原神にTSロリが転生した話   作:ナマス

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恐怖

 蛍とパイモンがいない

 

 ただそれだけのはずなのに、体の震えが止まらなかった

 息も過呼吸気味になり、頭がクラクラする

 

 そして、俺は今とてつもない寂寥感と孤独感、恐怖を感じていた

 

 布団の上で色々な考えがめぐる

 

 蛍たちはどこへ行ってしまったのだろうか?

 もしかして、俺が嫌になった?

 ずっと迷惑ばかりかける俺のことが嫌いになった?

 

 頭の中ではマイナスなことばかり考えつく

 それを振り払うように必死にプラスのことを考え続ける

 

 きっと蛍は今朝ごはんを作っているんだ

 パイモンはその匂いにつられて起きたんだ

 だから何も心配はいらないんだ

 

 自分で出した答えにしがみつきながら、襖を開けて台所へ行く

 台所へ行けば蛍がご飯を作っているに決まってる、何を心配してたんだ

 

 そう信じて、台所へ行った

 

 しかし、蛍はいなかった

 

 なぜ、という考えが頭に浮かび、全て恐怖に置き換わる

 

 嫌、イヤ、いや

 蛍はどこ?

 なんでいないの?

 おれをおいていかないでよ

 

 思いっきり泣き出しそうになったが、寸前のところで踏みとどまる

 

 きっと大広間にいるんだ

 パイモンと一緒に俺が起きるのを待っているんだろう

 

 俺は大広間まで走ると襖に手をかけた

 

 もし、ここにもいなかったら

 そんなマイナスな思考をしないように、今日蛍とパイモンと一緒にやりたいことを考えていく

 

 まずは宵宮のところへ行って、子供たちと一緒に遊ぼう

 子供たちに俺はきっと舐められまくるだろうから、一泡吹かせてやる

 

 俺は思いっきり襖を開けた

 

 

 

 ーーー蛍は、そこにもいなかった

 

 

 

                 〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜

 

 

 

 俺はひたすら家の中を探し回った

 しかし、どこにもいなかった

 屋上の部屋にも行こうとしたが、屋上には鍵がかかっていていけなかった

 

 俺はもう恐怖と孤独感に押し潰されそうで、限界だった

 気づけば俺は泣き出していた

 

 なんでどこにもいないの?

 おれがきらいになったならなんでもするからゆるしてください

 蛍のいうことちゃんとするから

 もうにどとめいわくかけないから

 だからおねがいします

 

 おれをすてないでください

 

 しばらく泣き喚いていると、誰かが家に入ってきた

 

 ーーそこには、いろいろな袋を抱えた蛍とパイモンがいた

 

 俺は涙と鼻水でぐしゃぐしゃの顔のまま、蛍へ抱きついた

 

 こわかった

 さびしかった

 すてられたとおもった

 

 胸の中にある思いを全て蛍たちにぶつけた

 最初はポカンとしていたが、だんだんと状況がわかってくると慈愛がこもった声色で

 

「………私たちがアルを捨てるなんてことはないから安心して」

 

「うんうん!ずーっとオイラたちは一緒だからな!」

 

 その言葉を聞いて、泣き疲れていたのか俺はスーッと眠りについてしまった

 

 




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アフターエンドを書くとしたらどの終わり方が良い?

  • 一途に蛍エンド
  • 宵宮にも惹かれて蛍+宵宮エンド
  • アプローチに根負けして蛍+煙緋エンド
  • 思いを叫ばれて蛍+フィシュルエンド
  • 宵宮or煙緋orフィシュルエンド
  • 後腐れなく、みんな一緒のハーレムエンド
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