原神にTSロリが転生した話   作:ナマス

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総合評価が遂に3000を超えました
ここまで読んでくれた皆さんありがとうございました
これからもよろしくお願いいたします


楽しみ

 病院に入院してもうすぐ一ヶ月半

 そろそろ俺も退院できる頃合いである

 いい加減に病院生活にも飽きてきていた

 

 そんな俺が数少ない楽しみだった事は『蛍と一緒に寝ること』だった

 蛍に抱き締められながら寝るととてもよく眠ることが出来る

 頭を撫でられ、背中をポンポンされてながら寝るのは至福の一時である 

 最近はお腹もなでなでされるようになり、気持ち良いのが体全身に広がるようになった

 

 しかし欠点があり、ずっとされ続けていると頭がバカになりそうになるのだ

 なにもかも投げ出したくなり、理性が溶けてしまう

 そして何もできないお人形さんになってしまうのだ

 そんな俺を蛍はさらに『可愛い』と言って撫でてくれる

 

 それ自体はまだいい。問題点はこれをされ続けると蛍に依存してしまいそうになることだ

 撫でられている間は、ずっと蛍がそばにいないと不安になってしまうのだ

 

 前に一度、蛍が俺を撫でているときにいきなり俺と距離をとってきた

 距離をとられた瞬間、俺の心にとてつもない不安感が押し寄せてきたのだ

 撫でられていた俺は、まともな理性などもってはいなかった

 その為、すぐに泣き出してしまった

 

 そのあとはすぐに蛍に撫でて貰うことを再開してしまい、事なきをえた

 しかし、その時の記憶が今もやけに鮮明にあるのだ

 おかげさまで朝起きたときは恥ずかしくって堪らなかった

 そんな俺をまた『可愛い』と言う蛍に、俺は頼むから殺してくれと思った

 

 今日は流石に蛍が頭を撫でながら寝るのを止めなければならない

 そう誓ったのだが................

 

「アル、貴方は可愛い。凄く可愛い」

 

 蛍をいまだに拒めずにいた

 ただ『今日は一人で寝る』と言えればそれで終わるというのに、俺の体は全く反応しなかったのだ

 むしろ蛍を迎え入れていた

 言うことを聞かない体は後ろから俺を抱き締めている腕を握ったまま動こうとしない

 

 いつの間にかパイモンも俺の目の前で寝ていた

 相変わらず俺の胸元に抱きつきながら寝ているため、髪から女の子らしい甘い匂いがよくする

 蛍のなでなでもラストスパートになった

 

 俺の体から力がどんどん抜けていく

 瞼を開く力すら抜けていき、視界が真っ暗に染まっていった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「............もう、私を拒むことが出来なくなっちゃったんだ」

 

「オイラがいても特に何も言わなかったから、オイラのこと認めてくれたんだな」

 

 二人で真ん中にいる世界一可愛いくて、愛しい人を強く抱き締める

 ずっとこうしていられたらどれ程素敵だろうか

 そんなことを考えながら、私は眠りについた




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  • 一途に蛍エンド
  • 宵宮にも惹かれて蛍+宵宮エンド
  • アプローチに根負けして蛍+煙緋エンド
  • 思いを叫ばれて蛍+フィシュルエンド
  • 宵宮or煙緋orフィシュルエンド
  • 後腐れなく、みんな一緒のハーレムエンド

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