しかし、感想も評価もなしでお気に入りだけ増えていくのは少し不安に感じます
何か少しでも、良いところや直して欲しい所があれば感想どんどん言ってください
そして、この作品読んで感じた評価も是非ください
よろしくお願いいたします
普通、男だったらどんな服を着るだろうか
前世からあまりファッションには興味がなく、余程おかしくない限りは適当な服で済ませていた
部屋着はジャージ
普段着は無難に黒か灰色ベース
それでも周りからは特に笑われることは無かったのだから、『普通』の格好だったのだろう
じゃあ、女なら?
自分は男であり、前世は女友達すら居なかったのだからそんなこと考えてもさっぱりわからない
ーーさて、現実逃避はこれで終わり
今の自分の姿を確認しよう
白いワンピースにスカート
首には黒いチョーカーがあり
銀色に輝く髪にはセシリアの花の形をした髪留めがある
自分でいうのもなんだが、町を歩いていれば誰もが振り向く、幼いながら妖艶な雰囲気を醸し出す美幼女の完成形がそこにはあった
思わず羞恥心が溢れだし、顔を隠して試着室で踞ってしまう
どうして、こんなことをしているのだろうか
今日という日を回想せずにはいられなかった
~*~*~*~*~*~*~*~*~*~
「アルにはもっと似合う服があると思う」
蛍は俺の作った朝ごはんを食べながら唐突に呟いた
普段の俺の服装は黒いタキシードのような物を着て、黒いズボンを履くという前世とほぼなにも変わらない色合いの服装だった
体が女になろうがファッションに興味が出ることもなく、適当に見繕った服で今まで過ごしてきた
戦いになると分かっているときは服装をもっとかるくしたり、動きやすくするために半袖を着たりしていた
今までは特に何も言わなかったのに、どういう心境の変化だろう
「もう少しアルには家事以外の女子力をつけた方がいいと思って」
そんなこと言われても、俺、心は男だから
何て言えるはずがなく、あれよこれよのうちに服屋につれてこられ、蛍と服屋に行く途中で出会ったバーバラが俺に似合う服を探してきて、着せ替え人形のようにされていた
~*~*~*~*~*~*~*~*~*~
今現在、13回目
これは俺が着替えた回数である
色々試行錯誤の末、今の俺の姿が生まれた
多分これで最後だろう
そう信じて試着室から出ていく
「うん、やっぱりアルには黒いチョーカーと花の髪留めが反則的に似合う」
蛍が満足そうに頷く
「白いワンピースとスカートもとっても似合っていて可愛いよ!」
バーバラが我が身の事のように嬉しそうな声色で俺を誉める
正直、素直に喜ぶ事ができない
心は男のため、どうしても『可愛い』と言われることに忌避感を覚えてしまう
しかし
「................ありがと」
少しでも嬉しいと感じてしまった俺も、自分の体に精神が引っ張られているのかもしれない
良かった評価と感想をよろしくお願いいたします
主人公のプロフィールっている?
-
いる
-
いらない