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今日は久しぶりにモンドの教会に来ていた
相変わらずかなり大きく、清潔感のある内装である
俺は裏口にいるバーバラファンクラブの会長(自称)をさっさと追い払うと、教会にお金を寄付した
そして、今頃リンゴ酒でも呑んだくれているであろうウェンティもとい風神バルバドスに祈りを捧げておく。答えてくれる気なんて更々無いだろうが
そして、教会を出ようとするとバーバラに出会った
俺は教会に何度かお世話になっている
そして大体重症なので、色々な人から覚えられているわけである
バーバラにもよく心配かけて世話になった人の一人
バーバラが居なかったら多分、今頃俺は絶対何処かで死んでいる自信がある
そんな命の恩人であるバーバラが、俺に頼みたいことがあるらしい
時間も空いているし、何より命の恩人であるバーバラの頼みなど断る理由もないため、喜んで引き受けた
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バーバラの簡単な依頼を終わらせると、ちょうどお昼時になっていた
お腹も空いていたので、バーバラが手料理を食べさせてあげると言ったときには飛び上がって喜んだ
俺はバーバラの料理を食べた事はないが、まずいことは絶対に無いだろうという謎の確信を持っていた
部屋に案内してもらい、テーブルに座って数十分
美味しそうな香りが漂ってきたと思っていたら、直ぐに料理が完成した
ホワイトソースポトフだ、しかし、いつもより香辛料の香りが強い
「これは私がホワイトソースポトフをアレンジしたんだ、きっと気に入って貰えると思う!」
そう自信満々に笑顔で言ってくるバーバラ
元の料理に香辛料を多く入れたのだろうか
何にせよ美味しいことにはかわりないだろう
そう疑いもせず口に運んだ
まず口の中に広がったのはスープの旨味
次に来たのは香辛料の良い香り
それだけで終われば100点満点だったのだ
しかし
ーー最後に来たのは途方もない痛みだった
思わず席から転げ落ちて地面をのたうち回る
そんな俺をみてあたふたしながら
「ど、どうしたの?そんなに私の料理が美味しくなかった?」
いや、旨かった
旨かったんだけど、最後の痛みは一体何?
口の中に火元素でも突っ込まれたような痛みだった
「美味しかったけど.........口が痛い。...........何の材料を入れたんだよ............」
バーバラが入れた材料を答えていく
基本的に普通の材料だったが、一つだけ、とんでもないものが入っていた
簡単に言うなれば、前世であったもので例えるとハバネロ的なものだ
何でそんなもの入れたのか
バーバラ曰く
「もっと辛いものを入れたほうが美味しくなると思ったから..........」
バーバラは辛いものが好きだったらしい
でも、ここまで辛くするなんてやりすぎじゃないか.......?
「.........ご、ごめんなさい。少し辛くしすぎちゃったよね、今片付けるから........」
そう言って、少し悲しそうな顔で皿を下げようとする
俺はその手を制すると、一心不乱に食べた
バーバラに悲しい顔をされるぐらいなら、辛いのを我慢して食ったほうがまし
幸いにして、味はとても良いので美味しくいただくことができた
...........しばらく口の中の激痛のせいで喋れなかったが
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俺は今現在、バーバラに膝枕されている
別に自分の自己満足で食べたのに何かお詫びをしたいと言って聞かなかったので、膝枕してもらうことにした
そのついでに耳掃除もしてくれるという
耳の中をカリカリと削る音がする
痛みは全くなく、とても気持ちがいい
少しうとうとしだしていると
「はい、右耳は終わったよ。左耳もする?」
勿論、お言葉に甘えてさせてもらう
向きを変えて左耳を出す
またカリカリと削る音が鳴って気持ちよさにまたうとうとしてきてしまう
「これで左耳も終わりーーーーあれ?眠くなっちゃった?」
今にも溶けそうな意識で、こくりと頷く
「そっか、お腹一杯になっちゃったもんね、よしよし。子守唄歌ってあげるね」
バーバラに頭を撫でられながら子守唄を聞く
ファンが見たら血涙流しそうなことをされて、俺は眠っていった
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一途に蛍エンド
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宵宮にも惹かれて蛍+宵宮エンド
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アプローチに根負けして蛍+煙緋エンド
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思いを叫ばれて蛍+フィシュルエンド
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宵宮or煙緋orフィシュルエンド
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後腐れなく、みんな一緒のハーレムエンド