岸辺露伴は変わらない 〜変化を繰り返す日常〜 作:気まぐれな富士山
「腕を上にあげて、手首の角度はキッチリ90°をキープ。各指は曲げずに真っ直ぐを保つ··········」
日常には、感じられないほど小さな変化が訪れる。
毎日同じく日常、常なる日。
何も変化のない日常··········
そんなものは無い。
「腕を前に出し、指を一本づつ折っていく。この時の手の角度も90°··········」
『不変』とは有り得ない。
有り得ないというのはつまり、『確実に無い』ってことだ。
それが訪れる瞬間、『不変』が訪れる瞬間に、この世界は破綻する。
まあ、訪れることは決してないのだが。
「1・2・3・4・5··········」
なぜなら、人間というものは自ら変化していくからだ。
明日は何を食べよう、誰と話そう、どの足で前に出ようなどなど··········挙げればキリがない。
「閉じた指を、また開いていく··········」
この岸辺露伴もまた同じ。
変化を求め、変化に富んだ者をよく
ただ
僕に与えられた
まあ、この話はまた今度するとしよう。
「1・2・3・4・5··········」
そしてこれから綴るのは、僕が体験した数々の話だ。
それも、きっと
可憐な『馬女』の話。
奇妙な運命を辿る『無免許医師』の話。
人類の過程に遺る『英霊』の話。
誰も知らない『幻想郷』の話。
自身の努力でNo.2になった『中間管理職』の話。
未来を変えようと奔走する『不良少年』の話。
etc··········
これは、
「以上、漫画を描く前の準備体操、終わり。」
主人公 岸辺露伴
16歳の時から漫画『ピンクダークの少年』を連載している天才漫画家。虹村形兆の弓矢により、スタンド能力が発現した。面白い漫画を描くことを重要視していて、ネタ集めのためには
・生年 : 1979年
・血液型 : B型
・職業 : 漫画家
・代表作 : 『ピンクダークの少年』
・アシスタント : なし
・出身地 : M県S市杜王町
・性格 : わがまま、エゴイスト
・友人 : 広瀬康一
能力 ヘブンズ・ドアー
人間や生物を読み書き出来る本のようにする能力。本になった対象の遠い記憶や深層心理を読み取ったり、新たな事項を書き加えて相手の行動を制限することができる。ただし、露伴自身の遠い記憶や運命は読み取れない。