丈夫だよ 」と、
私を安心させる様に微笑みながら言ってくれる。
私はふと気になった事が碇くんにあるから碇くんに、
「ねぇあなた、もし私がエヴァに乗ってた頃に
私があなたの為に 死んでしまって三人目の私になってしまう
世界があったらどうするかしら?」と、
聞くと碇くんは難しそうな顔で私に
「多分、ミサトさんもアスカも綾波もなにもかも信じられなくなって
自暴自棄になってしまうかもしれない。」と、悲しそうな顔で
言われてしまい私は碇くんに
「そんな顔しないで、あなた「もしも」の話だから安心して」と、
言うと碇くんは、いつもの様に微笑んでくれた。
「そうだねレイ、今ここに居るのはレイだもんね」と、言ってくれる。
私は碇くんに、
「ねぇあなた、あなたは今の私を「綾波レイ」として愛しているの
それとも「碇レイ」として愛しているのか気になるわ」と、言うと
碇くんは、
「「碇レイ」として愛しているし、「綾波レイ」として、
愛してるからどっちの「レイ」も愛しているよ」と、
言ってくれるから私は碇くんに、
「その「綾波レイ」は一人の人間としてかしら?」と、聞くと
碇くんは、「もちろん」と、一言、言って頷いてくれた。
良かった私は一人の人間として碇くんは愛してくれているから、
碇くんにお願いをしてみる。
そのお願いは
「じゃぁ、あなた私を前みたいに「綾波」って
呼んでくれるかしら?」と、お願いしてみると碇くんは
「良いよレイじゃぁレイも僕の事を前みたいに
「碇君」って呼んでくれるかな?」と、碇くんにお願いされ私は
「良いわよ碇くんでも、この子たちが大きくなったら、
この子たちの前では今みたいに「あなた」って呼ぶわ」と、
言うと碇くんは
「わかったよ綾波。じゃぁこれからもよろしく綾波」と、言われ
私は、「これからもよろしく碇くん」と言う。
やっぱり私たちは、お互い名字で呼び合うのがしっくりするわ。
それは碇くんも同じで、
「綾波、僕たちはお互い名字で呼んだ方がしっくりするね」と、
言ってくれて私も、
「そうね碇くん。私もこの方が落ち着くわ」と、言う。
これも幸せの形なのかしら?
私は、そう思うけど碇くんはどうなのかしら?
碇くんに聞いてみると碇くんは、
「そうだね綾波。確かにこれも一種の幸せの形かもしれないね。
その幸せの形って僕たちだけのものだね」と、
碇くんも言ってくれて、嬉しいわ。
やっぱりこの名字呼びもアイとレイジも、私だけのもの。
だから、今の私には代わりが居るなんて思えないわ。
悪いけど、一人目の私や他のアヤナミシリーズに、
碇くんとアイとレイジは、あげない。
だって、三人は私の大事な家族で、貴女たちの家族じゃないからよ。