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都立推薦終わりました
結果は五分五分なので、2月2日までお待ちください
病院に入院して約一ヶ月
甘雨が病室に入ってきた瞬間に土下座するという事件が起こったが、なんとか乗り切ることができた
それ以外は特に特筆すべきこともなく平和に過ぎていった
俺は現在、パイモンと一緒に仲良く向かい合って寝ていた
俺はうとうとはしてきていたが、まだ寝るのには至ってないが、パイモンはぐっすり寝てしまっていた
安心しきったふにゃふにゃの寝顔を見せてくるパイモンを見ていると、こちらも不思議と力が抜けてくる
ゆっくりとパイモンの頭を撫でる
すると心地よさそうな顔をして寝ているのに、さらに体を擦りつけてきた
パイモンは俺より背丈が小さい
だからこそ、たまには俺が蛍にされているようなことをパイモンにしてみよう
まずは自分の胸元にパイモンを抱き寄せる
その後、頭を撫でながら背中をぽんぽんする
まるで赤子のような顔をするパイモンを見て、とても、なんというか、形容するにはとても難しいような気持ちだが
ーー守ってあげなきゃ、というような感情が芽生えた
これが母性と言うやつなのだろうか
無垢な寝顔がとても愛おしいと感じる
…………待て、なぜ俺は母性を感じている
いくら体が女だがらと言って、心はずっと男としてやってきたじゃないか
流石にいい年をした男(見た目は幼女)が母性を感じていたらちょっとアレじゃないか
父性を感じるならまだいい、しかし母性はアウトだ
そして冷静になってみたら気づいたのだが、いつも蛍にされていることをパイモンにしてこうなっているということは、蛍が俺にしている時に俺はこんな顔をしているのだろうか
今更ながらすごく恥ずかしい、こんなふにゃふにゃの笑みを蛍に見せていたのか
俺はパイモンみたいに可愛らしい笑みを浮かべていただろうか
蛍の胸元に抱きついて気持ち悪い笑みを浮かべてないだろうか
前者ならまだ良い、いや、死ぬほど恥ずかしいからよくはないが
後者だったらもう救いようがない、そんな笑みを見せつけていたら俺は躊躇いなく切腹してやる。介錯人なんていらない
いかんせん蛍に抱きしめられている時は記憶があまり安定しない
どう記憶を遡っても、抱きしめられて数秒の朧げな記憶しか残らない
ただ、体に幸福感だけ刻まれる
体全体の力が抜けていって、全身の力が抜けきった時から完全に記憶がない
しかし、記憶になくても体はしっかり覚えているようで、無意識的にいつも寝る時には求めてしまう
病院から退院してもこの習慣は抜けそうにないだろう
パイモンを抱きしめながら、俺は目を閉じた
「………………ずっと、一緒だからな」
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アフターエンドを書くとしたらどの終わり方が良い?
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一途に蛍エンド
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宵宮にも惹かれて蛍+宵宮エンド
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アプローチに根負けして蛍+煙緋エンド
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思いを叫ばれて蛍+フィシュルエンド
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宵宮or煙緋orフィシュルエンド
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後腐れなく、みんな一緒のハーレムエンド