鬱屈した雰囲気を振り払うように重い瞼をこじ開ける
寝ぼけて重怠い意識の中でも、ここが自分のベッドではないことぐらいすぐに分かった
じゃあここは一体どこなのか。その問いの答えを探るべくあたりを見回そうと体に力を入れるが、ろくに体は動かない
ベッドに縫い付けられてしまったかのように体は己の意思に全く従おうとせず、かろうじて動く首を左右に振って当たりを見回す
綺麗に整頓されており、最低限の物しかないこの部屋は騎士団の個室だろう
なぜ、自分が騎士団の個室を一部屋堂々と借りてベッドで寝ていたのだろうか
少しずつ覚醒してきたの脳みそを回転させて、記憶を掘り起こしていく
暇でごろごろしていて、思いつきでこの前見つけたドアを探しに二階に行って......
待て、そもそもなんで自分はモンドにいるんだ?
一夜にして稲妻からモンドへ海を跨いだ大移動なんてできるはずがない
だったら少なからず何日かに分けて移動したはずだ
しかし自分にそんな記憶はない
わざわざモンドに戻ってくる用事なんてものは記憶の限りではないはずだ
じゃあなぜ?
クエスチョンマークが頭の中を支配していると、コンコンとドアをノックされた。誰かが入ってきたようだ
「アル、朝ごはんを持ってきたぞ!」
白い服でふわふわ浮いている小さな生き物、パイモンが入ってきた
「ぃ......ぁ........ぁ」
一体これはどういうことだ
そう発音しようとしたのだが、声がうまく出ない
うまく出ないというよりかは、声の出し方をよく覚えていない
頭の中ではどういうことを言えばいいかよくわかっているのにも関わらず、口が声の出し方を覚えていないかのように反応しない
俺の様子を見て何か変だと勘づいたのか、パイモンは一目散に誰かを呼びに行った
なんとなく、またろくでもないことの予感をひしひしと感じていた
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アルベドからこの体の説明を受けた後、パイモンと二人きりでなぜこの状態になったのかを説明してくれた
俺は最初、とても信じられなかった。しかし、だんだんと朧気ながら思い出してきた記憶をたどれば、いやでも真実だということに気づかされてしまった
そして俺は蛍がいる稲妻へいって話を聞くため、リハビリをした
辛かった、きつかった。泣きそうな時もあった
そんな時はパイモンやフィッシュル、モンドの皆に支えられてなんとか乗り越えることができた
そして、璃月に着き、出港の日
「本当に行くんだね?また、裏切られるかもしれないのに?」
「........蛍は裏切ってなんかいない。ただ、俺が蛍の思いから逃げたからああなったんだ。........今度はちゃんと向き合って、お互いの思いをぶつければ、また、一緒に笑えるって信じてる」
稲妻へ向けて、動き出した
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アフターエンドを書くとしたらどの終わり方が良い?
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一途に蛍エンド
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宵宮にも惹かれて蛍+宵宮エンド
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アプローチに根負けして蛍+煙緋エンド
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思いを叫ばれて蛍+フィシュルエンド
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宵宮or煙緋orフィシュルエンド
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後腐れなく、みんな一緒のハーレムエンド