綾小路......誰さんですか? 作:せーちゃん
はい、ゴメンナサイ。
解釈違いのバッシング受けても今回はコレで通します(鋼の心)
異論は当然認めるけど、絶対に持論は曲げません(鉄の意思)
「おぎゃー」
と生まれてこんにちは。
どうも転生者0歳です。
将来の夢は魔法使い(邪悪)でございます。
はい。そんなこんなで無事、今世も生まれる事が出来ました。
周囲一帯、真っ白だし、多分病院みたいっすね。取り敢えず今世では、五体満足なようで何よりです。
そいじゃ、将来カッケー魔法使いになる為、お勉強と運動と喧嘩(一番大事)、いっぱい頑張るぞー!
っと、それはそうと、いやー白い。
白いなー、此処。
なんでこんな無駄に白いん?
ずっと居たら目痛くなってくるやろこれ。
両親っぽい人の髪すら白いし、コレはお目々しょぼしょぼですわー。
◇◆◇
はい。
三歳になりました。
転生者(名前はもうある)で御座います。
流石に三年も経てば自分の置かれている環境というのも呑み込めるわけでしてね......。
此処、ホワイトルームですわ......。
なんで? なんでなん?
おかしないか?
どうした幸運A+! 返事しろよ! お願いやから仕事して!?
はーーお前、転生してから唯一役に立ってねぇよ?
美貌Aプラちゃんは、まぁ、イケメンって事で、あるだけで素晴らしいんよ。
両親らしき人は如何にも凡夫って感じのフツメンハーフさんだったのに、ボク様の見た目最高に美しいからな。
三歳にして自己愛の発達がやべぇよ。
将来、魔法使いになれたら、真っ先に偏在覚えて自分と結婚するわ(自分大好き人間壱号)
で、これまたホワイトルームって事で、三歳初期からクソカスな勉強を叩き込まれるわけですが、これまた才能全般A+様のご活躍と、前世知識で全く苦にはならないという有難み。きっとコレから先もお世話になる事でしょう!
いやー、素晴らしい!
で?
幸運A+くん?
おみゃーだけちょいとサボり過ぎやしませんか?
「はークソ。ちょークソ。ホンマくそ。おべんきょ出来ても初期リスミスったら意味ねぇじゃん。
な? お前もそう思うだろ? 茶髪ちゃん」
「なんのはなし?」
「生産性の無い無職のクソは宿主である俺に生活費ぐらい渡せって話」
「......? わからない」
「ははは、わかんにゃいかー。茶髪ちゃんはかわええなー」
「くすぐったい」
コテンと首を傾げる茶髪ちゃんをなでりなでり、と。
現在、大金積まれて白色育児放棄部屋に俺をポイ捨てしたクソカス両親に代わって話し相手になってくれている彼女の名前は茶髪ちゃん。(最近知り合ったばかりだから本名は知らん。そもそも此処じゃ、名前なんて有って無いようなものだし)。
俺ほどではないが、そこそこ顔が整っている女の子だ。俺ほどではないがな! な!
まぁ、言うて歴代アニメキャラ全員で美少女ランキングしたら六位くらいには入れそうなほど可愛い子だ。しかも三次元生命体なのにアニメキャラ基準で六位。
ちょーっと、綾波レイかってくらい無表情過ぎな所もあるけど、人の話を静かに聞いてくれる良い子ちゃんです。
あと撫でると目ぇ細めてかわゆす。
喉とかメッチャゴロゴロ鳴ってる。
猫かな? 仔猫かな?
まぁ、いいや。
「さって、そろそろ行こうぜ。今日のカリュキュラムは運動メインだっけか」
「ん....もう行く....? まだ、時間ある......なんでそんなに頑張る?」
「あい?」
茶髪ちゃんから話しかけてくるとは珍しい。
いつもは実験動物を見るような目をして聞き手に徹してるのに。
「どゆこと?」
「頑張る理由......“熟す以上の事、する理由”...分からない。他の子はすぐに壊れる......“なんで壊れない”?」
うーん、言葉足らず過ぎてびみょーに意味が伝わり辛い! ゆーてまだ、三歳やからなぁ。
しかし、天才系転生者たるボク様俺様私サマにかかりゃ、このくらい余裕のよっちゃんで解読可能でさぁ!
───頑張る理由など、ただ一つ。
「夢があるからな、俺には」
「夢?」
そう、俺には、夢があるのさ!
此処を出て、邪悪な魔法使いになるという、どんな夢よりすんばらしい最高の夢がな!
いやぁ、魔法が使えるようになったら何をしようか!
考えるだけで活力が湧いてくるよね。というかもう、魔法って響き自体がロマンだよ! 憧れてたんだよ、前世から! ベッドの上じゃあ、本読むくらいしかやる事なかったからね! ファンタジー大好き!
まぁ、ホワイトルームにブチ込まれたせいで何時出れるかすらわからんのやけど......うぅ、てか、今、西暦で何年だよ......。
せめてカレンダーくらい寄越せよ。
綾小路パパ厳しすぎてゲロ吐きそう。
これ、原作メンバーと同じ世代なんか?
自分が此処の四期生って事は知ってんだけど、原作読んでねぇから、綾小路くんがホワイトルームの何期生なのかが分からんのだ......。
時系列的に今、どの地点だよ。
とりま十六歳になるまでには此処から脱出しないと、高育入学出来ずに魔法使いどころかニートまっしぐらなんだが......。
クソ! 早いとこ綾小路ボーイを探さなくては......!
そして、仲良くなってそのままの流れで寄生して、松雄のおっちゃんに一緒に逃して貰えるように言って貰わなくては......!
それなのに、はーーーー!
清隆くんも見つかんねーし、ホワイトルームにもブチ込まれるしで、ほんっと、役に立たねーなぁ!
幸運A+! オラ、お前は何時までもニートしてねぇで社畜のように働くんだよォ!
はよ、清隆くんに会わせろやオラ!
「......」
んあ? 茶髪ちゃん?
なんで、そんなジト目で俺を見るのかな? かな?
美貌の人型A+「嗚呼、やはりワタクシが世界で一番美しいですわ」
才能全般A+「どの分野でも超一流。流石、私ですね(メガネクイッ」
幸運A+「ボクが一番働いてるのになぁ」