結果は一話の最後にあります
そして
璃月のキャラクター投票を始めました
こちらは投票者が300人を超えたら締め切りです
どうぞよろしくお願いします
ワーカーホリックというものをご存知だろうか
日本語訳で『仕事中毒』といい、生活の糧を得るはずの職業に私生活の多くを犠牲にして打ち込んでいる仕事状態である
前世では、俺の父がこれにあたっていた
治し方は、仕事の時間を減らして休みを取ることが一番の近道
しかし、そんな簡単に休みを取ることが出来ない人が世の中にはいる
基本的に組織や団体のトップにいる人は余り休みを取ることが出来ない人が多い
その為、周りの人間がその人の負担を軽減させることが重要なのである
自分の友人にも何人かいる
そして、その中の一人を助ける為に俺はモンド中を駆け回っていた
「えーっと、あと残っているのは『私のペットを探して』『夕暮れの実とりんごを五個ずつ集めて欲しい』『輸送熱気球の護衛をしてほしい』『畑にいるスライムを倒してほしい』............まだまだ全然ある!」
最近またずっと仕事漬けのジンをみかねて、俺と蛍で手分けしてある程度の仕事を負担しようという話になった
勿論、ジンしか出来ない書類とかもあるにはあったが、全然たいした量じゃなかった
今頃、リサがジンを強制的に休ませるために図書室にでも連行しているだろう
さて、俺の仕事の多くは配達やら探し物やら護衛やらがほとんど
腕っぷしが多く必要になるものは大体蛍が受け持っている
蛍と一緒に要るときは、俺は余り戦わせてもらえない
今までの無茶が祟ったのか、最近の蛍は若干過保護気味である
仕事を分ける時も、真っ先に戦闘系の物は自分がやると言い出して聞かなかった
蛍は強い、そんじょそこらの奴には負けることはないだろう
だからといって、心配しない訳ではないのだ
蛍だって、俺が居なかったら人のことを言えなかっただろうしな
さあ、気合いをいれていこう
夕方までには終わることを信じて力強く走り出した
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夕暮れの中、蛍と一緒にヘトヘトになって西風騎士団に戻ってくるとジンに感謝をされた
「私の代わりに仕事をしてくれてありがとう。そのお陰で久し振りの休暇ができた............................最初は何をすればいいか分からなかったが」
隣のリサが呆れたような顔で
「ジンったら最初は『書類整理をする』とか言い出してびっくりしたのよ」
「それで、ちゃんと休ませたのか?」
「当たり前じゃない、図書室や鹿狩りにいったり、散歩をしたりして過ごしたわ」
「そりゃ良かったよ」
ジンは何時も仕事をしている
代理団長としての仕事が多いことは分かっているが、余りにも休暇が無さすぎる
「たまにはしっかり休んでくれ..............また倒れないか心配なんだよ」
ジンはバツが悪そうな顔をして
「...............分かった、善処しよう」
.......................これはまた、何も言わなかったら仕事をし続けるやつだな
もとからジンは優しく、断れない人なので何時もいつも仕事に追われているのだ
もっといい生き方があると思うが、俺はそんなジンがとても嫌いになれず
また仕事漬けだったら手伝おうと思うのだった
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