原神にTSロリが転生した話   作:ナマス

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ご飯

 今日はパイモンと鹿狩りにお昼ご飯を食べに来た

 蛍は璃月に用があるらしく一緒にはいない

 

「パイモンは何食べる?俺は鶏肉と野生きのこの串焼きと完熟トマトのミートソース!」

 

「やっぱりオイラはニンジンとお肉のハニーソテー!」

 

 俺もパイモンも久しぶりに鹿狩りの料理を食べるのでテンションが高い

 早速、サラに料理の注文をする

 

 しばらくして、注文した料理が運ばれてきた

 お腹の空いたお昼時に香る食欲を誘う匂い!

 俺はすぐさま串焼きにかぶりついた

 

 自分の小さな口には少し大きめだったが、それでも食べやすい大きさにカットされた鶏肉とキノコは絶品である

 サラだからこそ作れる味に感服せざるを得ない

 自分では美味しそうな鶏肉と野生きのこの串焼きしか作れない

 今度、ガイアにでも美味しい串焼きのレシピを聞きに行こう

 

 そう考えながら、次は完熟トマトのミートソースを頬張る

 ここで使われているミートソースが本当に美味しい

 トマトの甘味と酸味をうまく活かして、いくらでも食べられそうな旨味を引き出している

 

 俺は串焼きとミートソースをあっという間に食べ尽くしてしまった

 隣にいるパイモンを見ると、満足そうな顔でお腹をさすっているのが見えた

 勿論、皿の上には何も残っていない

 

「いやぁ食べた食べた!やっぱり鹿狩りの料理はうまい!!」

 

「オイラもお腹いっぱいだぞ!…………アル、ちょっとこっちを向いてくれないか?」

 

 食べたお皿を片付けているとパイモンに呼ばれた

 指示通りにそちらに向くと

 

 顔にハンカチを押し付けられた

 そのまま口元をゴシゴシと拭われた

 

「アルの口元にミートソースがついてたから…………えへへ、アルにも可愛いところあるんだな!」

 

 恥ずかしさで顔が赤くなるのがわかる

 この体の年齢が何歳なのかはよくわかってないが、少なからず精神年齢は18歳以上であることを自負している

 それなのに、自分より圧倒的に幼そうな見た目の少女に口元を拭われることには少々、いや、かなりの恥ずかしさを覚えてしまう

 サラや周りの人も暖かい目でニコニコしている

 

 お礼を言おうとするがパイモンの目を見て言うことができない

 プルプルと震えながら小さな声で絞り出したように言う

 

「………あ、ありがと…………」

 

 

「どういたしましてだぞ!困った時はお互い様だからな!!」

 

 胸を張ってそう言うパイモンに俺は思う

 こいつに羞恥心は無いのか、と

 

 俺はついに耐えきれなくなり、パイモンの手を引いてその場から駆け出してしまった

 

 しばらくの間、周りから暖かい目で見られた

 そして、パイモンと目を見て話せなかった

 

 

 




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