原神にTSロリが転生した話   作:ナマス

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何とかギリギリ間に合いました


モンドへ

 朝、目を覚ませばオイラはアルの胸の上で寝てしまっていた

 ぐぅ~とおなかが鳴ったが、お金はないので我慢するしかない

 

 今日はモンドまで行く必要がある   

 モンドにはアルベドがいる

 アルベドなら、アルをこの状態から助けられるかもしれない

 

 手早く身支度を済ませ、旅館を出た

 モンドまではまだ遠い

 

 

 

           ~*~*~*~*~*~*~*~

 

 

 

 オイラは少し甘く見ていた

 今までの道は舗装されていたので、あまりヒルチャールと出会うことはなかった

 しかし、モンドまでの道のりにはヒルチャールが生息しているのだ

 

 オイラは戦うことなんてできない

 いつも蛍やアルの戦っている姿を隠れてみているだけだった

 だからこそわかる

 どれだけ蛍やアルが勇敢だったかを

 

「.........」

 

 ヒルチャールがオイラ達が隠れている岩の後ろを通っていく

 見えなくなったことを確認して、急いで別の隠れられる場所へ移動する

 

 隠れながら進んでいくのはなかなか大変だ

 もとよりベビーカーがそこそこ大きいので、岩陰などに隠れないとかなり目立ってしまう

 

「ハァ、ハァ.......!」

 

 しかもここら近辺はヒルチャールが多いので急いで移動しなければならない

 ごはんを食べていないオイラは、もう体力の限界は近かった

 

 移動している最中、ついに見つかってしまった

 

「Movo unta nye!!」

 

 力の限り逃げて、逃げて、逃げ続けた

 この場所が下り坂だったことが功をなし、いつも以上のスピードを出すことができた

 でも

 

「あぐっ!!」

 

 打たれた弓矢が体に何か所か掠ってしまった

 体が小さくてこれほどよかったと思うことはない

 

 何とかヒルチャールの追跡から逃れることができても、まだモンドまでは遠い

 いまにも倒れそうな体を奮い立たせて、モンドへ向かった

 

 

 

         ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~

 

 

 

 ようやくアカツキワイナリーと七天神像が少しずつ見えはじめたときには、もう夕暮れだった

 最悪アカツキワイナリーに着ければ、そこで一晩泊めさせてもらうことができるかもしれない

 そこを目指してベビーカーを押すが、もうオイラは限界だった

 

 焦点が合わず視界がどんどんぼやけていき、力が抜けていく

 浮いていた体は少しずつ落ちていき、やがて地面に倒れこんでしまった

 

 しばらく飲まず食わずで自分より重いものを押していたのだ。ここまで来ることができたこと自体が奇跡に近い

 そして、止血をしなかった体から血が出てきてしまっていたため、体は貧血状態でもあった

 

 自分の体の限界に必死に抗おうとしたが、ついに意識は途絶えてしまった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今日は少し遠くまで来すぎちゃいました。早く帰らないと.........あれ?なにか物音がしたような........」

 




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アフターエンドを書くとしたらどの終わり方が良い?

  • 一途に蛍エンド
  • 宵宮にも惹かれて蛍+宵宮エンド
  • アプローチに根負けして蛍+煙緋エンド
  • 思いを叫ばれて蛍+フィシュルエンド
  • 宵宮or煙緋orフィシュルエンド
  • 後腐れなく、みんな一緒のハーレムエンド

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