原神にTSロリが転生した話   作:ナマス

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今回で『悪戯』シリーズは終わりです
そして、なんといつの間にかUAが2万を超えていました
これからも応援してくださると嬉しいです

みたらす様評価10ありがとうございます


悪戯 その6

 蛍に泣きついてしばらく

 あの後、蛍に思いっきり説教されたが、これも俺がしたことの報いだと思い大人しく聞いていた

 

 しばらくして、色々と包帯や傷の処理などをされたノエルが入ってきた

 ノエルには深く、それはもう深〜く感謝されて、

 

「このご恩は一生この身を尽くしてお返しします!」

 

 なんて大袈裟なことを言われたが、とりあえず今は俺が今度出かけるときに一緒についてくるということにしてもらった

 本人はかなり渋々だったが

 俺がもし男だったらどんな目に遭わされるか分からないぞ、という旨を話しても

 

「貴方様のことならどんなことだってしてみせます!」

 

 なんて、神々しさに満ちた信頼度100%の目で言われたら何も言えない

 

 そして、蛍にもこんなことを言われた

 

「今度からいついかなる時でも、外に出る時は絶対に誰か同伴者をつけて」

 

 流石にモンド城にいる時ぐらいは1人でもいいじゃないか、俺のプライバシー的な問題で

 ということを必死に蛍に訴え、なんとかモンド城にいる時は一人で外出してもOKになった

 

 ただし、朝8時から夜5時までの時間付きだが

 俺は小学生か、なんてツッコミをしても蛍が小学生のことなんて知っているはずもなく

 俺の門限が決まってしまった

 

 さらに2週間安静にしなければならないことをバーバラに伝えられた時はかなり落ち込んだ

 素直に言うことを聞いておけばよかった、と

 ただし、俺が外に出ていたからこそノエルを救えたので何とも言えない気持ちだ

 

 ようやく見舞いの人が誰もいなくなった教会のベッドの上で、これから二週間の安静もとい自宅監禁生活を考えて俺は何もやる気が無くなってしまった

 そして、俺は思った

 ーーーあの魔が差した時の俺に会えたら絶対に一発ビンタしてやる

 

 

 

                  〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜

 

 

 

 二週間の監禁生活が始まって一週間弱

 俺は蛍の過保護なお世話を受けていた

 ご飯をアーンで食べさせるのはまだいい方だ、あまり体を動かさないように俺の着替えを蛍が全部やるのはまだ許そう

 しかし、流石に体をふくのは勘弁してほしい

 自分でやるとなんとも無いのだが、いかんせん人がやるとむず痒いようなくすぐったいような感覚があり、変な声が出てしまう

 

 さらに、夜寝る時はずっとパイモンと蛍と添い寝で、蛍に後ろから抱き締められながら頭を撫でられる

 最初は恥ずかしさと蛍の女の子特有の甘い香りで心臓のドキドキが止まらないが、ずっと頭を撫でられ続けているといつの間にか寝てしまっているのだ

 

 

 夜、いつも通り俺の後ろは蛍がいて、抱き締められながら頭を撫でられていた

 パイモンは俺の胸元でぐっすり寝ている

 

 だんだんうとうとしてきたが、今回は簡単には眠ってやらないぞと、変な反抗心を持って睡魔に抗っていた

 それでも、いよいよ俺の目蓋が重力に負けてしまいそうになる

 最後の悪あがきとして後ろから自分を抱き締めている蛍の方を向き

 

 ほっぺたにキスをしてやった

 

「///~~~~~~~~っ?!?!!??!」

 

 顔をリンゴみたいに真っ赤に染めて、声にならない悲鳴をあげている蛍をみて

 俺は悪戯に成功した子供みたいな顔をしながら眠りについた




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  • 一途に蛍エンド
  • 宵宮にも惹かれて蛍+宵宮エンド
  • アプローチに根負けして蛍+煙緋エンド
  • 思いを叫ばれて蛍+フィシュルエンド
  • 宵宮or煙緋orフィシュルエンド
  • 後腐れなく、みんな一緒のハーレムエンド

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