ご了承下さい
ウチは何も言えなかった
体が痙攣して苦しそうなアルを安心させようと思い、頭を撫でようとした。ただそれだけだった
しかし、アルに恐怖に染まった顔を見て手が止まった
アルはウチの手を凝視していて、まるで何か危ない物を持ってアルに近付けているように感じられた
そのままアルは悲しそうな、絶望したような顔をしたと思ったら気絶してしまった
しばらくウチとパイもんは何も言えずに黙りこむ
何もしてあげられない自分の無力さを今日ほど祟った日はないだろう
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綾華が帰ってきてもウチはずっとアルのそばにいた
吐瀉物の掃除やご飯の世話など、出来る限りの事をしていた
しかし、綾華に任された一つの仕事でウチの心は混乱の頂点に達していた
それは『タオルで体を拭く』である
体を拭くということは、アルの全身を見るということである
ウチは同性ならそこまで体を見ることに恥じらいはない。しかし、恋慕を抱く存在なら話は別
綾華はまだ仕事があるらしいし、パイもんは蛍の様子を見に行ってしまった
結果的にウチがやるしかないのだが..............
本音を言えば勿論見たい
しかし、何も出来なかったウチがそんな邪な感情をアルに向けているということに、自己嫌悪を覚える
まずは普通に腕や足を拭く
綺麗だと思っていた足や腕には、よく見れば沢山の傷痕が残っていた
この稲妻を一度去ってから色々なことがあったらしい
アルが元気になったら、その話も聞いてみたい
さあ、問題はここから
恐る恐るアルの服に手をかける
意識のないアルの服を剥ぎ取っているという事実は、ウチに多大なる罪悪感と背徳感を感じさせた
目を閉じて服を脱がす、顔が熱くなっているだろうが頑張って目を開けた
まず驚いたのはアルの横腹にある縫った跡
稲妻から去った後に何かあったのか、はたまたウチに会う前からあったのかは定かではないが、少なからず縫うほどの大怪我を過去に負ったことあるは確実
その事を話して貰えなかったことに一抹の寂しさを感じるが、そんな感情を持つなんて烏滸がましいとすぐに振り払う
そのまま優しく上半身を拭いた。まだ下着はとっていないが
次はいよいよ下着である
上か下かで悩み、まずは上にした
小さな胸を見て鼻血を出しそうになったが、なんとか堪えて拭ききる
終わればすぐに上の下着を着けた。流石に目に毒すぎる
大問題の下だが、こればかりは意を決して一気に行くことに決めた
万が一の布も用意して、ウチは一気に脱がした
そして見てしまった
アルの下半身に刺さっている物を
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一途に蛍エンド
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宵宮にも惹かれて蛍+宵宮エンド
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アプローチに根負けして蛍+煙緋エンド
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思いを叫ばれて蛍+フィシュルエンド
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宵宮or煙緋orフィシュルエンド
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後腐れなく、みんな一緒のハーレムエンド