ご了承下さい
俺は今日、七七と一緒に薬剤の材料を採集しに来ていた
今回集める物は清心と瑠璃袋
どちらも崖に咲いている植物なので、二人で手分けして登っていた
途中で休憩を挟みつつ、七七から貰った璃月の特産品がある場所が分かる地図を片手に崖を登っていく
璃月はかなり高低差が激しく、高い所と低い所の差が顕著に現れる
それによって、清心と瑠璃袋は意外と至るところにあるのだ
だが、崖を登った先にあるため、見つけるのは苦じゃなくてもそこから採集するのに手間がかかる
俺は昨日胡桃と会った琳林で瑠璃袋を探し、七七は清心を探していた
正直、胡桃と会ったのが昨日でよかった
七七は胡桃のことを余りよく思っていない
二人の間に何があったのかは知らないが、キョンシーと葬儀屋だから相容れない何かがあってもおかしくはない
......... まあ、胡桃の方は積極的に七七に絡みにいっているのだが
そんなこんなで指定されている量の瑠璃袋を集め終わり、しばらくしたら七七も清心を集め終わったようだ
現在時刻は午前11時頃、帰るには少し早い時間なので七七と一緒にしばらく高い崖の上でボケーっと璃月港を眺めていた
すると、七七が俺の方に寄ってきて肌が触れ合うぐらい近くによってきた
「アルの体、ひんやりしてて気持ち良い」
「そんなにひんやりしてるか?」
「うん、ちょうどいい」
俺が持っている神の目の影響だろうか
何もしなければ基本的に害は無いから安心していたが、自分でも気付かない内に体温が少し下がっていたらしい
まあ、少しぐらいなら全然問題は無い
しばらく七七の好きにさせていると次は腕を絡めてきた
まるで恋人のような仕草だが、当の本人はそんなこと全気にするそぶりもなく、ただ俺の腕のひんやり感を求めての行動だった
今日は運動するだろうと思って半袖で来ていたので尚更だろう
俺も七七の死人ならではの冷たい体温を感じていた
運動後の体のクールダウンと自分に言い聞かせながら七七のボディータッチに耐え続ける
「もっとアルの体温を感じていたい」
「もうよくね?十分ひんやり感を楽しんだだろ?」
七七は可愛らしく首をフルフルふり
「違う、アルに触れると心がフワフワするから、あともう少しだけ」
珍しく七七が我が儘を言ってきたので、要望どうりもう少しまってあげる
七七は俺の腕を大事そうに抱き抱えながらポケーっとしていた
しかし、いつもの無表情にどこか満足そうな顔があるように感じられたのはきっと気のせいではないだろう
俺は結局、七七の気がすむまで腕を抱き締められていた
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一途に蛍エンド
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宵宮にも惹かれて蛍+宵宮エンド
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アプローチに根負けして蛍+煙緋エンド
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思いを叫ばれて蛍+フィシュルエンド
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宵宮or煙緋orフィシュルエンド
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後腐れなく、みんな一緒のハーレムエンド