次回から稲妻編です
そろそろ終盤に近づいて来ました
辛炎と申鶴は後に入れます、ご了承下さい
明日、俺たちは稲妻へ行く
璃月でも大変そうだったが、蛍は稲妻の方に色々な依頼があるらしく、そちらへ行くことになった
璃月の皆にその旨を伝えていると、
煙緋が今日一日だけ俺を貸して欲しいと頼んできた
蛍は俺と離れないことを条件に了承した
そして、俺と煙緋で手を繋ぎながら璃月の町を歩いていた
前回はひたすらに露店巡りだったが、今回は色々な店に行った
宝石店や服屋、ペットショップ等にも足を運んだ
気付けばもうすぐ日が沈みそうな夕暮れになっていた
今日という日があっという間に終わってしまったという感慨に浸りながら二人並んで町を歩く
「……なあ煙緋、なんで俺と一緒に遊ぼうと思ったんだ?」
「それはおまえが稲妻に行ってしまったら、しばらくまた会えなくなってしまうだろう?。幸運にも私は今日が休みだった、だから今日おまえを誘って遊び納めをしようと思ったんだ」
煙緋は上機嫌な笑顔を見せながらはにかんでくる
その首には俺がプレゼントしたネックレスがつけられている
「しかもこんなプレゼントまで貰って私はとても嬉しいよ。……おまえがくれた物なんだ、ずっと大事にし続けるさ」
「そんな大袈裟な、それは前に貰ったブレスレットのお礼だよ」
露店巡りをした際に買ってもらった夜泊石のブレスレットを見せる
「値切りだってしてもらったし、そのネックレスだけじゃ全然わりに合ってないと思っているんだけどなぁ……」
「何を言っているんだ、十分すぎるほど豪華なお礼じゃないか」
璃月の中を歩いていく
綺麗な夕暮れが俺たちを照らしていた
しばらく歩き、旅館が見えてきた頃
「――ちょっと待ってくれないか」
煙緋は立ち止まって俺の手を引いた
後ろを振り返り、煙緋の顔を見ると
何か決心して覚悟を決めたような顔をしていた
「なあ、アル。……私は最初、おまえがとても弱いやつかと思ったんだ。だけど、自分より強いやつに向かっていく姿を見ていて、いつの間にか惹かれていた。いつからかはよく覚えていない、気付いたら好きになっていたんだ」
ひと呼吸して心を落ち着かせると、顔を近付けてきて
――俺の頬にキスをした
「女同士でおかしいと思うかもしれない。だけど、私はこの気持ちに正直で居たいんだ。――私と、付き合ってくれないか?」
俺の頭は頬にキスをされた時にとっくのとうにオーバーヒートしていたし、
さらに前世含め初めての告白を受けるという事態に思考は混沌を極めていた。
顔を赤くしながら直立不動のまま動かない俺を見て恥ずかしくなってきたのか
「いや、あの、へへ返事は今度璃月に来た時で構わない、だからそれまでしっかり考えておいてくれ!」
そう言うと璃月港のほうへ走り出してしまった
俺は未だに理解できず、しばらく動くことが出来なかった
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アフターエンドを書くとしたらどの終わり方が良い?
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一途に蛍エンド
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宵宮にも惹かれて蛍+宵宮エンド
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アプローチに根負けして蛍+煙緋エンド
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思いを叫ばれて蛍+フィシュルエンド
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宵宮or煙緋orフィシュルエンド
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後腐れなく、みんな一緒のハーレムエンド