「フィッシュル.............」
「私はお嬢様を追いかけて参ります。アルジェンド様の回復を心より願っています」
そう言うとオズは部屋から消えてしまった
フィシュルは、アルの特に親しかった友人の一人だ
友達が急にこんな満足に話せないような状態で帰ってきたら、絶望もする
オイラもそれは経験した
でも、絶望するだけじゃ意味がない
どんなに辛くても前を向いて助ける方法を探し続ける
オイラが出来るのはそれくらいだから
コンコンと、ドアがノックされた
「入ってもいいかい?」
「.........!ああ!勿論だ!」
声の主はこの状況を覆すことが出来るかもしれない錬金術師
「失礼するよ。..........どうやら、容態は想像以上に芳しくないようだね」
アルベドだった
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アルベドはメモ張を片手にアルの様子を観察している
息づかいや体温、脈拍を慎重に測っていきメモに残す
しばらくメモをとっていると
「........パイモン、彼女は何らかの薬物によってこのような状態になったのかい?」
「そ、そうだ。アルは薬を吸い込んでこんなふうに.........」
アルベドはメモ張をパタンと閉じると
「それなら話は簡単だ。このような状態になった理由が脳細胞の破壊とかなら、僕でも助ける事は出来なかったかもしれないが、どうやら原因は体の中に残っている薬の成分が神経の電気信号を妨害しているからだ。ならそれを取り除けば治るだろう」
「ほ、本当か!!」
「ああ、もう少し観察が必要だがほぼ間違いないだろう。ーーーーただ、少し時間をくれないか?調合するのにかなりの労力が必要そうだからね」
「どれくらいで出来るんだ!?」
「そうだね..........出来る限りの努力はするつもりだけど、最短でも3日かな」
3日..........!
3日経てばまた、アルと一緒にご飯を食べたり遊んだり、話すことが出来る
そう考えるだけで涙が止まらなかった
「ありがとう..........!アルを救ってくれて本当にありがとう!!!」
「別に、僕もアルに何度か助けられてるしね。そして..........クレーにこんな姿のアルを見せるわけにはいかない。クレーはアルがモンドから出ていく時に、必死に涙を我慢しながら『元気でね。アルお姉ちゃん』とアルに言っていた。だから、次合うときは元気な姿を見せてあげたい。少なからずこんな植物状態のようなアルを見せるなんて事はできないからね」
アルベドはそう言うと研究室に籠ると言い、部屋から出ていった
「アル..........もうちょっとだけ頑張ってくれ!もう少しで、また一緒にご飯を食べれるからな!」
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アフターエンドを書くとしたらどの終わり方が良い?
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一途に蛍エンド
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宵宮にも惹かれて蛍+宵宮エンド
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アプローチに根負けして蛍+煙緋エンド
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思いを叫ばれて蛍+フィシュルエンド
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宵宮or煙緋orフィシュルエンド
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後腐れなく、みんな一緒のハーレムエンド