今回みたいに唐突にIFストーリーが投稿されるかもしれません
「ぐぅ!」
弓を地面に落とす
手は剣で切られて血が溢れだしていた
「アルは、どこ?」
首もとに剣を突き付けられる
ウチの目の前に立っている蛍は目が淀んでいた
「...........」
無言で睨み付ける
言うわけがないだろう
蛍はそんなウチの態度をみて、早々に聞き出すのを諦めた
「あぐっ!」
ウチの両足の脛を切りつけると、船によじ登り中へ入っていった
「蛍!.......うぐっ」
追いかけようとしたが、脛を切られていて立ち上がることが出来ない
さらに出血が多く、頭がクラクラしてきた
霞んでいく視界の中、蛍がアルを抱いて船から去って行くのが見えた
守れなくてごめん、アル..........
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蛍はおれのことをだいてずっとはしってる
やすむこともなく、ずっと
ふあんになって蛍のほうをみると、やさしくあたまをなでられた
「大丈夫、なにも心配いらないから。.........もう少しで、到着する」
そのままからだをまかせていると、がけがみえてきた
「もう、稲妻では何処へ行っても見つかる。多分私のことは指名手配されているだろうし、璃月行きの船もしばらくこない。捕まってアルと離ればなれになるくらいなら、いっそ全部終わらそう」
蛍はがけにちかずく
「こうしてしまえば誰にもアルをとられることはない。アルは誰にも、渡す気はない」
もういっぽふみだせば、がけからおちる
「ーーーー私の、勝ち」
そして、いっぽふみだした
うみへとおちていき、おおきなおとをたててしずんでいく
いきがくるしい
めをとじようとすると、蛍がふいにきすをしてきた
したをいれると、おれにくうきをおくってくれる
それをすって、はきだすいきを蛍におくる
くうきを蛍ときょうゆうしながら、うみのそこへしずんでいく
かいていにつくころには、もうきょうゆうするくうきのなかにはさんそはほぼのこっていなかった
くうきをはきだすと、もうねむくなってきた
蛍にあたまをなでられ、どんどんまぶたがおちていく
さいごにつよくだきしめられて、おれはふかいねむりについた
アルはもう眠ってしまった
暗い海の底なのに、どこよりも安心している顔で
アルの胸に手を当ててみる
もう、心臓は動いていない
私もいい加減辛い
全身でアルを抱き締めながら息を全て吐き出す
そして、深い深い眠りについた
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行方不明になっていたアルジェンドと蛍は、崖近くの海の底で発見された
二名とも窒息死しており、心中をしたと見られた
葬式には数々の有名人が参列し、大きな傷を残していった
後に慰霊碑が彫られ、二人の悲恋は何十年もの間語り継がれていった
そして、二人の没日には銀色の花火が毎年上がるという
良かったら感想と評価をよろしくお願いします
アフターエンドを書くとしたらどの終わり方が良い?
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一途に蛍エンド
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宵宮にも惹かれて蛍+宵宮エンド
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アプローチに根負けして蛍+煙緋エンド
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思いを叫ばれて蛍+フィシュルエンド
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宵宮or煙緋orフィシュルエンド
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後腐れなく、みんな一緒のハーレムエンド