原神にTSロリが転生した話   作:ナマス

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若葉イナヨ様、星野優季様、Naru50様、評価10ありがとうございます

今日都立推薦の結果発表です


世界地図

 やってしまった、完全にやってしまった

 朝起きてなんだか濡れているなと思ったが、まさか布団にこんな年で世界地図を描くなんて思いもよらなかった

 隣で寝ていた蛍にもかかってしまい、起きて早々に俺は蛍に土下座した

 蛍は笑って許してくれたが、俺は今にも羞恥心で自害しそうな面持ちだと思う

 

 しかし、昨日の記憶がかなり曖昧である

 この家にきたところから記憶がかなり朧気であり、途中からは完全に無くなっている

 蛍曰く

 

「昨日度数の高いアルコールのお酒をアルが倒してかかっちゃって、それで酔ったんだと思う」

 

 記憶が飛ぶほどの度数の高いお酒って...........

 しかし、この家なら日本酒の酒瓶くらい平気で置いてそうな雰囲気はあった

 そのため、俺は特に疑わなかった

 

 蛍が俺が漏らした布団を洗っている間、俺は暇だったのでこの家を探検することにした

 まず訪れたのは書斎

 大量の本が棚に置かれていて、凄い厳かな雰囲気があった

 適当に自分の背が届く範囲の本を手に取る

 

 それは心理学だったり、脳や人体の図鑑だったり、小説だったりした

 中には人を意のままに操る方法といったオカルトのような本まであった

 もとの主はかなり雑食だったようだ

 

 本を閉じて書斎を出る

 次に向かったのは書斎の隣にある小さな部屋

 

 入ってみると、中には沢山の服があった

 着物や袴が多かったが、俺と蛍の普段着も中には置かれていた

 大きさも色々とあり、俺のようなちんちくりんでも着れそうな和服がいくつもあった

 前世でも和服なんて最後に着たのは七五三くらいである

 それ以来着ていないので、少し楽しみだった

 蛍は着れるのだろうか?

 

 蛍が着たらきっと、いや、必ず綺麗だろうなと想像しながらその部屋を後にした

 

 次はどこの部屋に行こうかと思い周囲を見ると、屋上へと繋がっている梯子を見つけた

 この家の屋上が純粋に気になったので、梯子を上り、屋上へとたどり着いた

 しかし、あったのは少しの通路と一つのドアだった

 少し薄暗い屋上の中で、不気味な雰囲気を醸し出しているドア

 

 どこか、この先を見てはいけないという警鐘が頭の中から聞こえる気がした

 この先に行ったら後戻りが出来なくなるぞ、という警告が脳の中に響く

 それでも、どうしても見たいという好奇心が勝ってしまい、ドアノブに手をかける

 回そう、そう思った瞬間

 

「ーーーーなにしてるの?」

 

 後ろから声が聞こえた

 後ろを振り向けば蛍が立っていた

 音も無くやってくるものだから凄くびっくりした

 

「そろそろご飯だから、早く台所に来て」

 

 そう言われ、俺は屋上を後にした

 あのドアに後ろ髪を引かれながら




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アフターエンドを書くとしたらどの終わり方が良い?

  • 一途に蛍エンド
  • 宵宮にも惹かれて蛍+宵宮エンド
  • アプローチに根負けして蛍+煙緋エンド
  • 思いを叫ばれて蛍+フィシュルエンド
  • 宵宮or煙緋orフィシュルエンド
  • 後腐れなく、みんな一緒のハーレムエンド

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