岸辺露伴は変わらない 〜変化を繰り返す日常〜   作:気まぐれな富士山

1 / 1
年末のドラマ『岸辺露伴は動かない』めっっっっちゃオモロいですね!漫画もそろそろ3巻出してもイイのにな〜ッ!


プロローグ

「腕を上にあげて、手首の角度はキッチリ90°をキープ。各指は曲げずに真っ直ぐを保つ··········」

 

日常には、感じられないほど小さな変化が訪れる。

毎日同じく日常、常なる日。

何も変化のない日常··········

そんなものは無い。

 

「腕を前に出し、指を一本づつ折っていく。この時の手の角度も90°··········」

 

『不変』とは有り得ない。

有り得ないというのはつまり、『確実に無い』ってことだ。

それが訪れる瞬間、『不変』が訪れる瞬間に、この世界は破綻する。

まあ、訪れることは決してないのだが。

 

「1・2・3・4・5··········」

 

なぜなら、人間というものは自ら変化していくからだ。

明日は何を食べよう、誰と話そう、どの足で前に出ようなどなど··········挙げればキリがない。

 

「閉じた指を、また開いていく··········」

 

この岸辺露伴もまた同じ。

変化を求め、変化に富んだ者をよく()()ことが好きだ。

ただ()()のではなくよく『観る』ことだ。

僕に与えられた()()()··········

まあ、この話はまた今度するとしよう。

 

「1・2・3・4・5··········」

 

そしてこれから綴るのは、僕が体験した数々の話だ。

それも、きっと()()()()の話。

 

可憐な『馬女』の話。

奇妙な運命を辿る『無免許医師』の話。

人類の過程に遺る『英霊』の話。

誰も知らない『幻想郷』の話。

自身の努力でNo.2になった『中間管理職』の話。

未来を変えようと奔走する『不良少年』の話。

etc··········

 

これは、現実(リアル)幻想(エゴ)の狭間のような世界を駆けたこの岸辺露伴の、実際にこの目で、耳で身体で感じた話だ。

 

「以上、漫画を描く前の準備体操、終わり。」

 

 

 

 

 

主人公 岸辺露伴

 

16歳の時から漫画『ピンクダークの少年』を連載している天才漫画家。虹村形兆の弓矢により、スタンド能力が発現した。面白い漫画を描くことを重要視していて、ネタ集めのためには()()()()()()()

 

・生年 : 1979年

・血液型 : B型

・職業 : 漫画家

・代表作 : 『ピンクダークの少年』

・アシスタント : なし

・出身地 : M県S市杜王町

・性格 : わがまま、エゴイスト

・友人 : 広瀬康一

 

能力 ヘブンズ・ドアー

 

人間や生物を読み書き出来る本のようにする能力。本になった対象の遠い記憶や深層心理を読み取ったり、新たな事項を書き加えて相手の行動を制限することができる。ただし、露伴自身の遠い記憶や運命は読み取れない。

 

 

 


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10についてはそれぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。